親の態度が子どもの算数に与える影響

学校が始まると、子どもの勉強の不安がありませんか? 

子どもが学校や塾に通ってるだけでは、成績は上がりません。

しかし、家事全般をこなしたうえに、子どもの勉強まで見るのは大変です。

自宅では親が教えることが多いと思いますし、高学歴の過程では、自宅での勉強はキッチンなど親の眼の届くところで行っていた子が多いなどのデータもあります。

不安はどこから来るのか考えてみましょう。


この不安の多くは、子どもの問題よりも親が教えられないことにあるようです。


1+1=2などの足し算を子どもが理解出来なくて、イライラしませんか?

なぜわからないかがわからない、かといって丸暗記も意味がない・・

子どもの算数への不安は親の影響が強いことがわかっています。


この算数への不安は、遺伝ではなく、算数が苦手な親の態度に関係しているとも言われ、さらには親が頻繁に算数の宿題を手伝っている場合に影響がでることをErin 1)らは述べています。

 

勉強を手伝ってもイライラしたり、不安な様子を出してはいけないようです。

 

渡辺 2)は、教師の関わり方によって児童・生徒の情緒が変化したり、学習成績が向上することが示されている点を指摘し、児童の算数不安について、不安を低減させるような教師のサポート方法について明らかにすることができれば、効果的だと述べています。


親のサポートも同じです。


親自身、どこが解らないのかが解らない。

このため、声を荒げたり、イライラしたりしてしまう。


子どもは独自の視点を持っているので、「これはこうだから」は通用しません。

日常生活でも同じかもしれませんね。

 

日本では母親が一人で抱える傾向が強いので、積極的にツールを使用してはいかがでしょう?

 

今だとYouTubeやオンラインが沢山あります。

教育レベルに問題はありませんし、人気のユーチューバーはむしろ学校より内容が練られているでしょう。

 

母親の機嫌が良くなった分、これまでよりずっと勉強してくれるかもしれません。


参考文献

1. Erin A Maloney, et al. Intergenerational Effects of Parents’ Math Anxiety on Children’s Math Achievement and Anxiety. Psychological science. 2015 ; pii: 0956797615592630. 2. 渡部玲二郎. 児童の算数不安の構造及びそれに対する教師のサポートにつ いて. JJoumal of Educational Psychology, 1998, 46, P184-192.

3. 長崎栄三. 数理問題解決能力をいかに育むか. 品質 Vol45. No. 4. 2015.

4. 大家まゆみ. 小学校算数「場合の数」に関する児童のインフォーマルな知識と解放 -謝りやすさを回避するためにー. 東北大学大学院教育学研究科研究年報. 第64集 第1号, 2015.

5. 片山元. 21世紀型能力の育成を目指した算数科の授業づくり ~第1学年「ふえたり へったり」の指導を通じて~. 岡山大学算数・数学 教育学会誌「パピルス」. 第22号P39-49, 2015.

6. Charles Cornell. I HATE MATH! I couldn’t learn it, and I can’t teach it!. Childhood Education 75; 4; 1999.

7. クリスティン・バーネット著、永峯涼訳.「ぼくは数式で宇宙の美しさ を伝えたい(英題:The spark a mother’s story of nurturing genius )」

8. ランドール・マンロー. ホワット・イフ?野球のボールを光速で投げたらどうなるか. 早川書房. 2015.

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