腸内細菌とアレルギー

1.今は、アレルギーにならないようにするのが治療

現在、アレルギーは予防できるものがあります。

アレルギー医は妊娠中、私たちは妊娠前からお子さんにアレルギーが遺伝しないように治療を始めています。

今回は腸内細菌とアレルギーについて、考えてみます

 

2.アレルギーと腸内細菌は関係ある?

アレルギー児(特にアトピー性皮膚炎児)では悪玉菌の割合が善玉菌より多いことが分かっています。

つまり、悪玉菌が多くなっている。

例えば、牛乳アレルギー児やスギ花粉症患者でも、悪玉菌が増加していますが、治療すると善玉菌が増えることも研究結果で解っています。

このことから、善玉菌が減る、悪玉菌が増えることがアレルギー発症に関与している可能性があり、アレルギー症状にも関連している可能性があることが言われています。

そこで、「善玉菌を増やす」とよさそうな気がします。

 

3.腸内細菌を整えると予防できるアレルギーがある

色々な研究が行われた結果、良い結果が出たのは、アトピー性皮膚炎予防と花粉症の治療に良い結果がでました。

特に、「妊娠後期から乳酸菌を摂取すると、子どものアトピー性皮膚炎の発症予防には効果あり」と複数の研究で結果がでました。

花粉症の場合には、予防効果はないことがわかりましたが、症状を軽くする効果については、ある人にはあることがわかりました。

アレルギーになるかどうかは、父母の体質、その子の本当の体質、生活環境など様々な要因を受けます。

色々なことを組みあわせて、予防できる病気は予防し、病院にかからなくても良い体質を目指すことが大切です。

次回は乳酸菌とアレルギーの予防についてお話いたします。

 

参考文献

・医科プロバイオティクス学. シナジー. 2009.

・Kalliomark M, et.al. Lancet, 357: 1076-1079, 2001. 

・Taylor  AL, et.al.JACI, 119: 184-191, 2007. 

・Sibylle Koletzko. Supplement, 1: 9-10, 2016.

・Cristine B, et.al. BMC Pregnacy and Children. 16:133, 2016.

・Forsberg, A, et.al. Clin Expo Allergy 46; 1506-1521, 2016.

・Y.Vandenplants, et.al. Curr infect Dis Rep. 15;251-262, 2013. 

・Lundelin K, et.al. Pediatr Allergy Immunol. 13;7; 1619, 2016.

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