乳酸菌と花粉症と喘息

子どもの頃からアトピー性皮膚炎と喘息を持ち、いつも痒くて、時々苦しいことが続いている。

小学生になると、春先に目、鼻の痒み、鼻水が止まらずいつも恥ずかしかった。花粉症と言われ、毎年薬と目薬、点鼻薬を使っても、時々鼻水があった。使うのを忘れるといつもグズグズ。

大人になるとヨーグルトで花粉症が治ると言われ、毎日食べているがよくならないのですぐにやめてしまった。

ある日、これまで病院でもらっていた花粉症の薬が保険がきかなくなるとニュースで見て、どうしたものかと思っている。

 

1.乳酸菌で花粉症が治るわけではない

花粉症に関する乳酸菌の効果がよく言われています。

人気ですが、実はさほど効果はありません。

乳酸菌の接種にて症状軽減を認めた。

Guvenc, et al. Am J Rhino 30; 157-175, 2016

 

でも、効果は弱いよ。           

Yonekura, et al. Allergy Asthma Proc 74; 1869-77, 2010

 

乳酸菌の花粉症に対する効果は、予防効果はない、しかし弱いけど症状が軽くなる効果はある。

花粉症の原因花粉は1つではありません。

毎日ヨーグルトを食べることで、「体に気を使っている私感」はでますが、実際に症状が軽くなることはあまりありません。

 

2.花粉症を治すには「免疫療法」しかない

世間には免疫療法と称して、効果も副作用もわかっていない高額な治療を行うクリニックも多くあります。

また、自然療法に大変信頼を寄せられている方もいらっしゃいます。

自然栽培で作ったハチミツは花粉が入っているから花粉症に効くと思われている方もいらっしゃいますが、そもそもそれはその人に対する花粉症の原因花粉が入っているかどうか、また量はわかりません。

実は、花粉症は「免疫療法」と言われる治療が唯一治すことが出来ると証明された治療で、日本ではスギ花粉症(舌下)だけが保険で治療することができます。

 

3.海外で一般的に行われているアレルギー治療は日本ではできない

日本以外の先進国では、各種花粉に対する注射の薬や4種類の花粉が混合された舌下の薬があります。

実は日本だけアレルギーに対する薬はダントツないのが現状で、他の国では健康保険で治療できるアレルギーでも、日本では輸入して自由診療で行う必要があります。

私もダニアレルギーの治療が健康保険で出来るようになるまでは、輸入した薬で治療していました。

この薬は、実証につぐ実証を重ねて決められた量で治療する薬が決まっており、なんとなく飲む類のものではありません。

「花粉症では死なない」と、記載されているものもあります。

しかし、花粉症のひどい方が、花粉のシーズンに森に行き、全身蕁麻疹と呼吸苦で救急車で搬送されてきたこともあります。

日本と海外の治療は大きく違っています。

治療にご興味のある方はご相談ください。


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