フライト中のかんしゃく

1.子どもがフライト中に泣くのは原因不明?

毎年のフランス滞在を控え、1歳の次女の準備をしていた時のことです。

要求が出てくる年齢なのですが、意思が通じないと騒いでしまうことがあります。

シャルルドゴールからも乗り換えがあるので、フライトが大変。

原因が解れば対処はできますが、わからないことの方が多い・・

良くあるのは、飛行機の着陸(離陸の時も)の時に、泣いている子です。

多くの場合、下降し始めてから泣きだすので、耳が痛いのだと思っていますが、耳抜きをしないと治らないので、泣き続けます。

我が家では離着陸時には、必ず授乳か飲み物を飲ませており、生後6ヶ月から海外に連れて行っていても、これで失敗したことはありません。ただし、離着陸が始まる前に飲まないと、耳が痛くなってからではしばらくは痛いままです。

2.かんしゃくだったら、様子を見れるのか?

そもそも子どもなので、騒いでいる原因がわからないことも非常に多くみられます。

とゆうことで、「かんしゃく」はどの程度まで様子を見れるのか考えてみました。

かんしゃくは18~60ヶ月の子供に起きる行動(泣く、叩くなど)とされます。 

かんしゃくの75%は、1日1回1.5~35分程度(平均約3分)、75.3%の子供には3~5歳で起こるとされています。

なので、3~5歳の子が30分くらい騒ぐのは普通と判断します。

一方で学校でもかんしゃくは問題になります。

かんしゃくは学校で起きる時は種類に関わらず、41.7~56.3%の児童で問題になり、問題行動の第3位にあたるとされます。

つまり、学校に入ってまで怒り・騒ぐのは問題ありと判断されます。 

就学前の子供では、かんしゃくそれ自体が正常範囲内なのか、障害が隠れているのかといったことが評価の対象となることもあります。

3.発達の問題が隠れている場合 

強いかんしゃくを持つ52%の子供に、かんしゃく自体よりも隠れた問題があると報告されています。

つまり、自閉症などを抱えている可能性です。

定型発達の子どもでは、癇癪は軽度、持続時間も短く、暴力、自傷、口撃(ののしりりなど)は少ないと報告されています。

例えば、3~5歳児のかんしゃくは、年齢による違いがあるといった報告や違いはないといった報告もありバラバラです。

Andyらが手助けが必要な子のかんしゃくについて述べていますので、見てみましょう。

  1. 50%以上で割合で、大人に対する怒り、物の破壊などがある
  2. かんしゃく中の自傷行為がある
  3. 30日間で10~20回以上、1日5回以上
  4. 持続時間が25分以上
  5. 学校関係者がなだめられない

これらが認められたときには、かんしゃくの裏に発達の問題が隠れていることが指摘されており、発達の相談を専門家にすることが必要と報告されています。

子どもにとって大切なのは、親が発達に関する診断がつくつかないにこだわる前に、「かんしゃくの対応の仕方」を早く教えてあげる事です。 

発達の問題がある子は、かんしゃくの対応方法を知らないだけ。

本人の生きづらさにつながらないような工夫が必要です。

 

【参考文献】

・Andy C. Temper Tantrums in Healthy Versus Depressed and Disruptive  Preschoolers; Defining Tantrum Behaviors Associated with Clinical  Problems. The Journal of Pediatrics January, 2008

・Morag Masky, et al. Emotional and Behavioural Problems in Children with Autism Spectrum Disorder. J Autism 2013;43;P851-859

・Dominick K.C, et al. Atypical behaviors in children with autism and children with a history of language impairment. Research in Developmental Disabilities, 2007; 28(2), P145-162

・Honor R, et al. Problems behavior interventions for young children with  autism. J Autism 2002;35(5);P423-446

・Thomas R. Tempering temper tantrums. The Journal of Pediatrics January, 2008

・Chris Plauche J, et al. Identification and evaluation of children with Autism Spectrum Disorders. Pediatrics 2007; 120 (5); P1183-1207

・Challenging case: Behavioral changes Temper tantrums, Impulsivity, and Aggression in apreschool-Aged boy Pediatrics 2001; 107 (4); P832-837

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