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食べ物と美しい肌

食べ物と美しい肌

【質問】後は食事に気を付ければ良いの?オーガニックにすればいいかな?

【回答】食事で肌が荒れるなら、それ食物アレルギー!

1)オーガニックは、肌によい?

あまり、関係ありません。

もしも、特定の食物で悪くなるようならば、それは食物アレルギーです。

とはいっても、出来るだけ体に余分なものは入れたくないのが本来の心情です。

そして、グラスフェッドやオーガニック食品を購入する人が増えれば、農薬の使用や工業的畜産が減り、土壌汚染やCO2削減につながるといった信念があれば、未来の子ども達に持続可能な社会を残すことができるかもしれません。

なので、アレルギー医として問題なのは、オーガニックや栄養療法ではありません。

食事を変えて、ご自身がどう変化したのか再評価をし、良くなっているのであれば、ご自身に合った方法が見つかったとゆうことになります。

問題は、オーガニックは全て良い、栄養療法しかない、サプリメントが全てを治す、といってすべての治療を止めることです。

結果、誤った知識を子ども達に押し付けることになります。

2)日本人は食事がすべて

日本人に多いのが「食事信仰」。

良いことも悪いことも全て食事のせいにする傾向にあります。

食事を変えて肌が改善したかを確認するには、どの部分がどのようになったかを記録すればわかります。

もし薬を止めたいのであれば、なんとなく良くなった気がする、ではなく記録することが大切です。

また、仮に食事を勧める本などを読み食生活を変えても、現代のライフスタイルでは続けることが難しいことが多く、ほとんどの方は一時的で長続きできないことが多いです。

あまりにも偏った食生活であった場合を除いて、食事療法を続けられず、元の食生活になったとしても、急激に良くなった肌がまた急激に悪くなることはないです。

今までのクライアントが、全員「食事は関係なかった」と話しているからです。

ただし、ご自身の感情は非常に大切です。

つまり、食事を変えて「キレイになった気がする」といった感情は、特に女性で非常に重要です。

気分がアガると雰囲気も良くなり、間違いなく肌も含めた全体がキレイになります。

薬を使っている場合、自己判断で突然中止しないことです。

3)「食べる」ではなく、「減らす」を考える

「バランスの良い」は、その人の運動量、仕事、生活スタイルに大きく依存するため、個人で異なります。

しかし、現代社会では足りないのではなく、世界中で食べ過ぎ、偏っているだけ。

「食べ過ぎ」は、現代で老化の一因でもあり、1日1食を表明しているセレブも少なくありません。

我々は、食べる量を「すこし足りないかな」程度に減らし、野菜を増やします。

現代の日本人だとこれくらいで、ちょうど良くなる印象です。

ちなみに、和食は良い、和食にすれば肌が良くなると時々相談を受けますが、あまり関係ありません。

データでいうなら、和食は「西洋型」に比べて良いだけであって、食塩の取り過ぎと白米による糖尿病の増加が指摘されています。

また、「~ダイエット」などで、過剰にタンパク質を減らしてもスタイルが崩れるだけ。

多くの場合、皆さんがダイエットをして手に入れたい理想の体形にはなりません。

特に、妊娠中です。

妊婦の場合には勝手に食事制限をしてはいけません。

妊婦や胎児の体重増加不良や未熟児のリスクが上がるなどの副作用が報告されており、赤ちゃんに栄養がいきません。

それこそ「バランス」が必要になります。

しかし、食事を変えるなら、「減らす」ことを意識すれば、基本何を食べても良いのです。

4)食事が関係あること

①老化を防ぎたいなら、食べ過ぎない

食べ過ぎないことで、キレイになります。引き算で考えましょう。

②脂質が多い食事はニキビになる

実は、ニキビは特定の食べ物を食べても良くはなりません。

ただし、脂質の摂取が多いと、余分な脂質が皮脂の分泌を増強、これでニキビがひどくなります。

事でプラスにはなりませんが、マイナスにはなります。

③日焼け前後のビタミンC摂取は関係ある

日焼けする前後でビタミンCを摂取すると、日焼けが軽快すると報告されています。

サーフィンや乗馬をする私的には、あまり変化を実感できませんが。

 

参考文献

・アトピー性皮膚炎ガイドライン2018.

・畝山智香子.食品添加物はなぜ嫌われるのか. DOJIN SENSHO.

 

記事監修医師
続木 康信
                     

続木 康伸

岩手医大卒、蓮桜会理事長。医師・歯科医師のダブルライセンス。新生児から妊婦まで、人生を自由にするアルバアレルギークリニック院長 。日本テレビ「カズレーザーと学ぶ」、東京MX「医史」出演。学研「保湿を変えればアトピーは治せる」著者。

【所属】
・日本花粉学会(評議員)・ヨーロッパアレルギー・臨床免疫学会・アメリカアレルギー・喘息・免疫学会・日本小児アレルギー学会
・抗原研究会・日本美容皮膚科学会・日本痤瘡研究会・日本脱毛学会・再生医療クロスボーダー協会・日本臨床カンナビノイド学会

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