ニキビは早く治療しないと痕が残る

中学生の頃からニキビがひどく、治療しても良くなったり悪くなったり。

病院に行って塗り薬を使っても現状維持が精一杯、時々悪くなるのを繰り返している。病院を変えて何度相談しても、これ以上やる事はないと言われ、帰ることを急かされる。

食事を体に良いものに変えてみたけど、良くなった気がしない。20歳を過ぎたころから、生理でもニキビが悪くなるようになってきた。

頬から顎のニキビ跡をメイクでごまかすことも出来ず、今はマスクでごまかしている。

1)ニキビは自然に治ると思われています

ニキビは、毛穴に「皮膚の油分=皮脂」が詰まることが原因です。詰まった毛穴に細菌が繁殖すると赤くなったり、化膿します。

つまり、皮脂が多いのは体質でもありますが、大きく分けると

①皮脂が増える

②毛穴が詰まる

③細菌に感染する

ことが原因です。

この3つを対処をします。

特に、顔には皮脂腺が発達しているので、ニキビができやすいです。

ニキビは出来るだけ早く治療した方がよいです。

ニキビの一番の問題は、ニキビ跡が残ること。

自然に治る人もいますが、治らなかった場合のニキビ跡は残ります。

つまり、顔にニキビができやすいとゆうことは、顔に痕が残りやすいとゆうこと。

「年齢的にしょうがないよね」

ではなく、痕が残る可能性があるなら、どの年齢は関係ありません。

人目が気になる前に、特に子どもの頃からしっかりと治療する必要があります。

2)世の中では、食べ物で治ると思われています

残念ながら、食べ物は「マイナス」にはなりますが、「プラス」にはなりません。

「これを食べればニキビが良くなる」ことはなくても、「これを食べなければ、ニキビがある肌のマイナス状態からゼロ状態」にはなります。

皮脂は皮膚の油分のこと。

つまり、皮膚の油分=皮脂が多い状態がニキビになります。

そして、脂質を取りすぎると、皮脂の分泌が増えます。

解りやすいのは、仕事が忙しかったり、睡眠不足が続くと、人間は塩分、糖分、脂質などが高い、「ジャンクフード」を好むようになります。

スナックを食べる回数が増えてくると、ニキビや肌荒れが出る方もいらっしゃるかと思います。

良くあるのは、中高生の男の食生活。

カラアゲ、ラーメン、菓子パンなどが多いと当然ニキビは多くなります。

これら脂質の多い食事やスナックを止めれば、ニキビははるかに良くなり、治療しやすくなります。

オーガニックやヴィーガンは、自分らしいライフスタイルの一つです。

しかし、オーガニックやヴィーガンにしたから治る訳ではないのです。

3)場合によっては、ピルを内服した方がよいと思います

ホルモンバランスの問題で、生理前にニキビが悪化する方がいます。

ニキビはニキビ跡が残るので、出来るだけ早く治療するべきです。

これはホルモンバランスの影響で、「皮脂」が増えるから

ニキビは繰り返す、早く治療しないと痕が残ります。

このため、生理でニキビが毎月悪化する方は、ピルを内服することでホルモンバランスを整えることを考えた方がよいです。

ピルは避妊のためだけに使うものではなく、ホルモンバランスを整えるためにも使うもので、月経前症候群、生理不順、生理痛などにも効果があります。

ニキビや生理での肌荒れに対するピルの効果は、開始から1~2ヶ月くらいで肌が落ち着いてくる印象ですが、最低1年はピルの内服を続けた方が良いです。

私がピルを処方することもありますが、女性のクライアントには子宮がん検診も受けて頂きたいので、産婦人科の先生をご紹介しています。

ピルは、あなたらしくいるための手段の一つなのです。

4)現に、ニキビ痕が残ってからの治療は大変です

ニキビ跡が残ってからの治療は、費用も時間もとてもかかります。

当然、メイクに人一倍気を付けたくなるし、人の目も気になりますが、一番は治らないことへのストレスが日々増していくことです。

痕が残ってしまった場合の治療としては、ケミカルピ―リングと呼ばれる方法やレーザー治療がありますが、どちらもこれまでの経験から技術を要しますし、時間がかかります。

良いドクターを見つけるのは大変なので、出来る限り早い段階でニキビは治すことをお勧めします。

5)だから、これが必要です

早く治療する

ニキビは痕が残ることがもっとも問題です。

自然の力だけで対応するのではなく、出来るだけ早く治療します。

ニキビには、①皮脂が増える、②毛穴が詰まる、③細菌に感染するの段階があり、それぞれに使う薬が違います。

一方、ニキビの薬は赤みが出たり刺激感がでる場合が多いです。

ひどくなければ1週間程度でおさまりますが、耐えられないほどの場合もあります。

また、洗顔は皮脂を取り除くために、重要。

しかし、1日2回以上のクレンジングを使った洗顔は、正常以上に皮質を取り除いてしまいますし、肌が痛みます。

一方で、1日2回までの洗顔はニキビに効果が認められています。

1日2回までにしましょう。

②ピルを使う

ピルは避妊のためだけに使うものではなく、ニキビの原因であるホルモンバランスを整えるためにも使うものでもあります。

ピルを正しく知って使うことは、あなたらしくいるための手段の一つなのです。

③食べ物は引き算で考える

減らす食べないものを考えます。

ジャンクフード、ラーメンなど明らかにカロリーの高いものなどです。

自分が心地よいと思うものを食べましょう。

参考文献

・Kurt Gebauer. Acne in adolescents. Aust Fam Physician, 46(12):892-895,  2017.

・Fox L, Csongradi C, etal. Treatment Modalities for Acne. Molecules. 13;21(8):1063, 2016.

・林伸和. ニキビの発症メカニズム,治療,予防. 日本香粧品学会誌 40(1), 12-19,  2016.

・日本痤瘡研究会 ニキビQ&A. http://www.ibmd.jp/zasou/qa.html#q1

・尋常性痤瘡治療ガイドライン 2016 – 日本皮膚科学会.

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