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ニキビ肌:洗顔

ニキビ肌:洗顔

札幌市南区のアレルギー科・小児科(アレルギー)のアルバアレルギークリニックです。

気が付くとちいさなニキビが、顔に突然できていた。

いつの間にか治ったが、その後も治っては出て治っては出てを繰り返している。病院で出された薬を塗っても、飲んでも、現状維持が精一杯で、時々悪くなり改善しない。

周囲の人からは病院を変えるようアドバイスを受けたが、良い病院がわからず。通える範囲の病院をいくつか変更しても、同じ治療を言われている。このままずっとこの状態が続くのかと、鏡を見るたびにいつも不安に思うようになった。

1)最も大切なもの:洗顔と保湿

ニキビは、毛穴が、油分で詰まってしまうために起きるものです。

これは肌質によるものなので、人それぞれ、大きな差がありますが、特にアトピー性皮膚炎でニキビ肌の場合、ひどくなりやすいので注意が必要です。

ニキビ:子どもと大人の注意点

これを改善するために、最も大切になってくる自宅ケアが「洗顔」と「保湿」です。

洗顔は、「その人にとって過剰な状態の油分」を洗い、「毛孔のつまりを取る」ためです。

ニキビの薬を使う場合でも、洗顔をしてないと、洗顔をしてる場合に比べて効果はかなり薄いです。

朝・夕2回の洗顔をしますが、夕だけの洗顔では、かなり効果が弱いです。

これは再発予防も含めて毎日行うもので、終わりはありません。

ニキビ肌の場合、油分が多いのに肌バリアが壊れ、肌バリアの回復に必要なセラミドがなくなっていることがわかっています。

つまり、「質の悪い油分が多いので、保湿で肌のうるおい成分を補充しなければならない」のです。

つまり、アトピー性皮膚炎をベースに持ったニキビ肌では、ローションや化粧水では、保湿力が弱すぎます。

こちらの方の動画は参考になりますので、どうぞ。

⑤の小麦を控えるに関しては、アトピー性皮膚炎かつニキビ肌で、グルテンフリーで改善した方は私の患者さんではいません。

グルテンフリーをやりたいなら、まず2~4週間やってみて改善しているかどうかを評価しましょう。

グルテンフリーの良い点は、グルテン(つまり、小麦)を摂らないことではなく、ライフスタイルに意識が向き、食べすぎ、寝不足なども注意するようになることです。

食事でニキビが改善することはないですが、悪化することは確実にあります。

寝不足で悪化することも、また確実にあります。

高校生、特に女の子は顕著です。

記事監修医師
続木 康信
                     

続木 康伸

岩手医大卒、蓮桜会理事長。医師・歯科医師のダブルライセンス。新生児から妊婦まで、人生を自由にするアルバアレルギークリニック院長 。日本テレビ「カズレーザーと学ぶ」、東京MX「医史」出演。学研「保湿を変えればアトピーは治せる」著者。

【所属】
・日本花粉学会(評議員)・ヨーロッパアレルギー・臨床免疫学会・アメリカアレルギー・喘息・免疫学会・日本小児アレルギー学会
・抗原研究会・日本美容皮膚科学会・日本痤瘡研究会・日本脱毛学会・再生医療クロスボーダー協会・日本臨床カンナビノイド学会

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