シラカバ・イネ科の治療:自由診療(自費)
札幌市南区のアレルギー科・小児科(アレルギー)のアルバアレルギークリニックです。
花粉症の治療は、日本以外の国では、花粉のアレルギーを起こす成分が薬としてあるので、それを注射してすこしずつ慣らしていく方法が一般的です。
また、これのみが唯一、花粉症を「完治=治せる」可能性のある治療です。
花粉症の治療:治す方法はこれ
【2022年12月現在の治療スケジュール】
シラカバとイネ科の治療の説明になります。
どちらか一方、同時に治療を行うことも可能ですが、保険診療と同日に行うことはできません。
(例:ダニアレルギーと同時に導入するなど)
【治療スケジュール】
- 治療期間:月1回の注射を、最低3年~推奨5年(世界基準)
- 治療開始時は、1週間病院に毎日通院して、1日1~3回注射をしないと免疫がつきにくいです(導入期)。
- 導入以降は、月1回です。
- 治療途中の反応によって、薬の投与量とスケジュールは変更します。
【導入期スケジュール】
①連続パターン
一気に終わらせてしまうパターンです。
- 火 9:00、11:00、13:00(15:00帰宅)
- 水 9:00、11:00、13:00(15:00帰宅)
- 木 9:00、11:00、13:00(15:00帰宅)
- 金 9:00(11:00帰宅)
翌週以降:週2~月1回投与(反応の強さで間隔は変動)
反応の強さをみて、待機時間に変更があります。
- 5日目 9:00 or 13:00
- 6日目 9:00 or 13:00
- 7日目 9:00 or 13:00
- 8日目 9:00 or 13:00
- 9日目 9:00 or 13:00
- 10日目 9:00 or 13:00
- 11日目 9:00 or 13:00
②毎週パターン
毎週土曜日にきて、注射するパターンです。13:00~からも可です。
1週目 9:00、11:00(13:00帰宅)
2週目 9:00、11:00(13:00帰宅)
3週目 9:00、11:00(13:00帰宅)
4週目 9:00、11:00(13:00帰宅)
5週目 9:00、11:00(13:00帰宅)
6週目 9:00、11:00(13:00帰宅)
7週目 9:00、11:00(13:00帰宅)
8週目 9:00、11:00(13:00帰宅)
9週目 9:00(11:00帰宅)
日曜日、月曜日はお休みして体を休ませます。
導入期以降は、月1回の注射になります。
詳細はご相談ください。
【継続期】
治療期間は約5年(3年程度で終了する場合もあります)です。
月1回の注射を行います。
※新しい研究結果が出ると、方法は変更になる可能性があります。
【併用する薬剤】
導入前日から:抗アレルギー剤(3ヶ月併用)、内服ステロイド(7日間のみ)
必要に応じて:外用ステロイド、吸入ステロイド
【注意点】
①検査に伴うアレルギー症状の可能性
皮膚症状(赤み、蕁麻疹、かゆみなど)、呼吸器症状(鼻水、咳、喘鳴、呼吸困難など)、消化器症状(腹痛、吐き気、嘔吐、下痢など)、粘膜症状(のどのかゆみ、目の充血など)が出る可能性があります。
頻度は少ないですが、これらのアレルギー症状が、強く急激に起きるアナフィラキシーや血圧が下がるアナフィラキシーショックに至る可能性もあります。症状に応じて飲み薬、吸入、酸素投与などを行い治療いたします。
②治療をしなかった場合
現在の内服、点鼻を継続します。
③治療の中止
不安や疑問などがあれば治療は中止することができます。また、治療日の体調不良は症状が強く出ますので、治療は延期になります。
【料金】:2022年8月現在
- 導入の7日間:49,500円(税込み)
- その後:約5,000~8,000円/月(投与量によって変動あり)を3~5年間
※アメリカ、ヨーロッパでは通常の治療でも、日本では健康保険が適応になりません。
※ドル円のレート、インフレによる輸入先の原材料の値上げ、投与量で料金は変動いたします
【同意事項】
花粉免疫療法は上記の内容を理解し、利益・不利益を理解したため、検査を受けること、治療を受けることに同意致したものとなります。
- ※日本国内では、スギ花粉、ダニのみが保険適応になっています。
- ※シラカバ、イネ科の免疫療法は、保険適応外の自由診療です。
- ※日本国内での未承認医薬品になります。
- ※当院で使用している花粉症治療薬は、日本アレルギー協会を通じて輸入したALK社の製品になります。
- ※注射部位の腫脹、アナフィラキシーなどのアレルギー症状を起こす可能性があります。
ご不明な点はお気軽に
お問い合わせください
アトピー性皮膚炎は毎日薬を塗り段階的に減らしていくのが主流で、きちんと治療していれば、症状が無いもしくはほとんど無い日常を目指しています。
あなたが良くならなかったのは、これまでは治療の選択肢が少なすぎたから、本来なら良くなるはずのものを治せていなかっただけ。本当はたくさんの、さまざまな症状にあった効果的な薬と使い方があって、症状を無くし、最終的には薬自体を使わなくてもよい状態を目指すのが私たちの行う現在の世界標準です。
早くから知っていれば大きく生活が変わるアレルギーの治療が健康保険でも多くあります。悩み続けている私の患者さんには受けてほしいと思っています。