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ピーリングの注意点

ピーリングの注意点

1メディカル(ケミカル)ピーリングとは薬剤を使用し、皮膚の角質を取り除くことで皮膚の再生を促す治療です。ニキビや赤いニキビ跡、しみ、くすみ、肌の柔らかさを取り戻すことに効果があります。皮膚再生によりメラニンの排出が促進されるほか、肌の調子を整え、ツヤ、ハリなどを改善することが研究で分かっています。

当院で使用しているサリチル酸マグコロールは、炎症を起こすことなく表皮角層のみに作用すると報告されています。

このため、当院では、ニキビ治療、ニキビ跡の治療、毛孔性苔癬、毛孔の痕、アトピー性皮膚炎によるシミ(炎症後色素沈着)の治療に使用しています。

2.皮膚の細胞サイクルは約1ヶ月間隔となります。したがってピーリング は1ヶ月おきが理想的です。1回でも効果は実感できますが、より良い肌を得るためには5回前後の施術が必要となることが一般的です。

 ただし、効果と回数には個人差があります。

3.施術前2日間は顔そりを控えてください。

4.治療中、ピリピリする程度の痛みが出ることがあります。

5.治療後、12時間はファンデーションの使用を控えてください。

6.治療後、一時的に肌が赤くなることがありますが、通常は数時間から数日で治まります。

  また、お肌の細胞が入れ替わるまでの間、つまっていた 皮脂の排出が促進されるために一時的にニキビが増える場合があります。

7.治療期間中は肌がカサつくなど一時的な肌の不調を感じる場合がありますが、治療による反応です。

8.治療期間中は、日焼けしないように常に紫外線防御をしてください。

9.治療期間中は乾燥しやすいので必ず保湿剤を使用してください。

10.洗顔料はスクラブ入りのものは避け、なるべく刺激の少ないものを使用してください。

11.ホームケア用品を使用すると、よりピーリングが効果的になります。

12.妊娠・授乳中の方は肌の状態が敏感になりやすく治療効果が不確定です。基本的に妊娠・授乳中の施術はお勧めいたしません。

 敏感肌の場合、可能であれば月経期間中の施術は避けたほうが安心です。

13.日焼けしている方、色素沈着の強い皮膚、ヘルペスなどの感染症、皮膚 ガン等の治療中の方、ケガや手術直後の方にはお勧めできません。

14.赤みが長く続いたり、皮膚が剥がれてかさぶたになったり、傷ができたり、かぶれたりすることがあります。必要な治療を行います。

 

※当院では、サリチル酸マグコロールを使用してます

※局所刺激感、灼熱感、紅斑、浮腫、出血、痂皮形成、炎症後色素沈着をきたす可能性があります

※自由診療になります

※ケイセイ社に配合委託を行っています

 

参考文献

ケミカルピーリングガイドライン

 

記事監修医師
続木 康信
                     

続木 康伸

岩手医大卒、蓮桜会理事長。医師・歯科医師のダブルライセンス。新生児から妊婦まで、人生を自由にするアルバアレルギークリニック院長 。日本テレビ「カズレーザーと学ぶ」、東京MX「医史」出演。学研「保湿を変えればアトピーは治せる」著者。

【所属】
・日本花粉学会(評議員)・ヨーロッパアレルギー・臨床免疫学会・アメリカアレルギー・喘息・免疫学会・日本小児アレルギー学会
・抗原研究会・日本美容皮膚科学会・日本痤瘡研究会・日本脱毛学会・再生医療クロスボーダー協会・日本臨床カンナビノイド学会

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