よくあるご質問
ご診察に関しまして、よくあるご質問をお答えさせて頂きます。
ネット予約の方法を教えてください
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保険診療とは、一般のクリニックで行われている健康保険を使用した「通常の診療」のことを指します。
<当院に受診される方は、どんなアレルギーで受診するの?>
当院は、乳児から妊婦、小児から高齢者まですべての年齢の方とすべてのアレルギーに対応可能です。
特に、命に係わるアナフィラキシー、食物・薬物負荷試験、唯一アレルギーを完治させる可能性のある免疫療法や生物学的製剤を使用する重症アレルギーの方が多く受診されています。
しかし、アレルギーが軽症か重症かは患者さんが決めること。ご自身が困っていれば重症なのです。
<当院は時間帯予約制です>
保険診療に関しましては、当院のWEBサイトから予約をお取りいただけます。
ご予約されず当日の窓口受付も可能ですが、空いている予約枠に当日の予約をお取りします。
自由診療に関しましては、自由診療専用の問い合わせもしくは、スタッフまでご相談ください。
ただし、かかりつけの方の急な症状は直接ご連絡ください。
<時間帯予約制とは?>
当院は、妊婦・乳児が受診するため、診療時間を長く、待ち時間をできるだけ発生させないために、時間帯予約制となっております。
時間帯予約制とは、30分間で診察できる人数が決まっているかわりに、予約された30分の範囲に来院された順番に診察が行われるシステムです。
このため、時間きっかりに受診する必要がなく、お子様の準備に時間がかかっても大丈夫。
例えば、9:00~9:30の時間帯に予約を入れたAさん、Bさん、Cさんがいます。
来院時間が、Aさんは9:15、Bさんは9:02、Cさんは9:10に来院された場合には、Bさん→Cさん→Aさんの順番で診察となります。一方、Aさんが9:35分に来院された場合には、9:30~10:00の時間帯に予約を入れ、9:30に受診されているDさんの後の診察になります。時間に余裕はありますが、予約に間に合わないとドンドン遅れていくことになります。
また、WEBでの予約変更は前日24:00まで可能です。
当日受診された方は、空いている予約枠でのご案内になります。
空き状況を含め、すべて予約WEBサイトからご確認いただけます。
駐車場はありますか?
はい、24台分あります。
赤字の部分が、駐車できるスペースです。
ちなみに、駐車場の横が児童館とどんぐり公園なので、うちの子は遊んで帰ってます。
院長の経歴
私の経歴について、お話しいたします。
私は、岩手医科大学歯学部在学中、お世話になった教授から、「大きなことをやりなさい」と言われ、卒後の進路として医学部編入を勧められました。そこで、歯学部を卒業し、歯科医師免許を取得しましたが、そのまま岩手医科大学医学部3年生に編入しなおしました。何にでも対応できる医師になりたく、医学部卒業後は救急のメッカである八戸市立市民病院にて研修をつみました。
八戸での研修が終わる頃には、診療所において何でもできる医師になりたいと思うようになり、手稲渓仁会病院家庭医療科にて研修を開始いたしました。家庭医療科にて診察をしていくうちに、アレルギーの患者さんが年々増えていくことに気が付きました。そこで、全国の有名なアレルギー病院に勉強に出かけます。
当時はアレルギー医は全国でも今よりもさらに少ない状態だったため、アレルギーの有名な病院を見つけ、連絡を取ること自体が大変だでした。どこにも行く場所がなかった子ども達や女性、が私が勉強してきた知識で良くなり、喜んでくれることがとても嬉しく、私のアレルギー診察はこうして始まっていきました。
経歴一覧
- 平成14年3月 岩手医科大学歯学部卒業
- 平成18年3月 岩手医科大学医学部卒業
- 平成20年3月 八戸市立市民病院初期研修終了
- 平成20年3月~平成21年3月 八戸市立市民病院救命救急センター後期研修医
- 平成24年3月 手稲渓仁会病院家庭医療センター後期研修終了
- 平成24年4月~ 札幌徳洲会病院小児科・アレルギー科
- 平成25年~平成28年 北海道教育庁健康保健体育局 アレルギー疾患教育担当
- 平成25年10月~令和2年3月 札幌徳洲会病院アレルギー科医長
どんな方が受診されていますか?
札幌で診療していた時には、東京、千葉、仙台、青森など、北海道内でも飛行機を使って通院される患者様が普通でした。
もちろん自宅の近くですめばそれに越したことはありませんが、満足のいかない状態のまま悩まれているのなら、出来るだけ早く症状を解決されることをお勧め致します。
患者様の中心は女性と小児です。
特に成人では80%が女性で、そのうち半分は30代以下の女性となっています。
なので、生理中や妊娠中など女性特有の悪化要因の治療に慣れています。
お困りの症状を上手く説明できなくても状況を共有できるので大丈夫。
妊娠する前から未来のお子さんのアレルギー発症予防方法も相談・実践し、子ども達へアレルギーを出来るだけ遺伝させないことも日常診療としています。
だから、あなたとじゅうぶんに話す時間がなければ、治療方針が立てられないのです。
強い薬を使うのですか?
薬の強さは、その人の症状に対して強いのか弱いのかで決まります。
例えば、アトピー性皮膚炎が良くならない方は、「薬の選び方と塗り方」を変える必要があります。
良くならない方は、一般的な強い弱いで決めた薬を悪い時だけ塗る。もしくは最初から自然の力を信じて薬を使わない。しかし、これだと基本的に悪い状態がさらに悪くなったときだけ薬を使う羽目になるので、どこの病院に行っても同じ事の繰り返しです。
アトピー性皮膚炎は毎日薬を塗り段階的に減らしていくのが主流で、きちんと治療していれば、症状が無いもしくはほとんど無い日常を目指します。
本当はたくさんの、さまざまな症状にあった効果的な薬と使い方があって、症状を無くし、最終的には薬自体を使わなくてもよい状態を目指すのが私たちの行う現在の世界標準の治療(プロアクティブ療法)です。
症状を無くして薬を使わなくても良くするために、これまでの経緯をよく聞いて、あなたの症状に対して薬を選び、これまでとは違った角度で血液検査の分析を行い、あなたのアレルギーを全く別の方向から見直すことで、じっくり治療方針を立てます。
つまり、まったく別の方向からアプローチを行い、その人にあった薬を使用するだけです。
わからないとたらい回しになってきたのですが、大丈夫でしょうか?
アレルギーは個人差があり、身の回り全てのものがアレルギーの原因になり得ます。
このため、アレルギーかどうかも含めて判断するのが私たちアレルギー医です。
アレルギーは、診断と薬の選び方を間違え無ければ症状が無い状態になることができます。
しかし、この判断のためには医師とじゅうぶんに話し診察する時間が必要です。
あなたの経過や採血結果を、これまでとは全く別の見方で判断し、あなたに合った薬を使うことが必要です。
重症な人だけが対象ですか?
重症かどうかはご本人がどのくらい困られているかで決まります。
健康保険で治療する場合には、医学と保険上のルールがあります。
つまり、治療する時にはルールに沿って使う薬や量、診療回数に治療には厳格な制限が生まれます。
このため、人によっては十分な効果を期待できない状態のまま続けなければいけないことがあります。
しかし、当院は自由診療のため、実績のある治療を患者様の満足のいく状態まで相談することができます。
アレルギー科の治療は、今まで聞いたことがない治療ばかりなんですが?
エキスパートとそうでない場合には、情報と経験に大きな差があります。
私は全国のエキスパートと連携し、今でもヨーロッパやアメリカの学会でも勉強しています。
つまり、お聞きになられた事や周囲の方が受けてもいない治療でも、日本のアレルギーのエキスパートの中では普通に行われている治療しか行っていません。
その中でも数多くの治療の中からあなたに合ったものをお選びするので、安心してして頂けます。
セカンドオピニオンは何をするのですか?
これまで、年間のべ7000人の方を診察してきましたが、アレルギーが良くならない方は、「薬の選び方や塗り方、生活の注意点」が間違えているからです。
良くならない方は、一般的な強い弱いで決めた薬を悪い時だけ使う。
もしくは最初から自然の力を信じて薬を使わない。
しかし、これだと基本的に悪い状態がさらに悪くなったときだけ薬を使う羽目になるので、どこの病院に行っても良くならず同じ事のくりかえしです。
アレルギーは毎日薬を使い段階的に減らしていくのが主流です。
最終的に薬を使わなくても症状が無い日常を目指す治療をおこなうことが、各種治療のガイドブック(通称ガイドライン)でも記載されています。
あなたが良くならなかったのは、これまでは治療の選択肢が少なすぎたから、本来なら良くなるはずのものを治せていなかっただけです。
本当はたくさんの、さまざまな症状にあった効果的な薬と使い方があって、症状を無くし、最終的には薬自体を使わなくてもよい状態を目指すのが私たちの行う現在の標準です。
ただ、そのためにはあなたと話す時間がじゅうぶんに必要です。
症状を無くして薬を使わなくても良くするために、これまでの経緯をよく聞いて、あなたの症状に対して薬を選び、これまでとは違った角度で血液検査の分析を行い、あなたのアレルギーを全く別の方向から見直すことで、じっくり治療方針を立てます。
つまり、まったく別の方向からアプローチを行うのが、アレルギーのセカンドオピニオンです。
コーヒーや紅茶で腹痛が出るのですが?
コーヒー自体のアレルギーもありますが、ほとんどが金属アレルギーによるものです。
コーヒーや紅茶には自然の状態で、ニッケルやコバルトが含まれています。
このため、金属アレルギーをお持ちの方は接種後に腹痛、悪心、胃痛などを生じる方がいらっしゃいます。
頻度は少ないですが、飲む回数が多い方ですと手が荒れてくることもございます。
口が痒いだけですが、食べ続けても大丈夫ですか?
食物アレルギーは、食べた量とその時の体調などで大きくその症状が変化します。
何年経っても安全であることはなく、救急車で搬送される重篤な症状を引き起こすこともあり注意が必要です。
口が痒いだけの状態でも、数年経過してから重篤な症状を引き起こし、受診される患者様の方を多く経験しています。
安易に食べ続けるのは危険です。
今の主治医との関係は壊れませんか?
これまで、今の主治医と良い関係を作ってきたし、これからもアレルギー以外のことでは相談したい。
悩んでいるままに、数ヶ月が経ってしまったけど、様子を見ましょうと言われるだけで全く良くなる感じがしない。
多くの方がご心配されることですが、これまでの主治医との関係を壊す心配はいりません。
ご自身で経過をご説明頂ければ、紹介状は不要です。
つまり、ご希望がなければ、主治医がセカンドオピニオンを求めたことはわかりません。
当院での治療後はほとんどの方が主治医にお戻りになりませんが、再度主治医での治療や近医での加療を希望される場合でも、問題ない状態でお戻り頂きます。
セカンドオピニオンを受けて、他院で治療したいたことがわからないように主治医への説明の仕方もお話し致します。
アナフィラキシーとはなんでしょうか?
アナフィラキシーとは、「命の危険があるアレルギー反応」です。
①皮膚症状(蕁麻疹、痒み、紅くなるなど)、②呼吸器症状(呼吸が苦しくなる、喘鳴がでる、喉がつまった感じなど)、③腹部症状(腹痛、下痢、嘔吐など)、④その他(血圧低下、意識消失、痙攣など)の症状を引き起こし死亡する可能性があります。
日本では年間50~80人がアナフィラキシーで死亡しており、小児での死亡例も散見されます。
さらに高齢になられると、アナフィラキシーにともなって、命の危険がある不整脈や心筋梗塞を引き起こすこともあります。
アナフィラキシーを起こす原因は採血だけでは診断できず、診察と検査、これまでのアレルギーを調べなおします。
そして、再びアナフィラキシ―を起こさないことが原則です。
小児の死亡例も続いており、大変な事態になるまえに適切な診断と対応方法を知っておくことが大切です。
参考文献
- アナフィラキシーってなあに?
- 平成30年 1 月 医療事故調査・支援センター 一般社団法人 日本医療安全調査機構
- クローズアップ現代「続発するアレルギー事故 学校給食で何が」
そのうち治ると言われたのですが?
その方とそのアレルギーによります。
自然によくなるのは子どもの場合で、それも早くから治療したかどうかにもよります。
特に気管支喘息やアトピー性皮膚炎は、以前に言われていたよりも治らないことがわかっています。
アレルギーは、重症度、アレルギーになってからの期間、治療をどれくらい早くから行ったかで結果が大きく違います。
アレルギーによっては治りませんし、成人で発症したアレルギーはなおさら良くなるものとならないものに別れます。
子どもにアレルギーは遺伝しますか?
アレルギーを起こしやすい「体質」が遺伝します。
ご両親やご兄弟がアレルギーをお持ちでも、必ずアレルギーになる訳ではありませんが、他の子よりは確率は高いです。
私達アレルギー医は出来るだけお子様がアレルギーを発症しないように、軽症で早く治療できるようにしています。
アレルギーとはなんでしょうか?
私達の体は、自分と違うものが入ってくると異物と認識して排除しようとする機能があります。
この反応を「免疫」と言います。
この免疫機能が過剰に反応し、体内に入ってきた本来は無害なもの(例えば、卵、牛乳など)を異物と判断し、排除するために自分の体ごと攻撃してしまうことを「アレルギー」と言います。
自分の体ごと攻撃してしまった結果が、痒い、湿疹、呼吸苦が苦しい、お腹が痛いなどの症状となって現れます。
アレルギーになってしまう理由は、体質と考えていただいて結構です。
ご不明な点はお気軽に
お問い合わせください
アトピー性皮膚炎は毎日薬を塗り段階的に減らしていくのが主流で、きちんと治療していれば、症状が無いもしくはほとんど無い日常を目指しています。
あなたが良くならなかったのは、これまでは治療の選択肢が少なすぎたから、本来なら良くなるはずのものを治せていなかっただけ。本当はたくさんの、さまざまな症状にあった効果的な薬と使い方があって、症状を無くし、最終的には薬自体を使わなくてもよい状態を目指すのが私たちの行う現在の世界標準です。
早くから知っていれば大きく生活が変わるアレルギーの治療が健康保険でも多くあります。悩み続けている私の患者さんには受けてほしいと思っています。