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コラム

赤ちゃんの口周りの荒れ

私の子どもは、赤ちゃんの頃から口の周りが荒れていた。病院に行っても、良くならず、頬まで荒れるようになった。

離乳食で卵を食べさせたら、全身に蕁麻疹と咳、意識がもうろうとして病院に運ばれた。アレルギーの専門病院と言われている病院に通っているけど、説明されても専門用語ばかりでよくわからず。

時々採血されても様子を見ましょうと言われ、何年も治療が進まず、来年幼稚園の年長になるのに卵が含まれているものも食べられない。

1)卵アレルギーになる

生後3ヶ月までの口周囲の湿疹は卵アレルギーと関連しています。

つまり、口の周りが荒れてたら、卵アレルギーになりやすいのです。

例えば、生後7ヶ月で受診したとしたら、口の周りが荒れていたら、卵アレルギーになっている可能性が高いかも、生後2ヶ月から肌がづっと悪いままなら牛乳や小麦にもアレルギーになっているかもと検査の前に予想ができます。

2)赤ちゃんは、肌が荒れるもの?

そんなことはありません。

周囲の子を見てみましょう?荒れていますか?

荒れていれば対応が必要です。

3)荒れる前に予防ができる

口の周りが荒れる原因は、乳児期はヨダレ、幼児期は食べ物です。

口の周りは荒らさない、荒らしたままにしておかないことが大切です。

この時の予防は、ワセリン。

口の周りに付かなければ荒れない、とゆう発想です。

4)現に、荒れてから来る子がほとんど

もし荒れてしまったら、外用ステロイド剤で出来るだけ早く治してしまう必要があります。

出来るだけ早く治さないと、自然に良くなることはなく、悪くなるばかりです。

子どものヨダレは2歳くらいになるまで収まりませんし、離乳食が始まると頬まで荒れるようになります。

早く治療すれば1週間で済んでいたものが、だらだらと長く使わなければならなくなります。

5)だから、予防なんです

①様子を見ていても治りません

口周囲が荒れた子のご両親はほとんどの方が、「赤ちゃんの口周囲は荒れるもの」と言われたことを、ストレートに受け取ってしまいます。子どもは成長しますので、「様子をみましょう」は、最悪の選択肢だと思っています。

③保湿は頻回

具体的にはワセリンと保湿を頻回に塗るのが一番です。

頻回とは1日に最低20回です。

これは荒れてから塗るのではなく、荒れてないうちから塗ります。

多くの場合、ヨダレでかぶれているだけ、逆に言えばヨダレで荒れてしまうくらい肌がデリケートな証拠です。

ヨダレが付かなければ荒れないと考えましょう。

④ポイントを抑える

子どもは、生存本能なのか、口、鼻、眼が塞がれるを非常に嫌がります。

このため、ポイントを押さえて塗ります。

嫌がるときには、口の周りを一気に塗るのではなく、上下左右に4分割して少しずつ塗ります。

泣かせると、次が大変です。

泣かせないような工夫が必要です。

記事監修医師
続木 康信
                     

続木 康伸

岩手医大卒、蓮桜会理事長。医師・歯科医師のダブルライセンス。新生児から妊婦まで、人生を自由にするアルバアレルギークリニック院長 。日本テレビ「カズレーザーと学ぶ」、東京MX「医史」出演。学研「保湿を変えればアトピーは治せる」著者。

【所属】
・日本花粉学会(評議員)・ヨーロッパアレルギー・臨床免疫学会・アメリカアレルギー・喘息・免疫学会・日本小児アレルギー学会
・抗原研究会・日本美容皮膚科学会・日本痤瘡研究会・日本脱毛学会・再生医療クロスボーダー協会・日本臨床カンナビノイド学会

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