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コラム

育児を母親のワンオペにさせない

子ども育てで、余裕のある人はいません。

夜間の授乳でいつも眠い、理想と違う子育てにいつもイライラ。

子どもが熱を出して病院に行っても、一人で連れていく移動の方が大変。

旦那さんは手伝ってくれる様子もなく、いつも一人でどうしてよいか不安に思っている。

1.男性は育児に自信がないだけ。むしろゼロ。

つまり、「やらないのではなく、自信がないのでやれない」のです。

女性は自分が赤ちゃんの子育てを相談できずに一人苦労しているので、旦那が何も考えずに聞いてくると、「自分で考えろ!」と怒りがわくようです。

女性と話していると、「親になるスピードの違い」が良く分かります。

例えば、「女性は時速100㎞で母親に」なる感じですが、男性は「徒歩で父親に」なります。

何なら、走っている母親をみて途中で休んだりします。

休みを取って次女の子育てに参加するまでは、すべてのことをやってくれる妻をみて、「自分がやるより、早く上手くやってるから任せた方がよい」と思っていたほどです。

2.母親は育児のお願いをするのに遠慮している

母親は、育児のお願いをする際に、遠慮していることが示唆された。

窪田葉月, 他. 父親のストレス要因を探るー育児における夫婦の相互作用に焦点化してー. 北海道心理学研究 41(0), 62-62, 2019

母親は、頑張れば一人でも家事、子育て、仕事が出来てしまうので、頑張ってやってしまう傾向にあります。

これが徐々にストレスをためていく、大きな原因になります。

察することができない男性は、妻からヘルプを言われないと、何もしません。妻が危機的状況にあるのか、言われないとわからないからです。

「それくらい察してよ」

と、思われるのが普通の女性ですが、多くの男性にこれは無理です。

3.夫婦の仲の良さが子育てに大きく影響する

夫婦の親密性、育児負担感と子どもの育てにくさは負の相関がみられた

北海道心理学研究 41(0), 62-62, 2019

夜泣き、反抗的、親の困ることをするなど、夫婦の仲が悪いと子どもたちは敏感に反応し、本来の子どもの性格はでません。

大人に気を使うようになり、親が怒るのを見て自分もキレて良いものだと思うようになります。

以前の我が家がそうでした。

限界が来るまえに、男性には見てすぐにわかるものを用意するか、言葉で直接言いましょう。

一番大切なのは、こうなる前に夫が妻の家庭の仕事を分担すること。

このためには、妊娠中から家事の分担を話合っておくことが大切です。

 

参考文献

・窪田葉月, 他. 父親のストレス要因を探るー育児における夫婦の相互作用に焦点

 化してー. 北海道心理学研究 41(0), 62-62, 2019

・坪井美沙.愛させ妻講座:「結婚、なめんなよ」

・黒川伊保子. 妻のトリセツ. 講談社. 2018. 

記事監修医師
続木 康信
                     

続木 康伸

岩手医大卒、蓮桜会理事長。医師・歯科医師のダブルライセンス。新生児から妊婦まで、人生を自由にするアルバアレルギークリニック院長 。日本テレビ「カズレーザーと学ぶ」、東京MX「医史」出演。学研「保湿を変えればアトピーは治せる」著者。

【所属】
・日本花粉学会(評議員)・ヨーロッパアレルギー・臨床免疫学会・アメリカアレルギー・喘息・免疫学会・日本小児アレルギー学会
・抗原研究会・日本美容皮膚科学会・日本痤瘡研究会・日本脱毛学会・再生医療クロスボーダー協会・日本臨床カンナビノイド学会

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