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コラム

逃げるようになったから、塗ってない?

赤ちゃんの頃からアトピー性皮膚炎と言われ、塗り薬を使っても現状維持が精一杯、時々悪くなるのを繰り返している。

良くならないのに、痒がるのに、最近は軟膏を塗ろうとしても嫌がり逃げるようになった。さらに悪化するようになり、毎日が負担になっている。

生活のストレスから、同じ状況の自分の姉に相談したら、新しい病院に変えていた。

姉は家族全員が、同じ医者に同じ日の同じ時間に通院、アレルギーが良くなった今は3ヶ月に1回の通院で症状もない。

姉の家族は全員一緒に1人の医者に通院し、それまであったクセのように腕を掻くことも季節の変わり目で息苦しくなることもなくなっていた。

喘息で入院していた姉の子ども達はもう入院する事もなくなっていた。今時、喘息で入院することはないとゆう。

アレルギーを家族で治療するにはポイントがあることを教えてもらった。

1.子どもが逃げるのは、遊んでるだけ

「逃げるようになったから、軟膏を塗布してない」状態は避けたいところです。

軟膏は塗布しないと良くなりませんし、今が安定していたとしても、いつか大きく悪化します。

同じことを繰り返しても、同じことが続くだけではなく悪化していきます。

まずは、逃げる子どもの心の状態から考えてみることにしましょう。

何かの行動をした結果が、子どもにとって得があればその行動は繰り返されます。

つまり、「逃げて得」をしたら逃げますし、騒いで得をしたら騒ぎます。

まずは解決点を考えてみましょう。

①なぜ嫌がるようになったのか?

軟膏が冷たい、時間が長すぎて飽きる、遊びたい時間に塗布してる?

塗布時間、塗布する状況、塗布方法を変えてみます。

②逃げて追いかけることが遊びになっている

これが最も多い状況です。

追えば追うほど遊んでいることになります。

これを止めたり、叱ったりすると、子どもは急に切り替えられません。「遊んでいたのに、なぜ急に怒るのか?」と、かんしゃくを起こし、余計事態が悪化します。

当然つかまえて押さえつければ、遊びを中断されて押さえつけられている状態なので、暴れます。

次からは、つかまった時点で前回よりも暴れるのが普通です。

これだと、子どもは当初遊びだと思っていたことが、そのうち苦痛になります。

③騒ぐから軟膏塗布を短くしている

「3分くらいで塗布し終わります」は早すぎます。

これだと、子どもに「騒げば早く終わる」と教えているのと同じですので、より騒ぐようになります。

2.無反応で対応する

ポイントは、無反応で対応することです。

無視ではなく、騒いでも騒いでないかの如くふるまうことです。

得がなければ、その行動は続きません。

ちなみに、良くなって来たのでステロイドの塗布回数を調整しても、保湿剤だけの日が増えるだけですので、軟膏を塗る時間が短くなったり、軟膏を薄く塗る訳ではありません。

子どものアレルギーの場合には、トータルで母親も楽になるようにする必要があります。

家庭の時間や生活を圧迫する状況だけは避けましょう。

記事監修医師
続木 康信
                     

続木 康伸

岩手医大卒、蓮桜会理事長。医師・歯科医師のダブルライセンス。新生児から妊婦まで、人生を自由にするアルバアレルギークリニック院長 。日本テレビ「カズレーザーと学ぶ」、東京MX「医史」出演。学研「保湿を変えればアトピーは治せる」著者。

【所属】
・日本花粉学会(評議員)・ヨーロッパアレルギー・臨床免疫学会・アメリカアレルギー・喘息・免疫学会・日本小児アレルギー学会
・抗原研究会・日本美容皮膚科学会・日本痤瘡研究会・日本脱毛学会・再生医療クロスボーダー協会・日本臨床カンナビノイド学会

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