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肘と膝は、ポイントを知るだけで良くなる

肘と膝は、ポイントを知るだけで良くなる

アトピー性皮膚炎が良くならない部分がある方は、「塗り方」を教えてもらってないだけです。

良くならない方は、一般的な強い弱いで決めた薬を悪い時だけ、その時に悪い場所に塗る。もしくは最初から自然の力を信じて薬を使わない。しかし、これだと基本的に悪い状態がさらに悪くなったときだけ薬を使う羽目になるので、どこの病院に行っても同じ事の繰り返しです。

アトピー性皮膚炎は毎日薬を塗り段階的に減らしていくのが主流で、きちんと治療していれば、症状が無いもしくはほとんど無い日常を目指します。

 あなたが良くならなかったのは、これまでは塗るポイントを知らないから、本来なら良くなるはずのものを治せていなかっただけ。本当はたくさんの、さまざまな症状にあった効果的な薬と使い方があって、症状を無くし、最終的には薬自体を使わなくてもよい状態を目指すのが私たちの行う現在の世界標準です。

1) 肘、膝は悪化しやすい

肘・膝はアトピー性皮膚炎が悪化しやすい場所です。

肘が悪化しやすい場合、問題は2点です。

①必要な軟膏の量を知らない

②塗り忘れしやすい場所を知らない

これは、アトピー性皮膚炎が良くなる「軟膏の量」、「塗り方」をこれまで知らなかっただけです。特に、①の必要な量を塗っていても、悪化しやすい場所がある場合には、塗り忘れている場合がほとんどです。ポイントを知るだけで改善します。

肘・膝の悪化しやすい部分は、パッと見える範囲の広い部分ではなく、両サイド(両方の外側)です。

 

この塗り残しが起きやすい場所は、「最初にマーキングをして、広く塗るだけ」で塗り残しが無くなります。

肘の内側は伸ばす、外側は曲げる。

膝の前側は曲げる、後ろ側は伸ばす。

これだけでも、塗り忘れなく、悪化しなくなります。

記事監修医師
続木 康信
                     

続木 康伸

岩手医大卒、蓮桜会理事長。医師・歯科医師のダブルライセンス。新生児から妊婦まで、人生を自由にするアルバアレルギークリニック院長 。日本テレビ「カズレーザーと学ぶ」、東京MX「医史」出演。学研「保湿を変えればアトピーは治せる」著者。

【所属】
・日本花粉学会(評議員)・ヨーロッパアレルギー・臨床免疫学会・アメリカアレルギー・喘息・免疫学会・日本小児アレルギー学会
・抗原研究会・日本美容皮膚科学会・日本痤瘡研究会・日本脱毛学会・再生医療クロスボーダー協会・日本臨床カンナビノイド学会

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