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オムツかぶれ予防講座

オムツかぶれ予防講座

赤ちゃんの頃から肌荒れがひどく、小児科では乳児湿疹と言われるも悪くなるばかり。病院に行って大量の塗り薬を使っても現状維持が精一杯、時々悪くなるのを繰り返している。

病院を変えて何度相談しても、肌を見てくれることもなく、「オムツかぶれだから」と、どこでも同じ薬を出され、帰ることを急かされる。ずっとこの状況が続くのかと夫に相談しても「そんなものなんでしょ」と言われるばかりで、よけい心配になってくる。

走りながら子育てができる母親と反対で、父親は指示されなければ何もわかりません。子育てに参加していない父親に相談しても、イメージが出来ず、医者から言われるとそんなものかと信じてしまいます。

とゆうことで、本日は父親のための「お尻かぶれ予防」です。

オムツ替えは必ず「オムツかぶれ予防」のため、「保湿塗布」とセットです。

男性の育児の入門として「オムツ替え」は練習の機会も多く、気軽にできます。

一方で、方法を知らないと、漏れたり、拭き残しからオムツかぶれを起こすことになるので、お尻のケアを見てみましょう。

1.父親はパンツタイプのオムツが楽

オムツには、パンツタイプとマジックテープタイプがあります。

マジックテープタイプだと、父親は子どもが動くと上手くできず、外れます。

つまり、もれることが多くなります。

父親が慣れていないうちは、パンツタイプが良いでしょう。

ただし、どのオムツの種類が良いかは、メインで育児する方の好みがあります。

買いに行くときも、必ず「どのオムツが良いのか」確認しましょう。

2.オムツ替えの前に物品を準備する

思わずオムツを脱がし、替えたくなってしまいますが、準備が必要です。

脱がせたけどお尻拭きがそばになかった、なんてことは父親によくあります。

こうなると、替えているそばからおしっこをされたりと大変です。

必要な物品を準備してから、オムツ替えをしましょう。

通常、オムツ替えに必要な物品は、小さなバッグかカゴなどに入れておきます。

最低限必要なものは、4つです。

・保湿剤:セラミド入りが良いです。

・おしりナップ:高級タイプでもあまり違いはありません。

・オムツ:好みのものが良いです。

・オムツの消臭袋:ウンチのにおいが全くしません。

3.ナップで拭く範囲は広い

赤ちゃんの肌はデリケートなため、おしっこの時でも毎回お尻は拭いて保湿した方が良いです。

特に、アトピー性皮膚炎を持っている時には、念入りに保湿しましょう。

ナップで拭く範囲ですが、実は皆さんが思っているより広いです。

実は、オムツがカバーしている範囲はおへその上~太ももと広いです。

お尻だけではなく、この範囲も拭いて保湿するようにしましょう。

4.見逃しやすいオムツかぶれポイント

オムツかぶれは注意すれば、起きることはほぼありません。

自分自身の経験からですが、なんとなく怖いのでお股や肛門付近を拭かないことから荒れてきます。

拭いても大丈夫ですので、優しく、むしろキチンと拭いて保湿しましょう。

そして、油断するとかぶれやすいのが、水色の範囲です。

◎股関節(ふとももの付け根)とお股の部分

特に、男の子は陰茎と睾丸の境目、女の子は陰唇(割れ目)が、かなりの確率でウンチで汚れ、かぶれます。

これは、父親と母親の男女差で知らないだけ。

ホントによく起こりますので、注意して拭くだけで、オムツかぶれにはなりません。

◎尾てい骨(お尻の割れ目の上)、股関節(お尻とふとももの付け根)

子どもはぷっくりしているので、この2カ所が大人と違い埋もれています。

つまり、意識して拭かないと「広げてみた時にすでに荒れていた」なんてことがよくあります。

毎回拭いて、保湿しましょう。

いかがでしたでしょう?

日ごろから意識していれば、病院に出来るだけ行く必要はなくなります。

 

記事監修医師
続木 康信
                     

続木 康伸

岩手医大卒、蓮桜会理事長。医師・歯科医師のダブルライセンス。新生児から妊婦まで、人生を自由にするアルバアレルギークリニック院長 。日本テレビ「カズレーザーと学ぶ」、東京MX「医史」出演。学研「保湿を変えればアトピーは治せる」著者。

【所属】
・日本花粉学会(評議員)・ヨーロッパアレルギー・臨床免疫学会・アメリカアレルギー・喘息・免疫学会・日本小児アレルギー学会
・抗原研究会・日本美容皮膚科学会・日本痤瘡研究会・日本脱毛学会・再生医療クロスボーダー協会・日本臨床カンナビノイド学会

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