子どもの軟膏塗布 こうすれば上手くいく
1.母親一人で子どものケアを続けるのは無理
薬を塗らなければ良くならないのはわかっているけど、仕事も忙しいし、お風呂あがりは子どもが走って逃げていく。
父親は仕事が遅くて手伝えないので、自分でやるしかない。
毎日ストレスで、病院に行っても「まず塗りましょう」と言われるだけ。
わかっているけど、自分ひとりで全部するのはもう限界。
「逃げるようになったから、軟膏を塗布してない」
塗布してないと荒れるのは普通ですが、原因は母親一人でケアしていること。
子どもがお風呂上りに逃げるのは普通です。
なので、これを解決するには。周囲に手伝いを求めるのが大事です。
2.塗らなければ良くならない
ある行動が、子どもにとって楽しければその行動は繰り返されます。
逃げて楽しければ逃げますし、遊びのように追いかけると、子どもは遊びだと思います。
最初に逃げるのを許してしまうと、子どもは遊びだと思ってしまいます。
このため、逃げるのはより強くなります。
なので、ある時にやめさせようとすると「今まで遊んでたのに、なぜ?」となり、大騒ぎするようになります。
ここまでくると、挽回は大変になります。
3.嫌がる理由をリストにする
①嫌がる理由を「父親」がリスト化する
父親の手伝いがないと難しいので、なぜ子供がいやがるのか理由を考えてもらいましょう。
多くの男性は女性と比べて自宅での察する能力が高くないので、言われればやりますが、言われなければやりませn。
「言ってくれたらやったのに」の理由はそれです。
なので、旦那さんに「問題点と解決策をリスト化する」課題を出しましょう。
例えば、軟膏が冷たい、時間が長すぎて飽きる、遊びたい時間に塗布してる?
それを解決するために、塗布時間、塗布する状況、塗布方法を変えてみます。
②逃げて追いかけることが遊びになってませんか?
お子さんは逃げながら笑っていませんか?
非常に多い状況です。
追えば追うほど遊んでいることになるので、余計に逃げます。
当然つかまえて押さえつければ、遊びを中断されて押さえつけられている状態なので、嫌がって騒ぎます。
これだと、子どもは当初遊びだと思っていたことが、そのうち苦痛になるため、本格的に嫌がり始めます。
こうなると、おさまらないので毎日が大変です。
最初の頃は保育園に預けるのと同じ。
泣いてもそのまま預けてきますよね?
「無反応(無視とは違う)」と言われる方法が有効で、単に嫌がっても、泣いてもまるで何もないかのようにふるまうことです。
この場合、父親が帰宅する時間に合わせてスキンケアをするか、週末は父親の担当など、母親にすべての負担がいかないようにすることが必要です。
③騒ぐからといって、さっと塗るのは×
全身に3分で塗り終わった、は早すぎます。
これだと、子どもに「騒げば早く終わる」と教えているのと同じですので、行動はますます強化されます。
スキンケアを始めた当初は通常30分~1時間くらいはかかるのが普通です。
ファッションモデルの方々が、日々のケアに手を抜かないと一緒。
肌は手をかければかけるほど良くなっていきます。
最初は大変でも、後々楽ができるようにするために、最初から父親を使うようにしましょう。
親子ともに笑顔でいるために、家庭の時間や生活を圧迫する状況だけは避けたいですね。