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タトゥーアレルギーとケア

[2019.12.08]

1)タトゥーに関するトラブルは3つ

①体が強く拒否

②インクにアレルギー

③感染

大きくはこの3つがあります。

①、②は体質のためで、③はほとんどの場合がケアの問題です。

治療方法は違いますが、3つとも見た目では区別できないため、経験的にも治療してみないとわからない部分が大きいです。

しかし、上記3つは絶対に治療が必要な状態で、治療が遅れると時にtattooの除去も必要となってきます。

具体的には、抗アレルギー剤やステロイドの内服、抗生剤の投与が必要となり、治療に反応しない場合にはタトゥーを除去しなければならない場合もあります。

経験的には、タトゥーを入れてしばらくしてから出る痒みは免疫反応と思われるケースも多く、免疫抑制剤の外用が効果を発揮します。

2)体が拒否

体がタトゥーを異物だと思っている場合には免疫反応といって、体から排除しようとします。

具体的には、色落ちが激しかったり、かぶれてきたりもします。

症状が出てくるまでに早くても1ヶ月以上はかかります。

区別がつきずらいのは、保湿をする、被覆材を張るなどの対応をしてないと、乾燥して色(皮膚の表面)がはがれ落ちてくることです。

これは保湿と被覆で対応できますが、何もしていない場合、体が拒絶している免疫反応と区別はつきません。

また、アレルギーとも関連しますが、特定の色が付かない、早い段階で色落ちするなどにつながります。

入れなおしを繰り返す場合には、考えたほうがよいでしょう。

治まらない場合には、タトゥーを除去する必要があります。

3)インクのアレルギー

アレルギーの場合には、すぐに痒み、痛み、かぶれなどの症状が出てくる場合と遅れて出てくる場合の2通りがあります。

アレルギー症状がでるまでに、少なくとも1週間はかかります。

インクに対してアレルギーを起こしてきますが、起こしやすい色があります。

色的には赤が最も多く、赤>青>緑の順とされています。

特に赤色だけにかぶれが生じる方や、赤の部分だけボコボコになる場合にはアレルギーが怪しいです。

自分の体質の問題なので、タトゥーのサイズは関係ありません。

日本人の場合、黒を基調としていることや、近年のブラック&グレーの流行から、あまりアレルギーを起こしてくる方はいません。

アレルギーが多いのは、塗りつぶしが多いデザインのアメリカントラディショナルな印象です。

治まらない場合には、タトゥーを除去する必要があります。

4)感染

タトゥーの辺縁(つまり、端っこ)に、起こしてくることが多いです。

これも、サイズは関係ないです。

入れて間もなく汗をかいたり、洗浄しないなどで感染を起こしてきます。

また、保湿や被覆剤でケアをしない場合には、かゆみが強くでます。

また、1か所しか入れていない場合には、わかりずらいですが、痛みが強い場合にも疑われます。

無意識に掻くことで、色落ちだけではなく、感染につながります。

感染の場合には、バイキン(細菌)やカビの感染があります。

どちらも、見分けはつかないので、抗生剤や抗カビ剤で治療してみて治るかどうかを見るしかないです。

治療もよくなるにも、月単位で長くかかります。

また、本格的に検査する方法もありますが、タトゥーの辺縁を切り取って顕微鏡で確認する必要があります。

これも治まらない場合には、タトゥーを除去する必要があります。

5)かゆみや蕁麻疹

タトゥーは、傷口にインクを売り込む作業です。

体がインクを異物と判定するため、タトゥーを入れた数年は免疫が安定しません。

つまり、疲れてくるとかゆみが出たり、蕁麻疹がでたりする人が多くみられます。

とくにストレスがかかると痒みが出る人が多く、ほとんどの場合繰り返します。

これは、何年たっても出る人やある程度になると出なくなる人などバラバラです。

抗アレルギー剤の内服、外用ステロイドや免疫抑制剤の外用を使います。

6)入れた後のケア

タトゥーは、傷口にインクを刷り込んでいるのと同じ原理です。

このため、ケガをした時と同じ対応が必要になります。

具体的には、腫れや痛みがある場合には鎮痛剤を内服します。

ケアとしては、毎日洗うこと、保湿クリームかワセリンを塗って、毎日被覆剤を塗布します。

範囲によりますが、上記は1~2週間は必要で、保湿クリームは色落ち防止のためにも、その後ずっと必要です。

以前は、インクに金属が使用されていたので、MRIを撮影すると反応して火傷の原因になりました。

一方、10年程度前から金属が混じっているケースはほぼなく、安全にMRIは撮影できることが多いです。

ただし、タトゥーを入れた年代で判断はできませんので、タトゥーイストに確認する必要があります。

 

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アトピー性皮膚炎は毎日薬を塗り段階的に減らしていくのが主流で、きちんと治療していれば、症状が無いもしくはほとんど無い日常を目指しています。

あなたが良くならなかったのは、これまでは治療の選択肢が少なすぎたから、本来なら良くなるはずのものを治せていなかっただけ。本当はたくさんの、さまざまな症状にあった効果的な薬と使い方があって、症状を無くし、最終的には薬自体を使わなくてもよい状態を目指すのが私たちの行う現在の世界標準です。

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