コロナウイルス感染 小児でもひどい

1)小児のコロナ感染が重篤な合併症を出すことは知られていません

日本国内において10歳未満の小児は約1万人、10歳代の小児は約2万人が新型コロナウイルス感染していると言われています1)。しかし、現在まで小児の死亡はありません。

その一方で、欧米では重症化した小児例が報告されていますが、日本でもコロナ感染で重症になる子ども達が報告されています。

2)世の中では、高齢者の方が重症だと思われています

成人でコロナになると、肺炎になり、肺炎が悪化し重症化する事が多いです。しかし、小児では、「小児多系統炎症性症候群」と言われ、下痢、発熱、発疹、さらには心臓の動きが悪くなることがあるのが特徴です1,2)

ショック(血圧低下や意識が低下する:そのままだと死ぬ状態)や心筋炎(心臓に炎症が及んで、何もしなければ死亡する)を呈して、複数臓器の障害を起こします。

幸い全例回復していますが、この状態になるのは、コロナウイルスに感染した回復期(2~6週後)、小学校以降の小に多い傾向にあるとされています。

3)私はこう思います

コロナに感染しても、決定的な治療がない現在では、感染しないことが一番大事です。

他と違って、治ったと思っても別の合併症を併発するから。

そして、その合併症も治療方法がないから。

今回のコロナ予防接種はとても予防効果が高く、インフルエンザ予防接種の比ではありません。

4)アメリカでは、小児へのコロナ予防接種が開始されようとしています

アメリカでは現在12-15歳までの試験接種はすでに終わり、先週には5-11歳への試験接種が終了し

高い効果を得ました。来週からは生後6ヶ月~5歳までの子への試験投与が開始されます4)

大人の接種は、すでの終わる目途が立っているのです。

コロナ予防接種は、単なる予防接種ではありません。

もし、コロナ感染で後遺症が残った場合、大人よりも長い間後遺症と生きて行かなくてはいけません。

不必要な重荷を子どもに背負わせず、自由に子どもらしく生きていく証明証なのです。

※追記:2021/4/2 生後6ヶ月-2歳までの927人に対して2回目のコロナ予防接種が終わり、91.3%の高い予防効果が認められ、重い副反応はありませんでした5)

5)だから、コロ-ナ予防接種が必要です

①アレルギーに慣れていないと、大騒ぎです

我々アレルギー医にとっては、日常の診療と変わりません。

②感染予防が甘く見られています

接種すれば、知らない人に「公園で遊ぶな」とか言われる筋合いが無くなります。

③ドーナツがもらえる

コロナ予防接種でもらえるクリスピー・クリーム・ドーナツは1人1個までです。

 

【参考文献】

1)新型コロナウイする感染症の小児重症例について. 日本小児科学会 ガイドライン・提言

2)COVID-19 に続発する多系統炎症性症候群(MIS-C)の発生について. 日本川崎病学会.

4)The Pfizer-BioNTech Vaccine Is Said to Be Powerfully Protective in Adolescents

5)Pfizer and BioNTech Confirm High Efficacy and No Serious Safety Concerns Through Up to Six Months Following Second Dose in Updated Topline Analysis of Landmark COVID-19 Vaccine Study

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