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タトゥーアレルギーとケア

タトゥーアレルギーとケア

札幌市南区のアレルギー科・小児科(アレルギー)のアルバアレルギークリニックです。

1)タトゥーに関するトラブルは3つ

①体が強く拒否している

②インクアレルギー

③細菌・カビ感染

大きくはこの3つがあります。

①、②は「体質」のためで、③はほとんどの場合が「ケア」の問題です。

治療方法は違いますが、3つとも見た目では区別できません。

経験的にも治療してみないとわからない部分が大きいです。

しかし、上記3つは絶対に治療が必要な状態で、治療が遅れると時にタトゥーの除去も必要となってきます。

具体的には、抗アレルギー剤やステロイドの内服、抗生剤の投与が必要となり、治療に反応しない場合にはタトゥーをレーザー除去しなければならない場合もあります。

経験的には、タトゥーを入れてしばらくしてから出る痒みは免疫反応と思われるケースも多く、免疫抑制剤の外用が効果を発揮します。

2)体が拒否

体がタトゥーを異物だと思っている場合には免疫反応といって、体から排除しようとします。

具体的には、色落ちが激しかったり、かぶれてきたりもします。

症状が出てくるまでに早くても1ヶ月以上はかかります。 区別がつきずらいのは、保湿をする、被覆材を張るなどの対応をしてないと、乾燥して色(皮膚の表面)がはがれ落ちてくることです。

これは保湿と被覆で対応できますが、何もしていない場合、体が拒絶している免疫反応と区別はつきません。

また、アレルギーとも関連しますが、特定の色が付かない、早い段階で色落ちするなどにつながります。

入れなおしを繰り返す場合には、考えたほうがよいでしょう。

治まらない場合には、タトゥーを除去する必要があります。

また、体にインクを入れているので、反応が収まるまでは1~3年程度かかる方もいます。

3)インクのアレルギー

アレルギーの場合には、すぐに痒み、痛み、かぶれなどの症状が出てくる場合と、遅れて出てくる場合の2通りがあります。 アレルギー症状がでるまでに、少なくとも1週間はかかります。

インクに対してアレルギーを起こしてきますが、起こしやすい色があります。

色的には、赤が最も多く、赤>青>緑の順とされています。

特に赤色だけにかぶれが生じる方や、赤の部分だけボコボコになる場合にはアレルギーが怪しいです。

自分の体質の問題なので、タトゥーのサイズは関係ありません。

日本人の場合、黒を基調としていることや、近年のブラック&グレーの流行から、あまりアレルギーを起こしてくる方はいません。

アレルギーが多いのは、塗りつぶしが多いデザインのアメリカントラディショナルな印象です。

治まらない場合には、タトゥーを除去する必要があります。

4)感染

タトゥーの辺縁(つまり、端っこ)に、起こしてくることが多いです。

これも、サイズは関係ないです。

入れて間もなく汗をかいたり、洗浄しないなどで感染を起こしてきます。

また、保湿や被覆剤でケアをしない場合には、かゆみが強くでます。 ま

た、1か所しか入れていない場合には、わかりずらいですが、痛みが強い場合にも疑われます。

無意識に掻くことで、色落ちだけではなく、感染につながります。 感染の場合には、バイキン(細菌)やカビの感染があります。

どちらも、見分けはつかないので、抗生剤や抗カビ剤で治療してみて治るかどうかを見るしかないです。

治療もよくなるにも、月単位で長くかかります。

また、本格的に検査する方法もありますが、タトゥーの辺縁を切り取って顕微鏡で確認する必要があります。

これも治まらない場合には、タトゥーを除去する必要があります。

5)かゆみや蕁麻疹

タトゥーは、傷口にインクを売り込む作業です。

体がインクを異物と判定するため、タトゥーを入れた数年は免疫が安定しません。

つまり、疲れてくるとかゆみが出たり、蕁麻疹がでたりする人が多くみられます。

とくにストレスがかかると痒みが出る人が多く、ほとんどの場合繰り返します。

これは、何年たっても出る人やある程度になると出なくなる人などバラバラです。

抗アレルギー剤の内服、外用ステロイドや免疫抑制剤の外用を使います。

6)入れた後のケア

タトゥーは、傷口にインクを刷り込んでいるのと同じ原理です。

このため、ケガをした時と同じ対応が必要になります。

具体的には、腫れや痛みがある場合には鎮痛剤を内服します。

ケアとしては、毎日洗うこと、保湿クリームかワセリンを塗って、毎日被覆剤を塗布します。

範囲によりますが、上記は1~2週間は必要で、保湿クリームは色落ち防止のためにも、その後ずっと必要です。

以前は、インクに金属が使用されていたので、MRIを撮影すると反応して火傷の原因になりました。

一方、10年程度前から金属が混じっているケースはほぼなく、安全にMRIは撮影できることが多いです。

ただし、タトゥーを入れた年代で判断はできませんので、タトゥーイストに確認する必要があります。

 

■アレルギー治療は当院「アルバアレルギークリニック」にお任せを

アルバアレルギークリニックは、「治す」をトコトン目指しているクリニックです。

常に最新の技術がないか国内外の学会を渡り歩き、学術論文とエビデンスに基づいて「どうすればより良く治せるのか」を考え続け、より最適なアプローチ方法を提供し続ける努力をしております。

当院では、他のクリニックでは治らなかったという難治性の肌のアレルギーの患者様が遠方から来られることも多く、高い治療効果にご満足いただきご紹介いただく形でのご来院が非常に多いです。

当院のより詳しい実績については、こちらのページをご覧ください。

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また、当院ではアトピー性皮膚炎が改善された方からの多くのご要望をいただき、肌の弱い方の医療脱毛やニキビ治療などアトピー性皮膚炎が改善された後の治療も行っております。

自由診療で行っておりますので、ご興味のある方は診察室にて一言お声かけください。

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記事監修医師
続木 康信
                     

続木 康伸

岩手医大卒、蓮桜会理事長。医師・歯科医師のダブルライセンス。新生児から妊婦まで、人生を自由にするアルバアレルギークリニック院長 。日本テレビ「カズレーザーと学ぶ」、東京MX「医史」出演。学研「保湿を変えればアトピーは治せる」著者。

【所属】
・日本花粉学会(評議員)・ヨーロッパアレルギー・臨床免疫学会・アメリカアレルギー・喘息・免疫学会・日本小児アレルギー学会
・抗原研究会・日本美容皮膚科学会・日本痤瘡研究会・日本脱毛学会・再生医療クロスボーダー協会・日本臨床カンナビノイド学会

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