医療脱毛で起こりえる合併症
札幌市南区のアレルギー科・小児科(アレルギー)のアルバアレルギークリニックです。
医療脱毛は、永久脱毛ではなく、永久減毛と言われます。
そしてイメージと違い、まばらに毛が減っていき、最後に気にならない程度の産毛になる感じです(多くの人は眼に見えないです)。
特に、唇とあご、骨の周囲が抜けずらいので、その傾向は強いです。
一気になくなる訳ではありません。
肌の薄さ、毛の太さ、毛の密集度によっても効果が分かれ、眼に見えた効果が出るには最低3回の脱毛処置が必要です。
多くのクリニックで3回、5回のコースにしているのはこのためです。
また、すべての治療で同じですが、脱毛処置後に起きる症状(合併症)があります。
これは、ある一定割合で起きます。
当院で使用している蓄熱式脱毛器でさえ、ゼロではありません。
めずらしいけど、誰かには起る可能性があるとゆう意味です。
1.一般的な合併症
ほとんどが自然治癒しますが、硬毛化は時間をかけて脱毛していく必要があります。
①熱傷
症状:毛が太い、密度が濃い部分に出やすく、目の変化がないこともある。処置後に強い痛みがある場合に可能性があります。
好発部位:骨の近く、うなじ、肘、膝、あご部分などの皮膚が薄い部分。
原因:毛抜きなどでの抜毛、脱毛前の日焼け、脱毛部位のサンスクリーン剤の塗布、制汗スプレーの付着、アートメイク、残毛の剃り残し、金製剤の内服、光感受性を増強させる薬剤、金の糸治療後などで起きてきます。
②アレルギー反応
症状:処置後6~72時間より毛穴部位に一致して、痒みの強い湿疹が出現する
好発部位:下腿、鼠径、腋窩、前腕など。
③毛嚢炎
ニキビができやすい方の場合、背中、胸部、顔面のニキビは増えることがある。
症状:翌日以降に毛包に一致した紅色丘疹、膿疱を呈する。
好発部位:男性のひげ、デリケートゾーンなど。
④色素沈着
下腿、Vライン、大腿の色素沈着、下腿は消えるのに6ヶ月~1年ほどかかる。
⑤硬毛・増毛化
約0.1%の人に起こる。
起きやすい人:若い女性、もともと毛深い場合
好発部位:うなじ、下顎角、もみあげ、上腕、前腕、肩、腰など、皮膚が進展しやすい部位に起きる。毛流の変化する部位に起きやすい。
注意事項
脱毛効果に限界がある人がいるとも言われています。
アルバの医療脱毛料金(小児・成人)
※当院の脱毛処置は保険適応外です。
※蓄熱式脱毛器による脱毛処置を行います
※起こりえる副作用として、熱傷、色素沈着、毛嚢炎、硬毛・増毛化などがあります。
※当院で使用しているDEPILIGHTは、韓国から輸入した日本国内での未承認機器になります。
※料金はすべて税別です。
※当院で使用しているDEPILIGHTによる重大な副作用は、これまで報告されていません。
【参考文献】
・よくわかる医療脱毛. 克誠堂出版. 2021年.
・脱毛を極める. 美容皮膚科BEAUTY. VOl4. No.2, 2021.
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アトピー性皮膚炎は毎日薬を塗り段階的に減らしていくのが主流で、きちんと治療していれば、症状が無いもしくはほとんど無い日常を目指しています。
あなたが良くならなかったのは、これまでは治療の選択肢が少なすぎたから、本来なら良くなるはずのものを治せていなかっただけ。本当はたくさんの、さまざまな症状にあった効果的な薬と使い方があって、症状を無くし、最終的には薬自体を使わなくてもよい状態を目指すのが私たちの行う現在の世界標準です。
早くから知っていれば大きく生活が変わるアレルギーの治療が健康保険でも多くあります。悩み続けている私の患者さんには受けてほしいと思っています。