こども:アトピー性皮膚炎の日焼け止め
結論
市販品ならこれ
1)アトピー性皮膚炎の日焼け止め
アトピー性日皮膚炎と日焼け止めは、切っても切れない関係にあります。
以前のアトピー性皮膚炎の悪化が原因で色素沈着した部位は、日焼けをするとプリントアウトしたように残ります。
頸部の色素沈着はさらに取れにくくなりますので、絶対に日焼けはしたくないところです。
一方で注意をしなければならないのは、自分の肌に合わない製品です。
目安として、
「植物・食物成分なし」、「ウォータープルーフなし」、「グリチルリチンなし」
まあ、子どもならぬりやすいミルクローションでしょう。
ローションより少し濃い感じです。
2~3時間おきに塗り直すことも必要です。
日焼け止めの効果が切れるので、2~3時間おきに塗り直します。
ちなみに、塗るときは塗りこむのではなく、置くように塗ります。
子どものプールや海辺なら「ラッシュガード」もOKでしょう。
うちの子どもたちが子どものころはアマゾンで買えず、オーストラリアから取り寄せていました。
それくらい日焼けは嫌なのです。
アトピー性皮膚炎の人は肌がデリケートですが、どれが合わないかは人それぞれ。
上記の製品は、これまで合わなかった(=使ったら荒れた)人がまだいません。
2)成分:知る必要なし
では、少しだけ成分をみてみましょう。
よく「紫外線吸収剤不使用を選ぶ」と書かれていますが、いまどきは「紫外線散乱剤」がほとんどで、売ってないです。
ただし、ジェルタイプは紫外線吸収剤が多いこともあり、避けるのが無難です。
①紫外線散乱剤と吸収剤
「紫外線散乱剤」とは、酸化亜鉛や酸化チタン(大抵、一緒に入っている)のことです。
散乱剤を入れると白くなり、使用感が固くなります。
サーフィン用のものはおしろいレベルです。
「紫外線吸収剤」とは、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルのことです。
ちなみに、ドラッグストアに行くと「紫外線吸収剤不使用」と書いてあるので、皆さんは覚えてもなんの役にも立ちません。
ちなみに、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルはオキシベンゾンと共に、サンゴに有害な成分との理由で、ハワイ州では使用を禁止されていますが、日本はハワイではないので結構入っています。
②「ノンケミカル=紫外線吸収剤不使用」
ブランディングなので、あまり意味はないです。
すべての成分は化学物質です。
③グリチルリチン酸ジカリウム
グリチルリチン酸ジカリウムは、甘草から抽出される植物由来の抗消炎物質で、リコリスって子どもの家庭用の薬もあります。
花粉症がある場合、かゆみがでることも結構あります。
避けることが無難です。
そもそも日焼け止めに必要な成分かは不明です。
④肌に優しい、子ども用
肌にやさしい成分とは、印象的には疑似セラミドと呼ばれる「ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド」や「セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド」が多い印象です。
そもそも、アトピー性皮膚炎の場合保湿は「保湿剤で行うべき」で、日焼け止めは荒れなければなんでもよいです。
軽度の保湿力の可能性を求め、植物・食物成分配合を選ぶのはやめたほうが良いです。
3)子ども用と大人用の違い
ないです。
調べても「肌にやさしい」程度の表現しかなく、成分を見ただけでは違いがわかりませんでした。
何をもって、「肌にやさしい」としているのかを聞いてみたいと思い、30種類ほど成分を比較してみました。
結果、「子ども用は、肌には優しいとされている保湿が高めの成分が配合されてる」くらいでした。
結局、大人用と子供用に違いはなかったです。
我が家は自宅、車、各人のカバン、など常に5~6個の日焼け止めと保湿が常備されていますが、子どもたちは全部大人用です。
ですが、アトピー性皮膚炎の子に言えるのは、
「植物・食物成分なし」、「ウォータープルーフなし」、「グリチルリチンなし」
これが、アトピー性皮膚炎の子の肌に優しいと言える製品です。
食物・植物成分入りの製品は、高い確率で皮膚から吸収されて、そのアレルギーになります。
だから、ダメです。
ウォータープルーフは文字通り、水をはじくので取れにくい。
つまり、強めのクレンジングもしくは何度か洗わないといけません。
皮脂が持っていかれ、洗い残しは肌荒れの原因になります。
うちの子どもたちは、乳児のころからSPF50とPA++++、ラッシュガードを使っています。
紫外線の増加と今後の寿命の長さを考えると、これくらいは必要だと思うからです。
ちなみに、保湿力で言うなら、うちのシルキーガールは、セラミドを3種類入れています。
飲む日焼け止めは、無理です。
4)これを買う
結論
市販品ならこれ
よくあるご質問
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乳幼児期の紫外線対策は?
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適切な紫外線対策は重要で、 特に夏の日中の強い日差しの時間帯には、乳幼児を直射日光から守ることが大切です。強い日焼けを避けて、皮膚の老化や病気のリスクを減らしましょう。日焼け止めは、大人用のものでも塗って頂いて問題ありません。
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