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アゼライン酸:ニキビケアの新たな味方

アゼライン酸:ニキビケアの新たな味方

アぜライン酸とは

アゼライン酸は、ニキビに対する安全性の高い成分です。

特に、皮脂分泌の抑制、抗菌作用、抗炎症作用、美白効果が期待できるため、ニキビに悩む方にとって有効な選択肢となります。

また、妊娠中や授乳中でも使用可能であり、他の治療薬との併用も可能であるという利点があります。ただし、効果の発現には時間がかかるため、継続的な使用が重要です。

アゼライン酸は、小麦やライ麦などの穀物に含まれる天然由来の成分です。

皮膚科領域で広く使用されており、約30年間の使用実績があり、その安全性と効果が認められ、特にニキビや酒さ、色素沈着などの皮膚トラブルに対してアプローチが可能な成分として注目されています。

アゼライン酸がおすすめの人

アゼライン酸は、これらの肌悩みに対して多角的にアプローチできる優れた成分です。

【大人ニキビ】3つの作用で肌を浄化

アゼライン酸は大人ニキビにも効果的です。その秘密は3つの強力な作用にあります:

抗菌作用:ニキビの原因菌を抑制

角質溶解作用:毛穴の詰まりを防止

皮脂分泌抑制:過剰な油分をコントロール

これらの作用により、炎症性・非炎症性ニキビの両方に効果を発揮。

副作用が少ないため、長期使用も可能です。

【マタニティ】妊婦さん・ママにも安全性◎のニキビケア

妊娠中・授乳中の方に朗報!アゼライン酸は:

催奇形性なし:胎児への影響が心配ない

母乳への移行も最小限

数少ない、妊婦さんやママでも安心して使えるニキビケア成分です。この時期特有の肌トラブルにも対応できます。

【美白】ニキビ跡もキレイに

美白効果:メラニン生成を抑制し、シミを軽減

抗炎症作用:新たな色素沈着を予防

ニキビケアと美白ケアを同時に叶える、一石二鳥の効果が期待できます。透明感のある肌へと導きます。

【赤ら顔】炎症を抑えて透明感アップ

酒さ(赤ら顔)でお悩みの方にもアゼライン酸がおすすめです

抗炎症作用:酒さによる赤みを軽減

抗酸化作用:活性酸素を除去し、症状の悪化を防止

長期的に使用可能なので、じっくりと酒さケアに取り組めます。

【オイリー肌】さらば テカリ肌!毛穴レスな美肌

アゼライン酸で毛穴レスな美肌を目指しましょう。

皮脂分泌抑制:過剰な油分をコントロール

角質溶解作用:毛穴の詰まりを解消

テカリを抑え、なめらかな肌テクスチャーへ導きます。

ニキビ予防にも効果的なので、一石二鳥のケアが可能です。

5つの医学的な効果

抗炎症作用:活性酸素を除去します

活性酸素を除去し強力な抗炎症作用を発揮します。

ニキビや酒さなどの炎症を抑制し、赤みや腫れを軽減、肌を落ち着かせる効果があります。

抗菌作用:アクネ菌の増殖を抑制します

アゼライン酸は、細菌の細胞内のpHを変化させることで、ニキビの主な原因となるアクネ菌の増殖を抑える効果があり、ニキビの発生や悪化を防ぎます。

角質溶解作用:毛穴の詰まりを防ぎます

アゼライン酸は、毛包の角化を正常化する効果があり、過剰な角質の蓄積を防ぎます。

これにより、毛穴の詰まりを予防し、ニキビの発生を抑制します。

皮脂分泌抑制:過剰な皮脂分泌を抑制します

アゼライン酸は、皮脂腺の活動を調整する効果があり、過剰な皮脂の分泌を抑えます。

これにより、ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌を防ぎます。

メラニン生成抑制:色素沈着改善や美白効果が期待できます

アゼライン酸は、メラニン生成の鍵となる酵素であるチロシナーゼの働きを抑えることで、シミやニキビ跡の色素沈着を軽減、美白効果が期待できます。

特徴

アゼライン酸には以下のような特徴があります:

比較的刺激が少なく、長期使用が可能

アゼライン酸は、他のニキビ治療薬と比較して刺激が少ない成分です。そのため、長期間にわたって使用することができます。敏感肌の方でも比較的使いやすい成分といえます。

妊娠中や授乳中でも使用可能

多くのニキビ治療薬が妊娠中や授乳中の使用を避けるべきとされる中、アゼライン酸は比較的安全に使用できるとされています。ただし、使用前には必ず医師に相談することをおすすめします。

他の薬剤との併用が可能

アゼライン酸は、他のニキビ治療薬や皮膚ケア製品と併用することができます。例えば、ビタミンCやフラーレンなどの抗酸化成分と併用することで、さらに効果が高まる可能性があります。

酒さにも効果的

アゼライン酸は、ニキビだけでなく、酒さや色素沈着にも効果があります。そのため、複数の肌トラブルに同時にアプローチすることができます。

アゼライン酸とイソトレチノインの比較

アゼライン酸とイソトレチノインは、どちらもニキビ治療に使用される薬剤ですが、いくつかの重要な違いがあります。

1.  効果の強さ

– アゼライン酸:比較的穏やかな効果

– イソトレチノイン:非常に強力な効果、特に重症・難治性ニキビに有効

2. 副作用

– アゼライン酸:副作用が少なく、長期使用が可能

– イソトレチノイン:副作用のリスクが高く、医師の厳密な管理下で使用

6. 使用可能な患者

– アゼライン酸:妊娠中や授乳中でも使用可能

– イソトレチノイン:妊娠中は禁忌、厳重な避妊が必要

7. 治療期間

– アゼライン酸:長期的な使用が可能

– イソトレチノイン:通常4〜6ヶ月の治療期間

費用

当院ではアぜライン酸を3%配合したベーシックケアを使用しています。

アゼライン酸誘導体とナイアシンアミドによって過剰な皮脂分泌を抑え、ニキビのできにくい健やかな状態に皮膚を保ちます。また、天然保湿因子の構成成分であるアミノ酸を15種類配合し、保湿効果を高めています。

皮膚分泌や炎症をさらに沈静化してニキビ・赤ら顔により効果が高まるように成分を配合しています。。

ベーシックケア 4,400

上記は税別

使用期間

-使用開始から1ヶ月程度で効果が現れ始めます。

-効果を維持するためには、症状が改善した後も継続的に使用することが重要です。

-3〜8ヶ月の継続使用が推奨されています。

-ビタミンCと併用することで、さらに効果が高まります。

-ニキビ治療の場合、アゼライン酸単独での使用よりも、ケミカルピーリングや抗生物質との併用がより効果的です

使用方法

– 1日2回(朝晩)使用します。

– 洗顔後に、パール粒大程度を取り、顔全体に薄く均一に塗布します。

-化粧水や乳液などで肌を整えます。日焼け止めは併用して構いません。

– 使用開始時は点塗りから始め、徐々に使用範囲を増やすことをおすすめします。

– 刺激感が強い場合は、使用回数や量を減らして肌に慣らしていきます。

-アゼライン酸使用後は、適切な保湿ケアを行うことで、効果を高めることができます

アゼライン酸と他のニキビ薬の併用

アゼライン酸とデュアック(クリンダマイシンと過酸化ベンゾイルの配合薬)、エピデュオ(過酸化ベンゾイルとアダパレンの組み合わせ)、およびピーリングの併用は、ニキビ治療において高い効果が期待でき、アゼライン酸単独よりも効果的であることが示されています。

1. 相補的な作用

– アゼライン酸:抗炎症作用、角質溶解作用、メラニン生成抑制作用

過酸化ベンゾイル: 抗菌作用によりアクネ菌を殺菌し、角質剥離作用で毛穴の詰まりを改善します。

– アダパレン: レチノイド様作用により、毛穴の角化を正常化し、炎症を抑制します

– ピーリング:古い角質を除去し、毛穴の詰まりを改善、皮脂の排出を促します。

2. ニキビ跡への効果

– アゼライン酸:ニキビ跡の色素沈着に効果があり、赤みや色素沈着を軽減

– デュアック:赤ニキビが化膿する前に治すことで、ニキビ跡ができにくくする

3. 併用のメリット

– 異なる作用機序を持つ薬剤を併用することで、ニキビの予防と治療、そしてニキビ跡の改善に総合的にアプローチできます。

– アゼライン酸は単独での使用よりも、他の治療法と組み合わせることでより効果的であるとされています。

4. 使用方法

– アゼライン酸:1日2回、朝晩に使用

– デュアック:1日1回使用

注意点

1. 使用開始時の一時的な刺激

使用開始時に一時的な刺激(かゆみ、赤み、ピリピリ感)が生じることがあります。

これらの症状は通常、数週間で軽減しますが、症状が持続する場合は医師に相談してください。

2. 効果の発現までの時間

効果が現れるまでに数週間から数ヶ月かかる場合があります。即効性を期待せず、継続的な使用が重要です。

3. 日光過敏

アゼライン酸を使用すると、肌が日光に敏感になる可能性があります。そのため、日中は必ず日焼け止めを使用してください。

4. 目や口の粘膜への接触を避ける

アゼライン酸が目や口の中に入らないよう注意してください。誤って入ってしまった場合は、すぐに水でよく洗い流してください。

5. 年齢制限

アゼライン酸の使用に年齢制限は特に設けられていません

6. 妊娠中・授乳中の使用

アゼライン酸は妊娠中や授乳中でも安全に使用できるとされていますが、使用前に医師に相談することをおすすめします。

アゼライン酸の使用を検討する際は、個人の肌質や症状に合わせた適切な使用方法を見つけることが大切です。そのため、使用前には必ず医師に相談し、適切な指導のもとで使用することをおすすめします。

アゼライン酸は、ニキビケアにおいて有望な選択肢の一つであり、適切に使用することで、健康で美しい肌を維持するための強力な味方となるでしょう。

 

【限定解除情報】

【主な副作用とリスク】
・赤み、刺激感、接触性皮膚炎など。
※症状の出方や治癒経過には個人差がございます

【未承認薬であることの明示】
日本国内では未承認薬となります。

【入手経路等の明示】
当院医師が治療として、日本国内から購入しています

【同一成分、同一性能の国内承認医薬品の有無】
日本国内にはありません。

【諸外国における安全性等に係る情報の開示】
・アゼライン酸は米国のFDA(食品医薬品局)など諸外国では承認されています。
・肝赤み、刺激感、接触性皮膚炎などの副作用のリスクがあります。内服中は避妊が必要です。

【公的救済制度適用】
公的救済制度適用はありません

参考文献
・Graupe K, et al. (1996) “Efficacy and safety of 15% azelaic acid gel in the treatment of mild-to-moderate acne vulgaris.” Journal of the European Academy of Dermatology and Venereology, 6(s1), S159-S166.

・Thiboutot D, et al. (2003) “Azelaic acid gel, 15%, as a new treatment for papulopustular rosacea: results from two vehicle-controlled, phase III studies.” Journal of the American Academy of Dermatology, 48(6), 836-845.

・ Gollnick H, et al. (2017) “Management of Acne: A Report From a Global Alliance to Improve Outcomes in Acne.” Journal of the American Academy of Dermatology, 49(1), S1-S37.

・ Zaenglein AL, et al. (2016) “Guidelines of care for the management of acne vulgaris.” Journal of the American Academy of Dermatology, 74(5), 945-973.e33.

・ Leyden J, et al. (2017) “Why Topical Retinoids Are Mainstay of Therapy for Acne.” Dermatology and Therapy, 7(3), 293-304.

・Real-World Case Studies Showing the Effective Use of Azelaic Acid in the Treatment, and During the Maintenance Phase, of Adult Female Acne Patients (NCBI)

・Azelaic Acid (Topical Route) Proper Use – Mayo Clinic

・Azelaic Acid Topical Dosage Guide + Max Dose, Adjustments (Drugs.com)

記事監修医師
続木 康信
                     

続木 康伸

岩手医大卒、蓮桜会理事長。医師・歯科医師のダブルライセンス。新生児から妊婦まで、人生を自由にするアルバアレルギークリニック院長 。日本テレビ「カズレーザーと学ぶ」、東京MX「医史」出演。学研「保湿を変えればアトピーは治せる」著者。

【所属】
・日本花粉学会(評議員)・ヨーロッパアレルギー・臨床免疫学会・アメリカアレルギー・喘息・免疫学会・日本小児アレルギー学会
・抗原研究会・日本美容皮膚科学会・日本痤瘡研究会・日本脱毛学会・再生医療クロスボーダー協会・日本臨床カンナビノイド学会

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