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アトピー性皮膚炎を予防するには?

アトピー性皮膚炎を予防するには?

アトピー性皮膚炎とは

痒みのある湿疹が、慢性的に増悪・寛解を繰返す疾患です。

つまり、治療しなければずっと痒いのがまだマシになったり、悪くなったりを繰り返します。

アトピー性皮膚炎は治るのでしょうか?

何もしていなければ治りません。

昔は様子をみていれば治ると言われていましたが、実際はさほど良くはなりません。

日本では生後4ヶ月までに発症した子は、清吾18ヶ月の時点で50~80%の子に症状が残っていると言われています。

アレルギーマーチに入ると、治せるアレルギーと治せないアレルギーが出てきます。

大人でもつらいのに赤ちゃんを痒いまま放置しておくとどうなるのでしょう?

そもそもアトピー性皮膚炎になることを防ぐことができれば、とても有意義ですよね。

アトピー性皮膚炎は肌のバリアーが壊れた状態です。

肌のバリアーが壊れた状態の時に、外からアレルギーの原因になるようなものが体に作用するのがアトピー性皮膚炎の最大の問題です。

アトピー性皮膚炎の発症を予防する

1.皮膚バリア機能の強化

2.アレルギー性炎症を起こす刺激の侵入排除    

大矢幸弘.臨床免疫・アレルギー科, 59(5): 581-586, 2013.

が、必要です。

皮膚のバリアーを補充するのが、スキンケア

ここでゆうスキンケアは全身に保湿を塗るだけ。

簡単なのにとても効果が高い方法が「新生児から保湿を塗る」ことなのです。

保湿として良いのはセラミド入りのもの。

私が以前勤務していた病院では、妊婦教室でアトピー性皮膚炎の話があります。

病院からプレゼントする出産セットにも保湿剤が入っており、生後1週間以内から助産師の保湿指導があります。

出産後に落ち着いたら、病院にいる時から保湿を始めると良いですね。

記事監修医師
続木 康信
                     

続木 康伸

岩手医大卒、蓮桜会理事長。医師・歯科医師のダブルライセンス。新生児から妊婦まで、人生を自由にするアルバアレルギークリニック院長 。日本テレビ「カズレーザーと学ぶ」、東京MX「医史」出演。学研「保湿を変えればアトピーは治せる」著者。

【所属】
・日本花粉学会(評議員)・ヨーロッパアレルギー・臨床免疫学会・アメリカアレルギー・喘息・免疫学会・日本小児アレルギー学会
・抗原研究会・日本美容皮膚科学会・日本痤瘡研究会・日本脱毛学会・再生医療クロスボーダー協会・日本臨床カンナビノイド学会

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