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アレルギーのものを食べてしまったら

アレルギーのものを食べてしまったら

1)緊急時:ここを読んで、すぐ行動!

皮膚、呼吸、お腹、ぐったりする:大体が急に出る

アレルギーのものを食べてしまったら、「口がかゆくなる」、「顔が腫れる」、「体がかゆくなる」、「咳・呼吸苦」、「腹痛・ゲリ」、ショックとゆう死ぬ手前の「ぐったりする」のどれかもしくは組み合わせが起きます。

①症状は「あり」か「なし」か:考える必要とゆうか時間がない

「あり」:内服、吸入、エピペンもしくは全部、心配なら病院へ直行。
「なし」:様子見

②食べてからの時間:子どもの場合

・1~2時間以内:大体がひどいので、「薬を使う」か「病院に行く」
・3時間以上経ってる:基本あまりひどくならないので様子を見てもいけます。迷っているうちに治まることが多いです。

③ひどい・心配だ・悪化している、と思ったらすぐ病院

この場合の悪手は「様子をみる」こと。つまり、どうしたら良いのかわからないので、思考が停止すると様子を見てしまいます。
人間の体に関する経験がないことは考えても解決しないので、病院に行くのが早いです。

2)ここからは、緊急時じゃない場合

つまり、食べたら「症状がある」か「症状はないか」だけをみれば大丈夫。
食べ物のアレルギーの場合、「食べて症状が出て初めて食物アレルギー」です。
つまり、食べて症状がないのは食物アレルギーではないので大丈夫。
1歳を過ぎるころになれば、食物アレルギーは必ず親が気が付きますし、本人が食べたがらない、何らかの症状を訴えるようになります。気が付かないは基本ないです。

例外は3つです。

①新生児

アトピー性皮膚炎が悪化する場合(食物アレルギーが関連するアトピー性皮膚炎:卵か小麦が多い印象)と嘔吐、下痢、体重減少だけなどのお腹に来るタイプ(新生児・乳児消化管アレルギー:ほとんど牛乳)の時だけと言っても過言ではありません。1歳を過ぎれば親がほぼわかります。

②アニサキス、牛肉、納豆:大人のみ。納豆だけはマレに子ども

どれもある程度時間が経ってから症状が出る遅発性のタイプです。食べて症状がでるまでに、アニサキスは3~4時間、納豆は9~14時間、牛肉は7~24時間と遅発性に症状がでます。これは、慣れている我々は、食べたものと症状がでた時間で予想できますが、本人は経験がないのでわかりずらいです。

③小麦の運動誘発:基本大人。早くても15歳くらい。

ちなみに、世間で言われている小麦の遅発症状はないです。
小麦の遅発症状で出るのは、成人の体調不良と腹痛で、100%の人が自分で気が付きます。小麦の場合には、他の食物と違い徐々に症状が出るわけではなく、小麦を食べて動いて、突然アナフィラキシーになります。
つまり、公園をマラソンしていたら意識消失、通勤途中で全身蕁麻疹などで救急搬送されます。
このケースで「採血でわかった」が通用しますが、慣れた医者でないと場合判断がつかないず、救急搬送を繰り返すこともあります。

3)「症状がある」なら薬か救急車、「症状がない」なら様子見る

症状があって手持ちの薬がない場合には、病院に行くのが最短の手段です。
夜間に病院に行くことに迷わなくても大丈夫です。
「ひどい」か「ひどくない」かは、医学的ルールで決まるものです。
病院について治まっていたら、「良かったね」で終わりでよいのです。
特にアレルギーでは、「ドミノ倒しのように症状が連鎖して様子を見たけど症状は治まらなかった」となった場合には、病院で治療を行っても症状が治まるに時間がかかることがほとんどです。

4)周りの人に聞くのは悪手

周りの人に聞いてみる。これは、情報収集の第一歩です。
ですが、うまくいかない時があって、周りの人に聞いて「周囲と同じことをすること」に決めた時はいろんなことが上手くいきません。
当然ですが、周りの方は良かれと思って、自分の経験をお話しされているだけなので、あなたに当てはまるとは限りません。そして、残念ながら多くの場合には当てはまりません。
そうしているうちに治療が可能な時期を逃し、救急車で搬送されることになるケ―スが少なくありません。

5)だから、これが必要です

①普段は口がかゆいだけだった

救急対応をしている時、もっとも多く聞くセリフです。

②食べたがるから?

食べて症状が出ているのであれば、より症状は強くなっていきます。

③食べなければ症状はでません

極論で言えばその通り。難しい場合もあります。

当院ではアレルギーの救急対応を受け付けています

すぐに受診したい 電話:011-206-0310
月曜・日曜:定休日
金曜日は19:30、土曜日は17:30まで
2021年は12月29日まで

記事監修医師
続木 康信
                     

続木 康伸

岩手医大卒、蓮桜会理事長。医師・歯科医師のダブルライセンス。新生児から妊婦まで、人生を自由にするアルバアレルギークリニック院長 。日本テレビ「カズレーザーと学ぶ」、東京MX「医史」出演。学研「保湿を変えればアトピーは治せる」著者。

【所属】
・日本花粉学会(評議員)・ヨーロッパアレルギー・臨床免疫学会・アメリカアレルギー・喘息・免疫学会・日本小児アレルギー学会
・抗原研究会・日本美容皮膚科学会・日本痤瘡研究会・日本脱毛学会・再生医療クロスボーダー協会・日本臨床カンナビノイド学会

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