コロナ予防接種とは
1)予防接種とは
意味はワクチンと一緒です。
感染すると重い後遺症や重症になる病気に対して、感染する前に抵抗力をつけておくのが予防接種(ワクチン)です。
毒性を弱めたウイルス・細菌やその毒素を投与することで、体に抵抗力(免疫)を作り、そのウイルス・細菌が起こす病気に罹りにくくすることです。
つまり、予防接種をすることで、前もってウイルスや細菌を撃退する力を準備しておきます。
これで、感染しても無症状もしくは軽症で済むようにするのです。
#「抵抗力がなかったから、ひどくなったのが今回のコロナ」
2)世の中では、「よくわからないから」怖いと思われています
予防接種が開発されたのは、1796年。今から225年前です。
天然痘は1980年5月天然痘の世界根絶宣言が出されましたが、世界中で繰り返し流行を起こしています1)。
1770年にインドで300万人が死亡、1796年当時のイギリスでは4万5000人が死亡、日本でも繰り返し流行を起こし、明治時代だけでも5000~2万人程度の死者を出す流行が6回も起こっていたとされています1)。
この天然痘の撲滅まで、ワクチンが最初に開発されてから約100年を要しています。
今回のコロナ感染の状況に似ていませんか?
よくわからないで済ませるとロックダウンが100年続きます。
3)みんなで接種することが必要です
天然痘が流行した時も各国が緊急接種を行って、流行を鎮静化させてきました。
「免疫」には、「個人としての免疫」と「集団としての免疫」があります。
個人としての免疫が必要なものには、肝炎や狂犬病など空気や飛沫感染などで他人に感染しない病気で、今後はHIVなどの予防接種も期待できるでしょう。
集団免疫とは、「皆が抵抗力を持っていれば、ひろがらないよね」とゆうことです。
集団免疫としては、インフルエンザや麻疹など空気や飛沫感染などで他人に感染しパンデミックになるもので、当然今回のコロナに対しての効果が期待されています。
集団免疫は人口の70%が免疫を持つ必要があるとも言われていますが、アメリカでのコロナ予防接種率は早くそして高く、2021年夏までに集団免疫に達するとも言われています。
つまり、コロナ予防接種をすれば、自粛や時短、マスクはもう必要ないのです。
4)現場では、コロナ感染と後遺症のひどさが忘れられています
日本では、最近自粛の言葉が薄れているようですが、フランスやフィリピンでは未だに厳格な外出規制が行われています。
以前は、メディアなどでコロナ感染の恐ろしさが伝えられていましたが、最近は1年以上同じニュースが流れていたので、慣れてしまったようです。
しかし、コロナで重症化する人がいるのは感染してしまえば、避けることはできません。
さらに問題なのは、約80%の人が起こす様々な後遺症。
さらには、2021年4月の段階で、コロナ感染にも、合併症にも、後遺症にも決定的な治療方法は見つかっていません
しかし、コロナワクチンの効果は非常に高く、入院率でも、ファイザー・バイオンテック社のワクチンで91%(95%CI 85~94%)、アストラゼネカ社のワクチンで88%(同75~94%)低下させています。これは高齢になっても予防効果は変わりません2)。
ちなみに、ウイルス変異の変異は「ワクチンに対抗して、強いウイルスになった」などと言っている人がいますが、ウイルスにそんな気はありません。たまたま例外のウイルスがいて、たまたま増えただけなんです。
ちなみに、ワクチンを完了した人が、コロナウイルスに感染する確率は0.01%です3)。
5)だから、感染しないのが一番です
①予防接種をしているから大丈夫なのです
アメリカでは、ロックダウンが解除されるためお祭り騒ぎです。
②陰謀論?
予防接種が進まないので、いつまでも本来の子どもたちの姿が戻ってきません。
③副反応?
全ての薬には副反応がつきものですが、それだけコロナの感染力が強いのかもしれません。
参考文献
3)U.S. study finds tiny number of vaccine ‘breakthrough’ COVID-19 cases