子どもの目の周りが赤い・カサカサする原因は?小児アトピーの治し方と受診目安

子どもの目の周りが赤い、カサカサする、ブツブツがあると、「アトピーが悪化したのではないか」「目の周りに薬を塗っても大丈夫なのか」と心配になる保護者の方も多いのではないでしょうか。
目の周りは皮膚が薄く、乾燥や摩擦、花粉・ハウスダストなどのアレルギー、スキンケア製品による刺激の影響を受けやすい部位です。アトピー性皮膚炎だけでなく、かぶれや結膜炎などが関係していることもあるため、症状に応じた見極めが必要です。
アルバアレルギークリニック札幌では、これまで多くのアトピー性皮膚炎の患者さんを診察してきました。そのなかで、症状がなかなか良くならない場合には、薬そのものだけでなく、「薬の選び方」「塗る量や範囲」「塗るタイミング」「症状が改善した後の減らし方」を見直すことが重要だと考えています。
アトピー性皮膚炎の治療では、一般的な意味で薬が強いか弱いかだけで判断するのではありません。年齢や塗る部位、赤み、腫れ、乾燥、ジクジクなど、一つひとつの皮疹の状態を確認し、その症状に対して薬が適しているかを判断します。
症状が悪化したときだけ薬を塗り、少し良くなったらすぐに中止するという使い方では、炎症を十分に抑えられず、同じ場所に湿疹を繰り返すことがあります。
そのため、炎症がある間は医師の指示に沿って治療を続け、症状が改善したら一段階軽い治療へ調整するなど、皮膚の状態を確認しながら段階的に治療を進めます。適切な治療を継続することで、症状がない、またはほとんど気にならない状態を長く維持することを目指します。
特に子どもの目の周りは、薬を塗ることへの不安から十分に治療できていないケースがあります。しかし、炎症を繰り返すと、赤みやカサカサだけでなく、目をこすることによる腫れや色素沈着につながることもあります。
この記事では、子どもの目の周りが赤い・カサカサする・ブツブツがある場合に考えられる原因、小児アトピーとの関係、受診したほうがよい症状、家庭での対処法、目の周りに薬を塗る際のポイントについて解説します。
1)子どもの目の下が黒く見えるのはアトピーが原因?
子どもの目の下が黒っぽく見える場合、必ずしも寝不足だけが原因とは限りません。
アトピー性皮膚炎やアレルギーによるかゆみで目の周りを繰り返しこすると、皮膚に炎症が起こり、色素沈着によって目の下が暗く見えることがあります。目の周りの湿疹を何度も繰り返している子どもでは、赤みやカサカサだけでなく、このような変化がみられる場合があります。
また、目のかゆみや充血、涙などを伴う場合は、アレルギー性結膜炎などが関係している可能性もあります。皮膚の外用治療だけでなく、眼症状への治療やダニ・ハウスダストなどのアレルギー対策が必要になることもあります。
ただし、目の下が黒く見える原因は一つではありません。皮膚炎、摩擦、鼻炎、睡眠不足など、複数の要因を確認したうえで判断します。
2)子どもの寝不足は、目をぐりぐり回す
子どもが寝不足になると、子どもは寝不足になると、目をぐりぐり回すことも特徴です。
頭痛も多い印象で、ほとんどが22時以降もスマホで動画を見ています。
日本人の子どもは特に睡眠時間が短く、小学生で22時以降に寝ている場合には、明らかに遅いです。
20時、遅くとも21時には寝ましょう。
3)目の周囲の塗り方のポイント
目の周りの色素沈着を防ぐには、「薬を塗る」か、「目薬を使う」か、「両方か」のどれかです。
もしくは、これにダニアレルギーの治療も追加します。
以下は、医師から目の周りへの外用薬を処方され、塗る範囲や回数について説明を受けている場合の一般的なポイントです。
薬の種類や塗る範囲、使用量、使用期間は、子どもの年齢や皮膚の状態によって異なります。
処方されていない薬や、家族が使用している薬を自己判断で目の周りに塗ることは避けてください。
①この3つの部分を塗る

1.最初に下の部分
目は閉じていると力が入って引っ張れませんので、目は開きます。
指できちんと引っ張って、ピンクの部分を塗ります。
引っ張ると意外と紅くなっていることがわかるでしょう。

まつ毛の下ぎりぎりに塗布するのがポイントです。
まつ毛の生え際付近へ塗る場合も、目の中に入らないよう、医師から説明された範囲に少量ずつ塗布してください。
2.目頭
ここは、親指と人差し指で広げ、ピンクの部分を塗ります。

3.目尻
これも同じ。広げて塗ります。

目の周囲はポイントを押さえて塗ることをお勧めします。
【治療内容】
【治療内容】:各種採血検査、スキンケアを行います
【費用】:保険診療の範囲内、遠方の方や時間を取って相談を受けたい方は自費が選べます(詳細はこちら)。
【考えられる副作用】:多毛、膿痂疹などの感染症、酒さ用皮膚炎など