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第22回 「蕁麻疹」は心肺停止にすらなり得る!?

第22回 「蕁麻疹」は心肺停止にすらなり得る!?

要約

この会議の要約は、アレルギーに関するラジオ番組の内容である。番組のナビゲーターが、アレルギー専門医の続木康伸先生と蕁麻疹について話し合っている。蕁麻疹の定義、原因、重症化、治療法などについて説明があり、蕁麻疹は放置すれば重症化する可能性があるため、治療が必要であることが強調されている。

チャプター

蕁麻疹について

蕁麻疹の定義と原因について説明がある。ほとんどの蕁麻疹は原因不明で、体質的な要因が関係していると考えられている。また、蕁麻疹は放置すると重症化し、呼吸器や循環器にも影響が出てくる可能性があるため、治療が必要である。

蕁麻疹の治療法

蕁麻疹の治療として、内服薬や注射による治療がある。1年以上蕁麻疹が続く場合は内服薬でコントロールし、完全に収まるまで続ける必要がある。

行動項目

  1. 蕁麻疹は放置せずに、必要に応じて治療を受けること。
  2. 蕁麻疹が1年以上続く場合は内服薬による治療が必要。

文字おこし

知れば勇気が湧くアレルギー攻略講座この番組は、知られざるアレルギーの常識や花粉症、アトピー、ハウスダストといった日常にあふれるアレルギーの悩みにお応えしていく番組です。リスナーの皆さんのアレルギーリテラシーを高めるために、様々な知識と知恵をお伝えします。

 

知れば勇気がわくアレルギー攻略講座、番組ナビゲーターの猪飼雄一です。札幌市アルバアレルギークリニック院長の続木康伸先生にアレルギーに関する様々な知識や知恵などを教えていただきます。続木先生よろしくお願いします。

 

よろしくお願いします。

 

さあ続木先生、今回のテーマは蕁麻疹です。続木先生蕁麻疹って、これはアレルギーの一種なんですか?

 

仲間ですよね。

 

仲間なんすか

 

医学的に何か言うと、ちょっと難しくてもあれなんですけど、

 

簡単に説明していただけます?

 

簡単にですか。

 

はい

 

医学的に医学的にわかりやすく。

 

わかりやすく、ちょっと最初難しく言ってみますよ。

 

お願いします

 

蕁麻疹って定義があって、全部の病気がそうなんですけどルールがあって、ルールを満たしてるかどうかで決まってくるんですよ。法

 

ルールがある。はい

 

そうなって蕁麻疹ぽいねとかじゃなくて、ルールを満たしてるかどうかで決まるんすよ。

 

はい。

 

そのルールが、蕁麻疹っていうのは、紅斑を伴う一過性、限局性の浮腫が病的に出没する疾患であり、多くは痒みを伴うって定義があるんですよ。

 

なるほど感じがあんまり浮かばなかったんですけど、これを要するに簡単に言うと、はい。

 

よくわかんないけど、盛り上がっちゃったり赤くなっちゃったりするのが皮膚に出てくる場合あるよね。そのときって結構かゆいよね。それが蕁麻疹だよってことなんですよ。

 

めちゃくちゃわかりやすいじゃないですか。定義があるんすね。皮膚がボコッて盛り上がったり、

 

そうです

 

赤くなったり、

 

そうです。

 

かゆみがある。

 

かゆみがある多くの場合は出たり消えたりする

 

出たり消えたりするっていうのも定義の一つなので、でっぱなしではないです基本的に。

 

そうなんですね。出っぱなしのものは逆に、じんましんではなくて他の何かっていうことなんですか。

 

そうそうそう。だから、出っ放しって言っても右足に出たと思ったら左足に行ってたりするのが、1ヶ月繰り返してるとかっていうのは蕁麻疹ですけど、

 

はい。

 

1回右足の膝のところに出たやつが、もう1ヶ月消えないとかっていうのは、それ蕁麻疹じゃない。

 

そうなんですね。同じ場所に出続けてるのは違うと

 

違う。

 

うん

 

そうなんですね。

 

ちなみに、これ蕁麻疹って、私もたまに急に出ることあるんですけど、主な原因とかってあるんですか。

 

原因はほとんどなくて、95%原因ないんですよ。

 

ないんですか?

 

あるのは5%ぐらい。

 

95%は原因不明の蕁麻疹ってことなんですか。

 

そうですそうです。

 

へえ、それもそれも知らないっすね、一般の方ね。

 

じんましんが出やすい体質っていう感じですね。

 

そうなんですか。体質として出やすい人がいる。

 

そうですそうです。

 

でも確かに私も思い返してみたらなんで出たのかわからないのが結構あるかもしれないっすね急に出て急におさまってみたいな。

 

うん。

 

そういう人多いんですか

 

95%原因がないから、蕁麻疹の人100人集めたら、そういう人たちが95人だよねっていう感じで

 

そうなんですね。逆に5%はどういうものがあるんですか?

 

食べ物とか薬が多いですよね。

 

食べ物とか薬でじんましんが出る人、何となくね食べ物はイメージありますね。

 

なんでかって言うとさっき言ったようにちょっと難しい話になってて、

 

はい。

 

皆さんが興味あるかどうかわかんないんですけど。

 

はい。

 

蕁麻疹ってさっきの話で、わかったかもしれないんですけど、皮膚の見た目と症状の出方の問題なんすよ。

 

はい。うん。

 

赤くてぼっこりしたのが、肌に出ちゃってかゆい出たり消えたりしてるよっていう状態が蕁麻疹なんで、

 

はい。

 

原因は何でもいいんですよ。

 

はい。

 

原因がある場合ね、うん、

 

うん、うん。

 

食べ物で出てても蕁麻疹だし、薬で出てても蕁麻疹だし、ハチに刺されて、何か皮膚に症状が出ても蕁麻疹なんですよ。

 

そういうものなんですね。

 

そういうもんなんすよ。だからこういうのを言い始めるとなんか、どんどんどんどん押し問答みたいになってきて訳わかんなくなってくるよ

 

そうなんですね。

 

だから原因とか考えなくていいです。

 

そうなんすね。もうこれは蕁麻疹かどうかぐらいのことだけでいいってことですか。

 

原因はこっちで調べて、あるんだったらそれ対策言いますから。

 

そうなんですね。

 

うん。そういうもの

 

そういうものなんです。

 

その認識すらなかったです。何か蕁麻疹って、何なのかも正直よくわかってなかったですし。

 

でも何となくその、さっきね食べ物とかでも出る場合があるっておっしゃってましたけど、続木先生のクリニックのねブログとか読ませていただいたら、寒いとじんましんが出ることもあるんすか。寒冷って言うんすかね。

 

あります。あれは原因っていうよりも、誘引

 

誘引。

 

うん

 

蕁麻疹が出るんだけどそれの引き金っていうのはまた別にあるわけですよ。

 

はい。

 

うん。

 

原因のない人たちの中で、例えば原因がある人。食べ物でじんましん出る人は、食べ物が引き金になるわけじゃないすか。

 

はい。

 

原因はない人たちの蕁麻疹で、これが温度差であったりとか、

 

はい。

 

温かい場合寒い場合ですよね。

 

それから疲労

 

疲労、はい、はい、

 

そんな感じかな。睡眠不足とかね

 

そう

 

そういう何かストレスとか、

 

うん。なんていうんすか、生活環境みたいなことがやっぱり大きく関係することがあるんで、ストレスも結構出る。

 

そうですか。実際にそういう患者さんもいらっしゃったりするんですか?

 

いっぱいます。大体自分でわかってるんで、何がストレスか、はい。

 

ストレスで出てるっていうのはわかってるんです。

 

そうなんですね。それは単純かもしれないすけど、ストレスとなっているものを取り除けば治るものですから、治ります。ただ自分でわかってて、病院に来るってことは自分では取り除けないから来てるわけで、

 

止めればっていう話になるんだけど、そんなに簡単にやめれないじゃん、

 

止められないですね。はい

 

よく感じなんですよ。

 

そうなんですね。

 

そうか。いやでもなんか正直蕁麻疹って、あんまり病気みたいな治療が必要みたいなイメージがあんまりないのかなと思うんです。なんかほっておいて、おさまるものしばらくほっといたら治るものみたいなイメージがあるんすけど、でもそのブログ読ませていただくと治療が必要な場合もあるんですね。

 

治療が必要な場合しかないですけど、治療、必ず必要。

 

うんだって、延々で続けるわけじゃないすか例えば、1年前からじんましん出ている人っていうのは、2年蕁麻疹でるんですよ。はい。勝手には収まらないじゃないすか。もう1年続けてるんだから、治療必要ですよね

 

そうですね。

 

たとえ1年に1回出るんだとしても、

 

はい、

 

年に1回毎年繰り返してるんですよね。駄目だよねっていう話なんですよ。

 

ええ。そうかそれはどうやって直していくものなんですか

 

クリニック的には。

 

飲み薬で蕁麻疹って中途半端にでも出てると延々で続けるんですよ。

 

そうなんですね

 

1回バチンと完全に出ませんという状態を作らないといけない

 

そうなんですか。

 

そう、飲み薬です。

 

それどのくらい飲み続けるとかにもずっと飲み続けるってことですか。

 

半年から1年、

 

半年から1年

 

でそれ終わったら、徐々に減らしてて大体長い人でも2年と思います

 

でもそれくらい、定期的にちゃんと薬を飲んで、直していくとそんな蕁麻疹のそういう治療をされてる方ってでもいらっしゃるんですね。

 

重症になることもあるんですか?

 

皮膚基本的には皮膚だけなんだけどお腹痛くなったり、

 

はい、

 

心臓や呼吸とか呼吸にも症状くるんですよ。良くない。

 

かゆいだけじゃないんですか

 

言うわけじゃない。

 

呼吸、心臓、蕁麻疹出たと同時に今日苦しくなってとかっていうのは結構ある。アレルギーのクリニックですからね。

 

ひどい方はそこまで行ってしまうんですか。

 

ひどい方って心臓止まりますよ。

 

そうなんですか。当然知らず蕁麻疹がひどくなって、心肺停止はちょっと聞いたことがないっすね。

 

寒冷蕁麻疹に多いです。

 

そうなんですか。

 

前の病院にいたときは大体二、三年に1人は心肺停止で運ばれてきて、蘇生してっていうようなことをやってましたね。

 

救急で運ばれてくるんですね。

 

そうです。

 

重症の人たちは注射で治療するんで、

 

注射治療もあるんですか。

 

ありますあります。

 

そうか、これはちょっと認識を改めなければいけないですね。蕁麻疹ただ痒くなって治まるのを待つのではなくて、ちゃんと病院に行って、飲み薬ひどい場合には注射で治療して、要はじんましんが出ない状態にするってことですかね。

 

そうですそうです

 

その必要があるんですね。

 

はい。

 

これは聞いている方も、認識を神馬氏に対しての認識をぜひ改めていただければと思いますということで知れば勇気がわくアレルギー攻略講座、札幌市アルバアレルギークリニック院長続木康伸先生に伺いました。鈴木先生、ありがとうございました。

 

ありがとうございました。

記事監修医師
続木 康信
                     

続木 康伸

岩手医大卒、蓮桜会理事長。医師・歯科医師のダブルライセンス。新生児から妊婦まで、人生を自由にするアルバアレルギークリニック院長 。日本テレビ「カズレーザーと学ぶ」、東京MX「医史」出演。学研「保湿を変えればアトピーは治せる」著者。

【所属】
・日本花粉学会(評議員)・ヨーロッパアレルギー・臨床免疫学会・アメリカアレルギー・喘息・免疫学会・日本小児アレルギー学会
・抗原研究会・日本美容皮膚科学会・日本痤瘡研究会・日本脱毛学会・再生医療クロスボーダー協会・日本臨床カンナビノイド学会

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