第7回 元ヤ〇キーの子供は、なぜアトピーが治る人が多いのか?
札幌市南区のアレルギー科・小児科(アレルギー)のアルバアレルギークリニックです。
当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。
アトピー・かゆみの治療の患者様に多数ご来院いただいています。
まとめ
子供のアレルギー治療に対し、教育の一部として積極的に取り組む。
治療内容をメモに残すなどして、きちんと理解する。
治療計画を立て、親子で協力し合って継続する。
子供の治療中断を防ぐため、親の仕事との両立を考える。
子供の治療のために、親の「やりきる力」「やりきらせる力」を発揮する。
要約
このテキストは、アレルギー性皮膚炎などのアレルギー疾患を持つ子供の治療についてのラジオ番組の内容です。札幌市のアレルギークリニックの都築院長が、子供のアレルギー治療が成功する場合と失敗する場合の特徴について解説しています。治療が成功する特徴として、1教育熱心な親の場合、2やんちゃな親の子の場合の2パターンがあると指摘しています。一方で、治療が失敗する特徴として、親のやる気が続かないことなどをあげています。院長は、治療の成功のためには、親の『やりきる力』と『やりきらせる力』、そして医師の説明をメモすることが重要だと強調しています。
子供のアレルギー治療が成功する2つのパターン
院長によると、子供のアレルギー治療が成功する特徴として、1教育熱心な親の場合と、2やんちゃな親の子の場合の2つのパターンがある。1の教育熱心な親は、治療を子育ての一部と捉え、将来を見据えて取り組む。2のやんちゃな親の子は、親の強い指導力があるため治療に取り組むことができる。
子供のアレルギー治療が失敗する特徴
一方、治療が失敗する特徴として、当初は治療に取り組んでいたが、親の仕事の都合等で軟膏塗布が中断されるなど、親のやる気が続かないパターンがある。また、医師の説明をメモしないなど、治療内容の理解不足も失敗の原因となる。
治療成功のためのポイント
治療の成功のためには、親の「やりきる力」と「やりきらせる力」、そして医師の説明をしっかりメモすることが重要だと強調している。親の熱意と指導力、治療内容の理解が不可欠である。
内容
知れば勇気がわくアレルギー攻略講座この番組は、知られざるアレルギーの常識や花粉症、アトピー、ハウスダストといった日常にあふれるアレルギーの悩みにお応えしていく番組です。リスナーの皆さんのアレルギーリテラシーを高めるために、様々な知識と知恵をお伝えします。
知れば勇気がわくアレルギー攻略講座ナビゲーターの猪飼雄一です。今回も札幌市のアルヴァアレルギークリニック院長都築泰伸先生とお伝えしていきます。鈴木先生よろしくお願いします。
よろしくお願いします
続木先生、前回もね、テーマは子供のアトピー性皮膚炎は治るのかという話でしたけども、今回もちょっとねその話いろいろと伺っていきたいと思います。前回の放送の中では、ワンオペ育児・ワンオペ治療駄目チームで治療しましょうというね。続木先生からの提言、提案がありましたけれども。ただね、その体制をもちろん築いた上でもなかなかうまくいかないっていう方もね、中にはもしかしたらいらっしゃるのかと思うんですが、やっぱこのうまくいく場合がない場合っていうのは、先生から見てどういう違いがあるんでしょうか?
そのマネジメントできててって、できた上でってなると、結局のところ、
はい、
元も子もない話になっちゃってるんですけど。
結局やりきる力があるかどうか、計画を遂行できるかどうかってことになるわけですよ。
はい
だから最初のうちは、チームがうまく機能して入ってたとしても、何かの拍子に、やっぱり仕事が忙しくなってきたみたいになると帰りが遅いみたいなときもあるかとは思うんですよ
出てくる場合ありますよね
それまでうまくいってた軟膏塗るという作業が途中中断してしまうわけですよ。
はい。
そうなってくるとそれが日常になってって、気がついたら塗ってなかったね。
なるほど。しっかり最初に計画立てて、分担もして、役割も決めたけどでも、仕事の都合とか、いろんな事情があって、そこが来るって言ってしまってっていうこと。
そうそうそう。結局さぼり、言い方悪いですけど、わかりますけど、さぼりって常態化するんですよ、慣れていくから、
1回やらなかった。次からもう1回やるんじゃなくて、1回やらなかったらそれがまた続いていくってことですか。
そうです。当たり前になっていっちゃうんで、
はい、
まあいっかみたいなことですかね。
はい、はい
いや、それでもちょっと私もどっちかっていうと、そっちのタイプなんで診てやりたいんですけど、やっぱでもそれちょっとよくなっただけじゃやっぱり駄目なんですよね。
駄目ですこれがうまくいくのが2パターンあって、
はい
成功する子供アトピー性皮膚炎とか子供のアレルギーっていうと、親じゃないですか結局
そうですね、はい。
成功する親の特徴って、
うん。
結局二つあって、
はい。
一つは、
はい。
当たり前なんすけど教育熱心なところ、
教育熱心に、はい、はい。
もう一つは元ヤンって言われても、ヤンチャしてた人たちの子供っていうのは、
はい、
ごめんなさい、ちょっと一つ一つ丁寧にちょっと解説してもらおうと思います。まず一つ目、教育熱心な人は治りやすい。
これどういうことでしょう。
そもそも、アトピー性皮膚炎の治療ってのは将来あなた困るよねこのままだとっていう先を見据えた戦略がとれるので、
はい。
アトピー性皮膚炎の治療も教育の一環だから、
うん。だから
飛行機使ってきたりするわけですよ。
アトピー性皮膚炎の治療も教育の一環と思って取り組んでらっしゃる教育費なんです。本来あなたに困るよねっていうことなんすよ。だから教育費にお金をかけるのと一緒なんですよ。
もう投資してるってことですね
そういう捉え方、そういう考え方の方はなおりやすい
はい、はい。
あとは、治療や生きるためのやり切る力、ていう事も重視してたりするわけで、
はい。
やり切るためにそれを習慣化させる。親の力。毎日通ったり要するに、テニス一緒に毎日通うのと一緒ですよ。
そうか確かに勉強もスポーツも続けるって、結構やっぱ大変ですもんね。
大変です。子供1人に任せてたらできないんで、親がちょっとそこ介入しないといけないんすよ。
そうかそうか
当然ね、子供だからモチベーションの上がり下がりもあるし、下がってきたときに親がそこにどう手を差し伸べるかとか、
子供なんで、将来考えるなんて考えられるわけじゃないので、
はい。
「あなた将来このまま悪くなっちゃうよ」って言われてもそれはわからないじゃないすか。
そうですね想像がなかなかね、イメージができないですよね。
良くなったら体が痒いときは、例えば塗っいてれば良くなってもわかるから塗ってますけど、これが1ヶ月2ヶ月経ってくると、なぜ塗らなきゃいけないのかっていう話になってくるんで、「もう痒みないじゃん」って言うふうに思う。
もう
ツルツルじゃん。ということになってくるわけですよ。
はい
そうなってきたときに、やっぱり親が介入しないといけないので、
うん、うん。
この介入できる親ってのは結局のところ、教育熱心っていう要するに子供の将来を見据えた戦略がとれるから、
はい。
大体子供の学力高いですね。
そういうもんですか。続木さんのこれまでの接した患者さん、傾向データとしてはっていうことですね。
最重症で、うちに来たとしても、
はい。
やっぱり進学校って言われてる学校に通ってる子供たちは、治りがいいし、バリっとしますよ。
バリッとしているという意味でしょう。
ピシッとしてる
何となくわかるんですけど、何となくは伝わるんですけど、でもそういうしっかりしてるってことはしっかりしてるそうです。
はい。
しっかりしてるなって
これが実は親がもう昔やんちゃしてましたっていう人たちに、
それさっきおっしゃった二つ目、元ヤンのお子さんは治りやすい
俺の経験だと、びしっとしてますよ
結局物事を遂行する力っていうのにかかってくるんですけど、
はい、はい、
もう元ヤンお父さんたち、お母さんもしくはや、んちゃしてただろうっていう明らかにわかる家とかは、
はい。明らかにわかる
ここがなんか面倒くいなとかさぼってたら、「駄目だやれ」とか言って、それで終わりなんすよ。
もうその一言、一括みたいなこと
一撃で終わりなんすよ。なんでとか言って親と子供で喧嘩がないんですよ。
なるほどね。
悪くなるのわかってんだやれとかって
なるほど。ちょっと言葉ですけど強制みたいなもんですよね。
やらせる力。
すごい言い方してくれました。強制ではないに対して、やらせる力。
やらせる力、やり切ってもらう力
やりきってもらうしかない。
大事だってこれ、めちゃくちゃ大事
そうです小さい子ってね、なかなかなんでやだとかって、言いがちですもんね、子供ってね、
治療に関しては、ある程度やっぱり強制しないとうまくいかなくて、子供の相手を尊重するとかっていうのもそうですけど、
うん、
そういうことを言ってる場合ではないので、
うん。
子供の気持ち尊重して全身ひどくなって入院するのであれば、尊重してたら元も子もないよねみたいな話なんで、
本末転倒ですよねになっちゃう
それで、ビシッとしましたお父さんサングラスかけて、明らかに現場から来ました工事現場から来ましたみたいな感じの子たちは、
はい。
ビシッとしてる
それも続木さん調べですけどね。アルバアレルギークリニックの場合ですけど、でも続木先生の今まで接してきた患者さんの見てきた患者さんの中では傾向としてはそういうのが強いってことです。
俺に話してる子、多くの子供って結構最近多いのが、これが質問しても親と話するんすよ。
今日どうだったって言っても、親の管理で親に答えてもらうってパターンが多いんですよ
そうなんですね。うん、はい、はい。
それはもう、日々の話だからそっちじゃないこっちこっちって言って、こっち向かせるんすけど、お父さんもしくはお母さんもしくは両方がやんちゃしてた家庭っていうのは、あんまりないです。
そうですか。
人の目を見て話せで、1撃で終わりなんで、
そこもちゃんとやってもらう、そういうふうに指導してるっていう教育をしてるっていう
でしょうね。結構一撃なんだよ。はい。
そうですか
みんなこっちの顔見て話します。
そういう結構あるんですね。
逆にうまくいかない人って何か特徴とかってあるんですか。
メモしない
メモしない。はい。続木先生が言ったこと、
2人って、できるだけ単純に塗るんですけど、要の過程で、
はい。
やっぱ複雑んならざるを得ないときとかっていうのがあるんですよ。
ここはこれ、ここはこれみたいな、
うん
そんなのを口で言って聞いても覚えられないんですよ。
そうですよね。はい。
人間ってここ以上のことを覚えられないと思うんですよ。うちでは必ずあのメモしていってくださいね。ていう話をしてるんですけど、
はい、
しないです。
しないんですか、しない方もいる。
うまくいかない人10人集めたた9人は。
そうですか
痒くて寝れないって言ってうちに来るじゃないすか。治療スタートするときって三つくらいしか薬剤ないんすよ。
はい。
頭にはこの薬、顔にはこの薬、体にはこの次って三つぐらいでシンプルにするんすよ。
はい
わかりやすくするってことわかりやすく、
うん。
わかりやすい感じで一気に抑えるんですけど、
はい、はい、
メモして行かないから、
はい、
初めて聞く薬だからメモしていってくださいねっていうのにメモしないで、どう塗ったらいいかわかんなかったから塗ってこなかったとか。ちょっと待って。うちめちゃくちゃここ大事だから、説明に看護師から15分ぐらいかけて説明してるけど、あの15分は何だったんだみたいな。
中にはそういう方もいらっしゃるんすね、
そもそもベッド血だらけで寝れないって来てませんでしたっけみたいな。
はい。なぜやんないんだっていうふうにも思ってしまいますね。
しかも帰るときにわかりますって言ってメモしても来ませんでしたよね。メモしなくて大丈夫ですかって聞いたと思うんですけど、それでもわかりませんでしたって、「あれ、これどないなっちゃってるのかな」みたいな。うん例みたいな。
なるほど
いやちょっとね続木先生のエンジンがかかってきたといいますか、だいぶかかってきたんでちょっとねこの辺でまとめたいと思います。続木先生改めてその直すためには、子供のアトピー増え直すためには、やりきる力(やり切らせる力、それからメモをしっかりとる。
ここを押さえるっていうのは大事ですね。
大事です。
ていうことで、リスナーの皆さん、やりきる力、ときにはやり切らせる力、そしてメモをしっかりするということを覚えていっていただければなと思います知れば勇気がわくアレルギー攻略講座、札幌市アルバアレルギークリニック院長都続木康伸先生とお伝えしました。続木先生、ありがとうございました。
ありがとう明日