コラム
粉ミルク負荷試験:赤ちゃん用
札幌市南区のアレルギー科・小児科(アレルギー)のアルバアレルギークリニックです。
経口負荷試験の具体的な予定と準備頂くものを、再度ご説明いたします。
大切なことは何度も出てきます。
粉ミルク負荷試験
- 9時に来院して下さい。
- 13時頃終了で帰宅予定(症状の出現により時間は変更)です。
- 体調不良時(カゼ、発熱、湿疹の悪化、感染症の兄弟と接触があったなど)の際には負荷試験が中止になります。
- 事前中止薬:3日前から抗アレルギー剤は中止です。
準備食品
今回は( 牛乳 )での準備となります。
今回の負荷食品は( 粉ミルク )です。
(こちらで計測します)
( 粉ミルク )と( 哺乳瓶:すぐにつかえる状態 )を、お持ち下さい
粉ミルクは、こちらからアレルギー用ミルクの指定がない場合には、ご自身で使いやすいもので大丈夫です。
検査中の注意事項
- 負荷食品が食べ終わるまでに2時間程度かかります。
- 試験中は保護者の方も付き添いになります。
- 最終摂取2時間程度は経過観察をさせて頂きます。
- 検査中は動き回ったり、離れた場所に移動することは出来ません。
- 検査中は負荷食品とお茶、水以外のものは飲食できません。
治療・検査に伴う危険性と対応
検査に伴ってアレルギー症状が出る可能性があります。皮膚症状(赤み、蕁麻疹、かゆみなど)、呼吸器症状(鼻水、咳、喘鳴、呼吸困難など)、消化器症状(腹痛、吐き気、嘔吐、下痢など)、粘膜症状(のどのかゆみ、目の充血など)があります。これらの症状が急激に起きるアナフィラキシーや血圧が下がるアナフィラキシーショックに至る可能性もあります。症状は数時間経過後から出現することもあり、症状に応じて飲み薬、吸入、酸素投与などを行います。
検査後に治療に移行する際にも同様です。
検査をしなかった場合
現在の食品除去を継続します。
検査の中止
同意書を提出しても、不安や疑問などがあれば検査は中止することができます。また、試験日にカゼなど引いていれば検査は中止です。