子どものこだわり

人は大なり、小なり「こだわり」を持っていますが、子どものこだわりは結構大変です。

強すぎる場合には、感覚過敏はこだわりの1部とも考えられています。

感覚は 過敏だけではなく鈍麻も見られることがありますが、これはすべての体性感覚(視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚)で見られることがあり、程度も様々です。

この過敏症状が強いと、特に成人ではパニック症状やパニック症状に対する予期不安(パニックが起きるかも)を起こすことが日常生活を送る上での障害となることがあり、むしろコミュニケーションの障害よりも対応が大変なことがあります。

問題は「程度」であり、特に病院受診、学校などで生活に支障をきたす時に対応が必要となってきます。

ここでは感覚過敏が、「どの程度で問題になるのか」と「その対応」を考えてみましょう。

感覚過敏については、特定の音や音量に対する聴覚過敏、特定の形や回るものなどに対する視覚過敏、肌触りなどに対する触覚過敏、味や舌触りなどに対する味覚過敏、においなどに対する臭覚過敏などがあると言われています1)。

この感覚過敏は、問題になる場合とならない場合があります。

注意しなければいけないのは、程度は人によって様々だとゆうことです。

特定の音や光が苦手でも、スマートフォンで音楽を聞く、サングラスをかければ問題ない状況であれば、困難ではありません。

しかし、突然パニックになるなどであれば、病院での受診できない場合も出てきますし、学校に行けないことも出てきます。

この場合には、社会生活に困難さが伴います。

岡田は、同じ刺激でも定型発達児と自閉児では異なった敏感さ・鈍感さを持つことを、「感覚認知の偏り」として述べています 2)。

人によって何ともないことでも、他人にとっては不快なことは多々あります。

NHK特番でも自閉症を抱える当事者が出演され、ご自身の感覚について述べられており、定型発達者との感じ方との違いを詳細にお話しされていたこともあります。

となると、感覚過敏が問題になるのはやはり程度の差です。

感覚過敏であっても、日常生活に問題ないものやちょっとした対応で問題ないものは特別視する必要はないですが、困ってるのであれば様子をみるのではなく、対応する必要があります。

ゆくゆくは、その過敏を将来「仕事」として使用できるものに変えられるかどうかが、まずは慣らしたり減らしたりできるかどうか考えましょう。

感覚過敏がわかった時には、「この程度で」とは思わず、「そうなんだ」と考えると同時に「対応」も考えることが大切です、。

次回は具体例を上げて考えてみたいと思います。

参考文献

1)平岩幹男. 発達障害児へのライフスキルトレーニング. 合同出版.2015年.

2)岡田あゆみ. 広汎性発達障害と頭痛・嘔吐. 小児科診療. 8:133:P1303-1309, 2013.

3)小松和紀他. 自閉症の感覚過敏に着目した授業改善の取り組 み 秋田大学附属養護学校小学部の実践から. 秋田大学教育文化学部教育実践研究紀要 27,P65-76. 2005.

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