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アトピー性皮膚炎になったら気を付けることを

アトピー性皮膚炎になったら気を付けることを

「今時ですね、乳児湿疹とアトピー性皮膚炎の治療を区別する人なんて。厳密に言うのであれば、1歳くらいまでほっとかないとわかんないし、ほっとく人なんていてますか?」

札幌市南区のアレルギー科・小児科(アレルギー)のアルバアレルギークリニックです。

アトピー性皮膚炎は皮膚の問題ではありません、免疫のバランスが関係した全身の問題です。

身体の中の問題

①アレルギーマーチ

②感染症

③白内障

が大きな問題となります。

① アレルギーマーチ:

アレルギーマーチは、アトピー性皮膚炎を持っている方が、他のアレルギーを次々に発症する状態のことです。

一般的なパターンは、まず乳幼児期にアトピー性皮膚炎、次いで食物アレルギーを併発します。その次がアレルギー性鼻炎、気管支喘息を発症します。

早ければ5歳くらいから花粉症が発症、同時もしくは数年後に果物・野菜アレルギーを合併してきます。

このような連鎖的なアレルギー疾患の進行は、アトピー性皮膚炎の治療がうまくいっていない場合がほとんどです。

また、遺伝的要因や環境要因などの複数の要素によって引き起こされているので、本人の体質の問題も関与しています。

② 感染症:

皮膚のバリア機能の低下により、細菌感染を起こす可能性が高まります。

アトピー性皮膚炎で肌のバリアが低下→湿疹自体で肌のバリアがさらに低下→さらに、皮膚の乾燥やかゆみにより、患者はかきむしりや皮膚の損傷を引き起こします。

ここに細菌や真菌の感染がおこります。

感染症のリスクを最小限にするためには、早期に湿疹をなくすための治療、皮膚の清潔さと保湿が重要です。

③ 白内障:

長期間にわたるアトピー性皮膚炎の炎症反応の副作用として、白内障(水晶体の混濁)の発生リスクが上昇することが報告されています。これは重症以上の人がほとんどですが、重症以上のアトピー性皮膚炎を持つ方は、定期的な眼科検査を受けることが推奨されます。

皮膚の問題

アトピー性皮膚炎が長引くことで皮膚に起きてくる問題があります。

① 色素沈着:

アトピー性皮膚炎が長引くと、炎症やかゆみによる掻把が繰り返されることになります。

この掻破によって皮膚が傷つき、炎症が起こると、治癒過程でメラニン色素が増加し、皮膚に色素沈着(シミ、やけどの痕のようなイメージ)が生じます。

この部分に日焼けを起こすとプリントアウトされたように、残ってしまいます。

この色素沈着は、ピーリングやハイドロキノンなどで治していく必要があります。

②毛穴

アトピー性皮膚炎を抱えている場合には、毛穴の問題も起きてきます。

①毛穴の拡大:

アトピー性皮膚炎の症状である炎症や慢性的なかゆみにより、皮膚の組織が破壊され、毛穴が拡大することがあります。特に、掻破や、慢性的な炎症が進行する場合に起こりやすいです。

②毛穴の詰まり:

乾燥した皮膚は、皮脂や角質が適切に排出されず、毛穴が詰まりやすくなります。これによって、毛穴に角栓やざらつきが生じます。

③毛穴の炎症:

アトピー性皮膚炎では、皮膚の炎症が慢性的に存在します。この炎症が毛穴周辺に広がると、毛穴の周囲が赤く腫れることが多々あります。つまり、感染を起こしやすい状態です。ニキビと同じような状態になったり、カビの一種であるマラセチアに感染を起こしたりします。

精神的な影響

アトピー性皮膚炎が心に与える影響も大きいです。

アトピー性皮膚炎の治療がうまくいかないままで放っておくとどうなるのでしょうか?

・湿疹がある男子は恋愛に奥手 Jon A Halvorsen:The Journal of investigative dermatology. 2014

・ティーンの女の子は主観的健康感が損なわれる Natalia Ballardini:Acta dermato-venereologica. 2013

といったことが言われており、体の問題だけではありません。

①精神的ストレス:

慢性的なかゆみや皮膚の状態の変化によって精神的なストレスを受けます。症状の悪化や再発、治療の困難さ、外見への悩みなどがストレスの要因となります。研究によれば、アトピー性皮膚炎の患者はうつ病や不安障害などの精神的な症状が増加するとも言われています。

②社会的・心理的影響:

アトピー性皮膚炎の症状は外見に現れるため、他人からの目や評価に敏感になることがあります。これにより、自己イメージや自尊心の低下、社会的な孤立感、自己制限などが生じる可能性が報告されています。

特に、若い年齢の患者や思春期の患者は、同年代の人々との交流や自己表現に制約を感じることがあります。

③睡眠障害と関連性:

かゆみや不快感は、睡眠の質を低下させます。かゆみによる夜間覚醒や皮膚の掻破行為は、睡眠障害や日中の眠気を引き起こす可能性があり、睡眠の不足は、日常生活のパフォーマンスや心理的な健康に悪影響を及ぼすことがあります。

④クオリティオブライフの低下: アトピー性皮膚炎は、慢性的な疾患であるため、生活の質(クオリティオブライフ)に影響を与えることがあります。症状や治療による制約、日常生活の制約、心理的な負担な

アトピー性皮膚炎を放っておくと次々に問題が起こってきます。

肌が荒れてきたら一刻も早く治療することをお勧めいたします。

 

記事監修医師
続木 康信
                     

続木 康伸

岩手医大卒、蓮桜会理事長。医師・歯科医師のダブルライセンス。新生児から妊婦まで、人生を自由にするアルバアレルギークリニック院長 。日本テレビ「カズレーザーと学ぶ」、東京MX「医史」出演。学研「保湿を変えればアトピーは治せる」著者。

【所属】
・日本花粉学会(評議員)・ヨーロッパアレルギー・臨床免疫学会・アメリカアレルギー・喘息・免疫学会・日本小児アレルギー学会
・抗原研究会・日本美容皮膚科学会・日本痤瘡研究会・日本脱毛学会・再生医療クロスボーダー協会・日本臨床カンナビノイド学会

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