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第9回 完治させなくても良い?「花粉症」と付き合う

第9回 完治させなくても良い?「花粉症」と付き合う

 

要約

この番組は、知られざるアレルギーの常識や花粉症、アトピー、ハウスダストなどのアレルギーの悩みについてお応えすることを目的としている。

リスナーのアレルギーリテラシーを高めるため、様々な知識と知恵が提供される。

完全にアレルギーを治すには免疫療法が唯一の選択肢であるが、そのためには高額の費用と長期の通院が必要となる。しかし、アレルギーと上手に付き合う生活スタイルもある。

ライフスタイルに合わせて、シーズン時のみ薬を使う方法と完全に治す方法のどちらかを選択するのが良い。花粉症の治療に正解はなく、個人の事情に合わせて決めるべきだ。

チャプター

アレルギーについての知識を広める番組
この番組は、アレルギーに関する様々な知識と知恵を提供し、リスナーのアレルギーリテラシーを高めることを目的としている。

完全に治すには免疫療法が必要
アレルギーを完全に治すためには、免疫療法が唯一の選択肢である。しかし、高額の費用がかかり、長期の通院が必要となるハードルがある。

上手に付き合う生活スタイルもある
アレルギーと上手に付き合う生活スタイルもある。シーズン時のみ薬を使う方法でも、なんとか抑えることができる。

ライフスタイルに合わせて治療法を選ぶ
ライフスタイルに合わせて、シーズン時のみ薬を使う方法と完全に治す方法のどちらかを選択するのが良い。花粉症の治療に正解はなく、個人の事情に合わせて決めるべきだ。

行動項目

アレルギーについての知識を増やす。

免疫療法のメリット・デメリットをよく考える。

自分のライフスタイルに合った治療法を選択する。

薬の使い方を医師と相談する。

アレルギーと上手に付き合う方法を考える。

字幕

知れば勇気がわくアレルギー攻略講座この番組は、知られざるアレルギーの常識や花粉症、アトピー、ハウスダストといった日常にあふれるアレルギーの悩みにお応えしていく番組です。リスナーの皆さんのアレルギーリテラシーを高めるために、様々な知識と知恵をお伝えします。

知れば勇気がわくアレルギー攻略講座ナビゲーターの猪飼雄一です。札幌市にありますアルバアレルギークリニック院長の続木康伸先生に、アレルギーに関する様々な知識、知恵などを教えていただきます

よろしくお願いします。

さあ続木先生今回のテーマ、前回に引き続きまして花粉症です。続けて前回ですね、お話の中で完治させるには、もう免疫療法1択だということだったんですけれども、でも毎年病院通って花粉症悩んでいらっしゃる方って大勢いらっしゃいますけど、もしたら、皆さん免疫療法に切り替えればいいということなんですか。

もし完治させたければ、なんですよ。

ええ。

ただ結局のところ、完治させるためには、病院にそこそこ通って特別なことをしなきゃいけないわけじゃないすか。

はい、

なるほど。もう一時的なものだから、その期間だけ症状抑えられればいいという考え方もありますよね。

そうです。ライフスタイルとして、それもありなのかなっていう、あくまではライフスタイルに沿ってるかどうかっていうのも非常に大事なんで、俺とかはもうそんな、定期的に病院に来るのは絶対やなんで、

はい、いやなんですか。絶対通ってくださいっておっしゃってましたよね。ちゃんと来てくれないんだって言ってませんでしたっけ?

なんだけど。これはしょうがないから薬を使ってるんすよ。その薬を使わないと日常生活をうまく送れない人たちがいて、しょうがないから出してるだけで。

うん、

本当はもう俺のところなんか卒業してほしいんですよ。こんな口の悪い俺のとこ来るなんて。

自分でおっしゃいましたね、、はい、もう、そうなんですか、続木先生も、通いたくないんですね。

だから俺は完全に治す治療やってるんですよ、だからね、普通に考えたらずっと通ってくれる方がいいわけじゃないすか。

なるほど

ビジネス的なことで言ったりね、収益的なことで言うとそうですね、

はい。

そうじゃない、治るものは直した方がいいんじゃないのっていう、

うん。

ちょっとどれ俺みたいなところはもうちょっと卒業した方がいいよって言ってるんです。

そうなんですね。

それがこの完全に治す方法で、でもシーズンだけ来ればいいよねっていう人も、やっぱりいるわけじゃないすか。

はい、うん、いると思います

もちろんそのシーズンだけ薬を使ってても収まらない場合は、もうそれは完全に治す治療というのは振り切らないと駄目ですけど、薬1時期飲んで、その3ヶ月だけでいいわ。お金もそんなにそんなかかんないし。で、日本って保険が効くんで、はい。

そういう考え方も多いですよね。

ただ。やっぱ免疫療法、当然完治させたいなら免疫療法1択なんだけど、やっぱり免疫療法やるには、いろいろなハードルというか、難しさ大変さみたいなものもあるっていうことなんです。

そもそも花粉の免疫療法できるところっていうのが、日本で5病院ぐらいしかないけど、

5ヶ所、

あの杉みたいなのは、保険でどこでもできる。治療は別として、アメリカから薬を輸入して治療するようなスギ以外の花粉症は、もう日本で本当にできるのは5病院ぐらいしかないすよ。

私白樺っていうふうに言われましたけど、白樺も日本では5ヶ所ぐらいしか、完全に治すことしかできないですか?

名前言わない方がいいっすよね。5ヶ所ぐらいしかない。

5ヶ所ぐらいしかないんですね。となるとやっぱりハードルはやっぱり高いですよね。

ただそもそもやろうと思っても周りないから、はいだからうちの病院は北海道ですけど、患者さんが来てる範囲が九州までなんで、毎月通われてる方とかがいるわけですよ。

はい。

そうなんですよ。金額的には目安だとどのぐらいとかっていうのあるんですか免疫療法でやろうと思うと、

基本例えば研究の対象になってこういう研究をやるんで、あなたのことを使わせてくださいと参加料金ただですよっていう治験って言うんすけど、治験の中に入れれば、ただになるんですけど、治験とかに入れないんで。

そうですよねそれはかなりレアなケースですよね

でなければ、大体うちだと、初期費用が5万円ぐらいで、その後は月1回の注射で、5年間7000円から8000円ぐらいですかね。

5年かかるんですか。

そうです。通常花粉症の治療って最低3年推奨5年っていうのがもうこれ世界的な基準なんすよ。

完治させるためにはそれくらいの期間がかかると、

もうこれ俺の基準じゃなくて世界なんすよ。

はい、

ガイドラインっていうのがあって、医者のルールブックがあって、5年はやりなさいと。推奨5年

推奨5年

これも世界的基準です。

はい。7000から8000というのは年額じゃなくっ月ですか?1年12ヶ月ですから、10万弱。それ5年ですか50万。ぐらいはかかるっていう計算ですかね。

ただ毎月そのシーズンだけ病院に通うんでいいんですっていう人でも、

はい

ただし保険でも、時給に換算したら7000円とかすまないんじゃないですか

そうかそうか、

確かにあれですよね、近視レーシックとかも、毎月コンタクト代かけたり毎年かけて何年も何年もずっと使うならレーシック一発の方がっていうね、それの考え方にちょっと近いのかなとも今聞いてて思ったんですけど

近いです。その眼内レンズってコンタクト目の中に埋め込んじゃうっていう手術もありますけど、

そんなのもあるんですね。

ありますあります。今は、そっちの方が楽なんじゃないすかね。

そうなんですね。

近視が強すぎたりとかしたらできないんですけど。

そうなんですね。すいませんちょっと私が今ネタとして出したので、目の話をしていただきましたけれども、これでもそもそもさっき続木先生おっしゃってた病院、その対応できる免疫療法対応できる病院がそれだけ国内に少ないってのはこれ、なぜなんですか。

いやそもそも、海外の学会に勉強行ってないと、

はい、

わからないですよね、やり方とか、

国内にいるだけでわからないと

わかんないっす、わかんないです。真面目な先生とか論文を読んで、海外ではこういうのやってるんだっていうのはわかりますけど、具体的なやり方とかは、海外の病院に行って海外の医者に質問して、仲良くなった後から教えてもらえるような関係作ってないと、難しいですよね。そもそもが、

そうか、それを続けてもやっているから、

うん、

できるっていうことなんですね。

そうですね。ただ、だからここぐらいしかできないっていうのも、何でここぐらいかっていうのは、僕が全国に仲良くさせてもらってる先生がいて、先生たちはやってるやってないっていうの知ってるから

うん

だから大体これぐらいだなっていうの知ってるわけで、

当然一般の方はそんだけしかないのかって、のも知らないわけですよね。

知らないしその一般の先生たちは、そもそもがそういう海外に行って勉強してるような先生たちの仲間でもないので、

はい、

閉じられた空間だから

そういうことなのかねっていう

そうなんですか。

大人もやってくれるところとうちともう1個ぐらいしかないそう

なんです

ね。

もう1個のところも、そもそもが小児って親がついてくるから、

はいはい、

通院してる親御さんとかできるけど、

はい。

一般の人とか、まず受診しようとすら思わないので、

そうか

そういう

アレルギーありますって言って、小児アレルギー科に大人が申し込んでこないじゃないですか

いけない行かないですよね

受付ではねられる可能性がありますよね

ですよね。

なので、

そもそもたどり着けない。

そういうことなんですね、なるほどでも続木先生のアルバアレルギークリニックでは免疫療法もできるけど、当然さっきお話にあったように、時期的なものだからその時期だけ何とか抑えられればいいという考え方の方も当然いらっしゃってるわけですね。

います

そういう方にはどういうふうな対応されるんですか。

症状が止まるまで、薬の量を増やしていくしかないんですよ。

はい。例えば症状ってなかゆみだったり鼻づまりだったり

そうです。かゆみ目の痒み鼻づまり鼻水

はい。

それはその時期ずっとし続けるっていうことです。

結局でも大体採血して、どの花粉にどういう反応してるかってみたら、何月まで使えば何月から何月まで使えばいいというのは大体わかるじゃないですか。花粉と時期って決まってるから。

そうなんですね。なんかその確かに春先私も目痒くなりますけど、秋もなんかちょっとね。軽くなったら鼻詰まるかなっていうときあるんですけど、全く種類によってもみたいな話を聞いたことがあるんですけど、

そうん、薬はあんまり変わらないかなっていう感じはします。

そうなんですね。ただその人に合った薬と使い方っていうのがあるんで、その辺は若干工夫しないといけないですけど、

はい。

基本的に例えば白樺だったらこの薬、よもぎだったらこの薬みたいのはないです。

そうなんですね。その植物のアレルギー反応を示す植物の種類によって薬が違うということではなくて、

ないです。

なるほど、なるほど。

そうなんすけど

やっぱり地方によって、どっちかっていうとこの薬の方が効いてる人多いよねみたいな、やっぱりあると思うんですけど、

はい。

うちも当然ありますし。

そのエリアに多い植物とかっていうことなんですか。

はい。これの方が効くなっていうのやっぱあるんですけど

そうなんですね。なるほど、なるほど

そんな

大きく違うわけじゃないですよ。

そうですか。

でも、続木先生の病院に通って、そういった免疫療法じゃない治療されてる方の中でもうまく向き合っている付き合っている方も多くいらっしゃるっていうことなんですかね。

そうですね

割合的には、最近はやっぱり直したいって人は、うちアレルギー科でがっちりやってるんで、多いですけど、

ええ。

そういう方も多いですよね。

さっきねおっしゃったように自分のライフスタイルに合わせてっていうふうにおっしゃってましたので、そういう付き合い方をするというのも一つの考え方と、そうですねそうですね。

ありがとうございます続木先生、改めて今免疫療法とそれから付き合い続ける、うまく付き合っていくっていう方法あるということでしたけど、悩んでる方本当に全国に多くいらっしゃると思うんで、改めてアドバイスというか一言いただけるとしたらどんなことになりますでしょうか?

ライフスタイルによって決めたらいいと思うんすよ。

いやシーズンだけ飲みたい、でも花粉症結構つらいっていうんだったら、花粉症の症状が止まるまで薬の量を増やすしかないし、

うん。

これも考える余地がないんですよ。

はい。

1種類の癖で止まらなかったら2種類だよねとか、でも1種類の薬でほとんど良くならないみたいなときって、もう一種類じゃ間に合わないけど、薬の種類変えたところで劇的に効くってことないんで、

はい、

薬の量を増やすしかないんですよ。

はい。もし

それが嫌だったらもう完全に治す方向に振り切るしかない。

なるほど。

ということはもう本当にそれぞれのお考えに合わせて、ライフスタイルとしていいのか。

はい。

わかりました。ありがとうございました。知れば勇気がわくアレルギー攻略講座札幌市のアルバアレルギークリニック院長続木康伸先生に伺いました。

ありがとうございました。

記事監修医師
続木 康信
                     

続木 康伸

岩手医大卒、蓮桜会理事長。医師・歯科医師のダブルライセンス。新生児から妊婦まで、人生を自由にするアルバアレルギークリニック院長 。日本テレビ「カズレーザーと学ぶ」、東京MX「医史」出演。学研「保湿を変えればアトピーは治せる」著者。

【所属】
・日本花粉学会(評議員)・ヨーロッパアレルギー・臨床免疫学会・アメリカアレルギー・喘息・免疫学会・日本小児アレルギー学会
・抗原研究会・日本美容皮膚科学会・日本痤瘡研究会・日本脱毛学会・再生医療クロスボーダー協会・日本臨床カンナビノイド学会

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