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第15回 魚アレルギーの治療には5年かかる!?

第15回 魚アレルギーの治療には5年かかる!?

札幌市南区のアレルギー科・小児科(アレルギー)のアルバアレルギークリニックです。

当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。

アトピー・かゆみの治療の患者様に多数ご来院いただいています。

要約

アレルギーについての知識を広めるラジオ番組の内容。アレルギーの原因や種類、対処法などについて、専門医の先生が詳しく解説している。アレルギーは食べ物だけでなく、花粉やハウスダストなど日常生活の中には様々なアレルギーがある。食べ物アレルギーは年齢によって治る可能性がある。早期に治療を始めるほど治りやすい。食べ物アレルギーの治療法として、少しずつアレルギーの原因となる食べ物を食べて慣らしていく「経口免疫療法」がある。治療には長期間を要するケースもある。子供の場合は治療を続けるのが難しい。保護者の負担を軽減する工夫が必要。

チャプター

アレルギーについて知識を広めるラジオ番組

アレルギーの原因や種類、対処法などについて、専門医の先生が詳しく解説している番組である。リスナーのアレルギーリテラシーを高めることを目的としている。

日常生活には様々なアレルギーがある

アレルギーは食べ物だけでなく、花粉やハウスダストなど日常生活の中には様々なアレルギーがある。

食べ物アレルギーは年齢によって治る可能性がある

食べ物アレルギーは年齢によって治る可能性がある。早期に治療を始めるほど治りやすい。

経口免疫療法による治療

食べ物アレルギーの治療法として、少しずつアレルギーの原因となる食べ物を食べて慣らしていく「経口免疫療法」がある。

治療には長期間を要するケースもある

食べ物アレルギーの治療には長期間を要するケースもある。子供の場合は治療を続けるのが難しい。

保護者の負担を軽減する工夫が必要

子供の食べ物アレルギーの治療では、保護者の負担を軽減する工夫が必要である。

行動項目

アレルギーに対する知識を深める。

可能な限り早期にアレルギーの治療を開始する。

「経口免疫療法」について医師に相談する。

子供のアレルギー治療では保護者の負担に配慮する。

アレルギークリニックのサイトをチェックし、アドバイスを参考にする。

文字おこし

知れば勇気が湧くアレルギー攻略講座この番組は、知られざるアレルギーの常識や花粉症、アトピー、ハウスダストといった日常にあふれるアレルギーの悩みにお応えしていく番組です。リスナーの皆さんのアレルギーリテラシーを高めるために、様々な知識と知恵をお伝えします。

知れば勇気がわくアレルギー攻略講座ナビゲーターの猪飼雄一です。この番組では、札幌市のアルバアレルギークリニック院長続木康伸先生にアレルギーに関する様々な知識、知恵を教えていただきます。続木先生よろしくお願いします。

よろしくお願いします

続木先生今回も前回前々回に引き続いて、テーマは食物アレルギーについてです前回はですねどうやって食物アレルギーの判断をするのかというのを、殺人事件に例えて、あのね、その方法について説明をしていただきました。今Zoomで顔が見えてるんですけれども非常に納得している満足している続木先生の表情がね私の画面に映ってるんですけど、うまく説明できたなと。

もう久々にかなりうまく説明できたんじゃないかなと毎回使います俺多分

本当ですか?

満足感に溢れた顔がねモニターになっているんですけれども、ということで今回はその食物アレルギー判断をして、どうやって直していくのかという治療方法について伺っていきたいと思います。まず続木先生、食物アレルギー、そもそもですけど、治すことができるんですか?

物と年齢によってですけどね

年齢によってでも治る

治る

そうなんですね。

うん。もちろん全部の病気がそうですけど、早くから治療すればするほど治りやすいですよね。

そうですかこれアトピー性皮膚炎などのねときにもお話されてますけどやっぱり早期に治療を始めることが

大事。もう全部の病気と例えば腰痛もそうだし、はい。例えば、わかりやすくがんとかもそうだし、全部の病気共通ですよね。

そうですか食物アレルギーもやっぱり早く自分がそれであるっていうことを認識して治療に取り組むということが大事。

はい。大丈夫です。

どうでしょう。私、桃とかリンゴとかのアレルギーですが、これもまだ治りますか。

やれることはやれる

やれることはやれる、

やれることをやると結局そのがんっていうとわかりやすいのかもしれないけど、

はい。

手術して、抗がん剤とかもやって完治ですよってなる人もいれば、

はい。

小康状態を保ちながら日常生活は何ともなく暮らせる人とかいろいろ程度あるわけじゃないすか。

そうですね

アレルギーも同じで、普段は食べてて症状がないんだけど、

はい

疲れてくると、やっぱ口ん中が痒くなっちゃうよね、とかっていう程度になる場合もあるんすよ。それ完全に治ったって言わないじゃないすか。

症状としてはちょっと出てるわけですから出てるわけで、本人としてはもう治ったうちに入ってることが多いんですけど、

はい

より良くなってると

良くなって。る基本的に普段は大丈夫だからもう治ってるんだと。

はい。

でも一般的なというか厳密な定義でいうと治ってないわけじゃないすか。

そっか、完治はしてないっていう

完治はしてないね。はい。

そういう意味で言うと、あのやってみないとわからんってことです

そうなんですね

日常生活で症状出なくなるぐらいは多分やれると思うけど、やってみないわからんよねって

ちょっと詳しく、どうやって直すのか私の場合に限らずね、聞いてる方、いろんな方の知識になるようにいろいろと伺っていきたいんすけど、まずこの食物アレルギーの治し方の何かベーシックな考え方みたいな

卵とかに麦牛乳とかそのメジャーって呼ばれてる食べ物があるんですけど、これらと果物野菜のアレルギーってちょっとまた別なんですよ。

はい。

メジャーのものに関しては、ちょっとずつ食べて慣らしていく食べ慣らしっていう方法で、治してるんですよ。

前回少しそのワードはね、出ましたけれども、少しずつそのアレルギー反応雄が出るものを食べていって、体を慣らすってことです。

はい。

そんならずやり方も病院によってやっぱりいろいろあって、

はい。

毎日食べて量を増やしていくところ、

はい。

食べ慣らしなんで、

はい

食べていくうちに量を増やしていくわけですよ。慣れてきたら量を増やしていくっていうことなんすよね。

毎日食べて、毎日量を増やしていくパターンのところもあれば、週に3回食べて毎月量を増やしていくところもあれば、これやり方はバラバラなんですよね

そうなんです。

ちなみにこれ、医学用語的にも食べならしっていうあり方という名前なんですか、

医学用語的に言うと経口免疫療法といいます。

口から摂取をして、慣らしていく

そうです。いうのが先ほどおっしゃってた経口免疫療法ですね

それちょっとずつって言ってもね、どのくらいの量から始めてとかっていうこの間設定をね、どうするかっていうのを、

うん。

診断するっていうふうにおっしゃってましたけれども、

うん。

具体的に例えば卵アレルギーの子供がいたら、どういうふうにアルバアレルギークリニックではやっていくんですか。

大体どこの病院でも、もう何千人でみんな見てるんで、パターンがあるんすよ。大体採血でこれぐらいの子だったらこれぐらいの量で症状出るだろうという予測がもうついてるので、はい、データがあってね。その予測のもとに大体3回ぐらい、45分から1時間半おきぐらいに、例えば0.5g、1g2gみたいな感じで、

食べていって、2g全部食べれたね。1日様子を見ても次の日も大丈夫だったね、2gからスタートしようねっていう感じで始まってくるんですよ。

そのまずスタートラインを決めて

食べる頻度とかを増量していく幅については、それこそ各病院でやり方があって、各病院なりのデータでやってるとかです。

そうなんです。当然、患者さんによってもね反応の出方も違うでしょうし、

だから重症の子ばっかり来る病院であれば、やっぱりこれ増量の幅とかは慎重になっていくし。軽症の子が多いところは、それなりの幅を持ったが上げていくことになるし

そうですよでも、今まさに続木先生おっしゃったように、このどのくらいずつ増やしていくかとか、いうのはもう絶対に経験とかデータがないと判断できないですよ

もう基本的に経験とデータなんですよ。経験とデータっていうか、経験を基にしてデータを作り変えてくっていう、いうことなんで例えばデータなんですけど、

はい。

結局は本当に自分の中じゃ食べ慣らせばいいんだと思って、今回これ聞いた方が、なんかちょっとずつ自分のこのくらいかなみたいな感覚で絶対やらない方がいいですね。

やんない方がいいって、昔はいっぱいいたんですけど今もいない

そうなんですか。

はい。昔めちゃくちゃ見ましたよ。

自己判断で

自己判断っていうより、なんかやっぱなかなかアレルギーの先生に会えないんで、昔ってさらに少なかったんで今よりアレルギーを専門としてる専門に学んでる方がもうさらに本当10年前とかもうめちゃくちゃ少なかったんで、

はい、はい。

なので、自分たちでやらざるを得なかったおかあさんたちが自分でやってたっていう背景もありますけどね。

でもこれ、治療のねをしていくわけですけど、経口免疫療法、最初にスタートの量を決めて徐々に増やしていくっていうことなんだと思うんすけど。あとはどんな家でもねこれやるの、続けなきゃいけないわけじゃないです。

うん。

それはもうお医者さんに言われた。今日お家でも食べていくそうです。

基本的にアレルギー学会では大きななれた医者じゃないとやっちゃ駄目だよねっていうふうにはなってはいるんですよ。当たり前なんすけど、

はい、はい。

なかなかね難しかったりするんですけど、基本的にある程度の頻度はもう毎日なり週3回とかなり食べていかないとやっぱ体も慣れていかないわけですよ。

はい。

トレーニングしてるのと同じような感じなので。トレーニングの回数が少なければ、やっぱね、免疫はつかないし、

だんだん負荷を上げていくという、

そうです負荷を上げていかなきゃいけないんで、上がってくると、飽きてくるんですよ。食べることに

同じものを食べるわけですからね

しかもその2ヶ月とかで治るわけじゃないので、

そうなんですねそんな簡単には治ら

ない、ない、ない。その子によって1年とか5年とかかかったりするんで、5年

っていうケースもあるんですか。

魚とか長いっす

たかな長い

名前、

物によって

も全然違う。卵は比較的治りやすい

そうなんです。

一番治りやすいの小麦、

大麦、はい

次卵

はい。

1年から3年ぐらい

卵でも大体そんなもんぐらいかな。うまくいけば小麦1年とか、

そうですか。

牛乳5年ぐらい。

高菜結構かかるんですね。

牛乳に関しては、世界中で手こずってて、

はい、

酷いと治らない

そうなんですね。でも世界でも手こずってるんですそうなんです。

食べ物アレルギーって食べなきゃ症状出ないので、

はい、はい

昔は食べないっていう選択肢があまりなかったんですよ。

はい。

ライフスタイルも何もなかったんで、はいところだと今だとビーガンっていうライフスタイルがあるんで、もういざとなったらビーガンにしちゃえば、いいんですよ。

今ねもう多分買うときにも絶対書いてあります何入ってるか書いてあるしね

ビーガンレストランもたくさんありますし、

はい、はい。そういう選択もできる、

そういう選択もできる昔はでもできなかった、ビーガンなんてのはちょっと特殊な方だと思われるてるんで、

10数年前とかね

そうなんですよね。今ね、なんならちょっとおしゃれだったりする最先端いっちゃってるんで、

はい。それがねトレンドみたいになったりして

先端走っちゃってるんで。そういう選択肢もあるんですけど、

はい。

やっぱ時間がかかる。だから早くやった方がいいよねって話子供の場合にはまだいろんな問題があって、結局食べてならしていかなきゃいけないので、はい。飽きてくると食べないわけですよ。

はい、

2歳の子に、あの卵アレルギー治すために食べて食べなさいとか言って食べられるわけがないですよ。

はい。

イヤイヤ期に入っちゃうとさらに大変になってくるんで、

はい。

自分の好きなものしか食べないので、それが子供じゃないですか。

そうですね。

逆に食べないとトレーニングにならないんだけど、食べてくれないっていうんで長引いちゃうこともあると思います。

そうか難しいですね保護者の方は、

だからできるだけ早くやんなきゃいけない。そう

そう

な軽症のうちにイヤイヤ期になる前に決着つけ

なる前に

なる前に決着つける。

そうか。でも決着つけられなかった人もいらっしゃると思うんで、その場合はどうしたらいいですか。

その場合はいろいろやるかとか、

やり方がある

やり方レシピを変えていくってのは一番スタンダードだったりしますよね。

レシピ

食べて飽きてくる。

はい。

要するに、子供って何かが嫌なわけじゃないすか。その嫌な原因っていうのもいろいろあって、例えば偏食の子の対応とかがすごく役に立ったりはするんですけど、お椀の大きさが違うだけで子供食べないし、スプーンの大きさが口に合わなくても食べないし、食感がやでいる取りがやだとかいろいろあるんで、そういうのをいろいろ改善してくって手もありますけど、一番簡単なのはやっぱりレシピを変えちゃうことですよね。

もう同じものを使っても、違うものを作って

そうだから、あの卵のアレルギーとかだと、一番はもうカレーと一緒に食べちゃう

カレーにまず混ぜ込んじゃう

混ぜ込んじゃう食べる量って決まってるんで、一口で食べるときにカレーと一緒に食べる。

なるほど

なるほど。これ一番簡単、簡単だ。

はい。

はいカレーのルーをいろいろ手を変え品を変えればいいんだよ。そう

か、それを変えればいいん

ですね。はいる。ただ、子供の場合は、あの気に入ったのがあればずっと食べてくれるんで、

はいはいそうですね好きなものをねんべがいいってなります

から、アンパンマンのレトルトカレー、これもう歳最強です。

やっぱりそこアンパンマンに頼ると、

はい、鉄板です。

鉄板ですか。

鉄板です。

アンパンマンカレーに、それを卵なんかを

アンパンマンカレーと一緒に食べちゃう。

でも確かにレシピでいろんなものを考えるお母さんもお父さんも大変だと思いますけど、これでも今言ったカレーだけもね続けるわけにもいかないですか。

うん。

あのレシピに関してはうちのサイトにも、こんなの子供に食べさせたら成功したよみたいなとか、

はい、

こんなのだったらちょっといけるんじゃないかなみたいのを、載せてはあるんですようちのブログに

そうなんですよね私もちょっと先ほど拝見しましたけど、

アルバアレルギークリニックのホームページはオリジナルじゃなくて、他人の子ママパクッてきた方がパクッていい形で

参考に

公表されているものを、レシピね、そのまま再現するというのが一番いいです。

どうか自分でね、あれこれ考えてもそれも手間もかかるし大変だし、そうじゃなく

て、もう

全部いいのが載っているから、

はい、もう全部そのまま。そこにあまり負担にならないようにする

そうです。

これ当然ね、お子さんたちの保護者の方にとっても大事なことですね負担がないように、冷凍して置いておくとかね。

はい。そういったレシピなどがアルバのアレルギークリニックサイトにも載ってますのでぜひお聞きの皆さん、これを聞きいただいた後、確認していただければなというふうに思います。さあということで今回は食物アレルギーをね、どうやって治すとか、あと経口免疫療法などについて上がってきました。

続けて次回は、その食物アレルギーになったら治療しながら生活どんな生活になっていくのかということなどについて伺っていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

お願いします。

知れば勇気がわくアレルギー攻略講座、札幌市アルバアレルギー院長続木康伸先生とお伝えしましたありがとうございました。

ありがとうございました。はい。

記事監修医師
続木 康信
                     

続木 康伸

岩手医大卒、蓮桜会理事長。医師・歯科医師のダブルライセンス。新生児から妊婦まで、人生を自由にするアルバアレルギークリニック院長 。日本テレビ「カズレーザーと学ぶ」、東京MX「医史」出演。学研「保湿を変えればアトピーは治せる」著者。

【所属】
・日本花粉学会(評議員)・ヨーロッパアレルギー・臨床免疫学会・アメリカアレルギー・喘息・免疫学会・日本小児アレルギー学会
・抗原研究会・日本美容皮膚科学会・日本痤瘡研究会・日本脱毛学会・再生医療クロスボーダー協会・日本臨床カンナビノイド学会

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