第16回 食物アレルギーを持つ子供の幼稚園選びのポイント!
要約
このテキストは、アレルギーに関する知識を解説するラジオ番組の内容です。アレルギーを持つ子供の食生活や学校・保育園でのアレルギー対応について、専門医のアドバイスが述べられています。15年前と比べてアレルギーへの対応は大きく進歩したこと、子供のアレルギー治療は保護者のライフスタイルを考慮する必要があること、アレルギー対応がしっかりしている保育園を選ぶことの重要性などが説明されています。
チャプター
アレルギーを持つ子供の食生活の難しさ
子供にとって、アレルギーの原因食品を食べることは毒を食べているようなもので、味や感覚も異なる。治療で慣らすのは大変だが、親には将来的な楽になることしか見えていない。子供の気持ちを理解することが必要。
学校でのアレルギー対応の変遷
15年前はアレルギーへの対応が十分でなく、採血結果をもとに幼稚園が勝手に判断していた時代もあった。今は個人情報保護やガイドラインでそれは防止されている。
治療と生活のバランス
大人のアレルギー治療はライフスタイルに合わせる必要がある。子供も学校では完全除去、家では治療するなどの区別が必要。
アレルギー対応能力のある保育園の選び方
アレルギー児の受け入れ人数が決まっている園が望ましい。園の対応力を見極めるのが大切。
行動項目
アレルギーを持つ子供の気持ちを理解すること。
子供の年齢に合わせたアレルギー治療と生活のバランスを考えること。
アレルギー対応能力を考慮して保育園を選択すること。
文字おこし
知れば勇気が湧くアレルギー攻略講座この番組は、知られざるアレルギーの常識や花粉症、アトピー、ハウスダストといった日常にあふれるアレルギーの悩みにお応えしていく番組です。
リスナーの皆さんのアレルギーリテラシーを高めるために、様々な知識と知恵をお伝えします。
知れば勇気がわくアレルギー攻略講座ナビゲーターの猪飼雄一です。この番組は、札幌市のアルバアレルギークリニック院長続木康伸先生にアレルギーに関する様々な知識、知恵を教えていただきます.続木先生、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さあこの3回ぐらい続けて、食物アレルギーをテーマにお送りしていますけれども,
今回も食物アレルギーと診断されたらどんな生活になるのかということを続木先生にいろいろと伺っていきたいなと思います。やっぱり続木先生前回のお話出た経口免疫療法、レシピ飽きさせないように子供をね、飽きさせないように手を変え品を変え、やったりと、やっぱり結構生活で大変なるわけですが治療始めると、
大変になる親がねっていう感じです。
親は大変ですよね。
はい。子供に関しては、結局食べさせてって食べれるようになったら将来楽だよねっていうのは親の考えであって、子供はそれわかんないわけじゃないすか。
そうですね。
結局食べ物アレルギーって、アレルギーじゃない方たちにとっては、いや結局食べれてならしていけばいいんだよねっていう感じになるんですけど。食べ物アレルギー食べて特に子供にとってはそういう感じにならないんですよ。
はい。
結局自分の体が敵だと思ってるものを食べて慣らしていくんで、わかりやすく言うと毒食べて毒にならしてるようなもんなんですよ。だから例えば卵アレルギーの子だったら、もう卵は鉄の味がして食べられないって言うし
そうですかうん。
味の感じ方も違うんすよ。
全然違う。牛乳アレルギーの子たちはカルビ辛くて飲めないって言うし、
カルピス辛くて飲めない
だから、本当ホットケーキ1枚に卵1gとか入れただけでもやっぱわかるって言いますね子供たちは
そうなんですよね
た
でしょ。でもそれぐらい嫌な味で感じたり、やっぱり拒否反応を示すような感じになるんです。
赤ちゃんとかで、食物アレルギーがある子とかだと1回も食べてないのに初めて食べさせるときでも、大泣きして食べないとか、
うん。今まであげたことないのに
ないのに、もう食べさせたら全身蕁麻疹でるみたいな。
無理やり食べさせたら、
だって初めて食べさせるものだし、泣いてるのも赤ちゃんだったよくぐずるんで。なかなかそれは判断できないですけど、結構あるあるですね。子供って何かセンサーがあるんで、
その第六感的なことなん
ですか。第六感的です。シックスセンス
そうですか。ジャム食べさせる前からギャーギャー言ったら、もしかしたらその可能性も、それがアレルギー
うん
反応出る可能性があるから嫌がってるって可能性もあるんすよ。
だから食べ物アレルギーの治療するかどうかってのはライフスタイルを考えた方がいいんですよ。
はい。これ他のね、話の中でも何回も出てきてますけれども、ライフスタイルに合わせて、
合わせてです。ビーガンの家は別に牛乳アレルギー交付する必要はないし、
ナッツ食べない家が、ナッツのアレルギー克服した方がいいかって言われるとそれはちょっとまた別の話だし。
はい。はい。
そういうことなんですよ。
僕今でも子供の話もしていただきましたけど、大人の人も治療に取り組むとしたら、どういうふうにやっていらっしゃる
大人も結局食べならし、でも続かないそもそも、
続かない。
なるほど。だって、例えば小麦アレルギーでうどん週3日、1年食べてくださいとかって絶対できないじゃないすか。
ちょっと大変ですかね。
大変ですよね。初めから無理ゲーなんすよ。しかも、もう小麦のアレルギーになっちゃった時点で
はい、はい。はい
食べない。
食べない?
食べない、食べなきゃ症状出ない。はい、だから食べない。
食べないという感じです。
もう治療じゃなくてもう諦めるその食べ物を諦める、
食べないっていうことも治療ですから、
そうか症状出なきゃいいっていう
はいそうです。そういうことなんです。症状でなければ食べ物アレルギーじゃないんだよ、食べないってことも治療なんですよ。
大人ならその判断も当然しますねできますね
まずなんならねグルテンフリーだって言えば、
はい、
はい、私ちょっとグルテンはちょっとちょっとねって言えばはい、そういうことでちょっとシャレオツな人だなみたいな感じなるかも知れない。
またシャレオツっていうワードがね、出ましたけど
いやこないだ驚いたんすけど、続木さんとその病院のブログ見てて、ブログの言葉の中にもシャレオツって書いてあってびっくり、びっくりしたんです。言うだけじゃないんだ。
いや別に普通におしゃれでも何でもいいと思うんで、シャレオツってひっくり返すパターン久々に聞いたらと思って、文章にも書かれてたんで驚きをね。
いや全然曲げなくて大丈夫そこは続木先生のスタイルじゃない。貫いていただければ、
ただ、子供の場合だと、学校とか園っていうのがあるんで、
それが結構大変な部分もあるんですよね。
確かに、学校のね、給食幼稚園保育園で出るようなものって、うん、はい、いろんなものがね当然入っているでしょうから、うん、
数が多いと、お弁当持ってきてっていうところもあるし、
はい、これも駄目あれも駄目ってなっちゃうと、
うんっていうのは本当に昔は何か、幼稚園の昔ほど10年前15年前とかですよ
はい。
それぐらいのときってのはもう、
はい、
みんな一緒に食べず、みんな一緒のことをさせたいみたいなのがまだあったんですよ。はいでも、
今ほど自由度が高くなかった
っていう高くなった15年前とかだから、なんか卵を食べて慣れ慣れさせていいんだったら慣れさせたいとかゆう時代もあったんすよ。
はい。うん。
それでアナフィラキシーを起こして救急車で搬送されてくるみたいなのもよくあったんですよ。はい。
昔はですか。
昔あった
15年ぐらい15年前、
前結構昔じゃないですかだって、今の中学3年生が生まれた頃
そうですけど、結構前ですか、
はあったんですよ
はい
その頃っていうのはその国のガイドラインとかもあんまなかったから、
そうなんです。
幼稚園とかは本当15年前ぐらいで今もうないですよ、今もないけど、はい、幼稚園とか保育園が、
はい。
採血の結果をもらって自分たちで判断してたような時代もあったんですよ。今じゃちょっと信じられないんすけど、
採血その子供通ってる子供が病院で血液検査しました採。血の結果こんなのでしたっていうのを、提出してもらって、
園に提出するそうですね
提出することになってたりしたところも多かったです
昔は本当昔ですよ、今ないですよ
そうなんです。
今はもう自治体とかのガイドラインでも受け取ってはいけないっていうふうに書いてあるんできちんと、もうそういうことをやってこないけど、
もう今はそれは駄目ってなってるんです。
駄目ですだって、採血の結果を自分たちがもらうってことはまず個人情報保護の観点からも手間がかかるし、
そもそも採血の結果をもらって判断するってことは、私達は採血の結果を判断できます。だから私達がやるんですっていうちょっとしたら医師法違反みたいな。
そうですよね。
ことをやってたんですよ。昔ですよ昔、本当に昔今はないですよ
そういう時代もあったんですよ。そういう大変な時代を得て、今は食べなきゃ症状が出ないよね卵アレルギーの子は、園では全部状況だよねっていう形になるぞ。
そうなんです。これに関しては、例えばだから食べてならす方法やってて、家では卵10g食べてたとしても、家の外では完全除去、卵入ってるものは一切食べないっていうの、これは一般的なルールなんですよ。
そうかそうか,家ではその治療としてちゃんと医師からの指示を受けてやってるけど、家以外のところでは、もう基本的に口にしないっていうね。パンもなし。そういう感じなんもなし
卵アレルギーで卵10g食べてたとしても、自宅の外ではパンもなし
もう明確に決まってるんですね。
決まってる
明確にっていうか一般常識的なことで決まってます。
そうなんだ
ってがっちりやってる園とかはもう決まってる。
そうですかやっぱり
そうですか、それじゃあれですね。これから幼稚園保育園通わせるっていうような親御さん聞いてらっしゃるんだと思うんですけれども、そのアレルギー対応っていう観点での園選びみたいなことももし必要なのかもしれないです。
園によっては3人までと決まってたりするんすよ。
ルールはこれですみたいな決まってるんで、
はい。
逆に言うと入ろうと思ったけど、定員に達してるからみたいな断られたりするときは、がっちりやってるんだなと、
食物アレルギーの子、何人現状いるから、ちょっともう1人は無理なんですってちゃんと断ってくれるところはしっかりと対応してると
いくらね、そのガイドラインで決まってるかって言ってもやっぱ差がありますから。
そうなんです。
いいですよ、何とかしますとかって言えるようなところだとあれ、大丈夫かなっていうのもちょっと思った方がいい。
そういう場合もありますよね。だから逆に言うと、そのベストは受け入れ人数が決まってるんですけどまだ大丈夫ですよってのベースですよね。
そっか、
今年はお母さん一番早いからとか、もう1個あるのはその兄弟がまず通ってて、
はい
園の先生たちもその下のアレルギーを持ってる子たちのことを、もうもっとちっちゃい頃から知ってて、最初から予約が既に入っちゃってるみたいな。これベストですよね。ベターはその申し込みをしたんだけど、一度この預かりまして、ちょっと検討させていただきまして、またお返事してみいたしますという回答をもらったとします。
はい。その結果入園OKってなった場合には、これ結構いい、いろいろやってくれる。
そうか、それだけちゃんと今の園の状況他のアレルギー対応しなきゃいけない子の状況とか人数とか言ってやれるのかやれないのかってちゃんと判断するそうです。
海地の皆さんこれから保育園幼稚園に通わせようという方がいらっしゃいましたらぜひ、今回のお話も参考にされてはいかがかなというふうに思いますということで、知れば勇気がわくアレルギー攻略講座、札幌市アルバアレルギークリニック院長続木康伸先生に伺いました続木先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。