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第28回 コロナワクチンよりアニサキスの方が怖い!?

第28回 コロナワクチンよりアニサキスの方が怖い!?

 

要約

この会議録は、アレルギーに関するラジオ番組の内容をまとめたものです。番組のナビゲーター比嘉と、アレルギー専門医の続木先生が、リスナーからの質問に答えながら、アレルギーやアニサキス症などについて解説しています。AIを使った新しい治療法の可能性や、アレルギーが高齢者で増えている理由などについて話し合いました。明確なアクションアイテムは特定されませんでした。

チャプター

番組と出演者の紹介

ラジオ番組「知れば勇気がわくアレルギー攻略講座」のナビゲーター比嘉と、札幌市のアレルギークリニック院長続木先生が紹介されます。続木先生にはアレルギーについて様々なお話を伺うことになります。

AIを使った新しい治療法の可能性

ファイザーのワクチンを作っている企業が、AI企業を買収したことで、AIを使って薬を作る時代が近づいていると続木先生は述べます。がんの治療も一気に進む可能性があるという話題を取り上げます。

アニサキス症とアレルギーについて

リスナーからの質問に答える形で、アニサキス症とアレルギーの違いなどについて説明しています。高齢者で食物アレルギーが増えている現状と、その理由についても触れています。

文字おこし

知れば勇気が湧くアレルギー攻略講座この番組は、知られざるアレルギーの常識や花粉症、アトピー、ハウスダストといった一条にあふれるアレルギーの悩みにお応えしていく番組です。リスナーの皆さんのアレルギーリテラシーを高めるために、様々な知識と知恵をお伝えします。

 

知れば勇気がわくアレルギー攻略講座、番組ナビゲーターの猪飼雄一です。札幌市アルバアレルギークリニック院長続木康伸先生にアレルギーに関する様々な知識や知恵などを教えていただきます続木先生、よろしくお願いします。

 

よろしくお願いします

 

ここ2回ぐらいですか、もう続木先生が楽しそうに喋って仕方ないコーナーがね、できましたので今日も行きたいと思いますけれども、最近気になる続木のニュースということで伺って勝手にタイトルつけましたけど、最近何が気になってるんすか続木先生、

 

これは俺さっき猪飼さんと話してて、

 

はい

 

めちゃくちゃ俺としてはデカく報道されてることだと思ってたんですけど、バイオンテックっていう会社、コロナのワクチン作って皆さんがファイザーがって呼んでるワクチンですね。あれを作ってる会社が、AI企業のインスタディープっていう会社を買収したんですよ。

 

はい。

 

これって何が起こってくるかっていうと、AIで薬を簡単に作れちゃう時代っていうのが、駆け足で近づいてきてるよ、マジでマジでマジ

 

はい、AIで薬が作れる

 

作れる、10年とかかかんないんだから、もう人間が考えないで、人工知能が考えるんです。

 

うん

 

それがねちょっと裏があるんですよ、これがまず

 

ちょっと前提を前提を教えて、

 

ちょっと前にAIが薬使ってくれるAI創薬っていうのが流行ったのって知ってます。

 

ごめんなさい、

 

AIが薬作ってくれるよって、夢みたいな話が出てたときがあるぞと。AIにいろんなデータを教え込まして、未来にこう問いかけると、あの最適な組み合わせで、この化合物とこの化合物でこういう薬ができて、この病気に対してはこれが一番ですよっていうぱっと出てくる時代が来たっていう、ワーッって思われてたんですけど。実際AIの作りから見てそうはならなかったよっていう、

 

そうなんですね。

 

うん。実際のところは、人間がやっぱ発想しなきゃいけないんすよはい。将来はそうなるんでしょうけど、今はまだ人間がこれとこれの組み合わせがいいんじゃないかってなったときに、そのためにはどれとどれを組み合わせて、どの方向で向かって研究を進めていけばいいかっていう補助にはなる。

 

はい。AIが、

 

はい、いやゼロから生み出すことはできないんすよ。

 

そこやっぱりまだ人間なんですね。

 

ただ、人間がこの方向で、あの薬を作りたいって考えたときに、一番効率よく進むにはどうするべきかっていう、最適な答えというのを出してくれるんすよ。

 

はい、

 

この方向で研究していけばいいよみたいなのは最終的なのができる。

 

できる

 

示してくれる

 

示してくれるとこれ何がすごいかってば、バイオンテックってmRNAワクチンの会社じゃないすか。

 

はい

 

mRNAワクチンって前も話しましたけど、プログラミングのコード書いてるようなもんなんで。今度そしたら、どこをどういうふうに書き換えたら、どの病気に効くかとか、変異したときに、どの部分がどういうふうにこのウイルスは変わってるから、このワクチンのここの部分を変えればいいよっていうのをAIが示してくれるようになる。それを狙ってる

 

変異したのにも対応してくれるんですか。

 

だからそういうところを見つけるっていうのが違う見つけるのって一番得意なんで

 

だから今製薬会社がこぞってAIの企業を買収してるんすよ。だから、このバイオンテックは元々がんのワクチン作ってた会社じゃないすか。だからこれねがんの治療が一気に進むのよ、AIの会社を買収したら、

 

また続木エンジンが楽しそうになってきましたけど、めちゃくちゃ笑顔じゃないっすか、

 

すごくないっすか?

 

いやいやそれはすごいですよ、素人でも今の説明としてはそんなことが起ころうとしてるんだっていう、

 

これ説明いいですよねわかりやすいね

 

そういう説明ですごいわかりました。そんなことが起ころうとしている

 

これが今、続木さん今回の気になるというか、現実化してきてるというそうなんですね

 

でも当然医療界にとってはねかなり大きなニュースですよね。

 

大きいね。

 

そうですか。いやもう本当にミニコーナー、ミニコーナーっていうにはだいぶ時間使ってますけどそれぐらい続木の熱量がもうね、溢れんばかりの熱量で今日もお話いただきましたけど、続木先生その猫今ワクチンの話も出ましたけど、今回ちょっとリスナーの方から質問が来ているのでちょっとそちらご紹介したいと思います30代の経営者の方からですありがとうございます。

 

ありがとうございます。

 

日本マイクロソフトの元社長成毛誠さんの書かれた記事で、アニサキス症についてという投稿がありました。その中で、コロナワクチンよりも刺身の方が危ないと書かれており、続木先生の専門家としての観点を教えていただけないでしょうかという質問をいただいたんですけどこの記事の内容を抜粋してお伝えしますと、アニサキス食中毒は年々増加。

 

厚労省の食中毒統計調査によれば2015年で100件だったが、2018年には500件近くに行っているアニサキス食中毒という定義が曲者で、中退が確認できないものは、たとえアニサキス感染が疑われてもアニサキス食中毒にはならず、アニサキス症と呼ばれるそのアニサキス症は年間7000人発生しているとみられ、既にアニサキスアレルギーを持ってる人は数十万人単位でいるかもしれない。生魚も干物も、かまぼこもかつおだしの味噌汁も、一生食べられない、知らないということは恐ろしいコロナワクチンよりも刺身の方が危ないのだという。文脈で書かれていたものなんですけど、この成毛さんの見解いかがですか。

 

難しい。成毛さんってフェイスブックで自分の身の回りの方は、アニサキスアレルギーが増えててしかもアナフィラキシーショックになって命の危険があるぐらいまでなってる経営者の友達が増えてる。高齢者で増えてんじゃねかみたいな話があって発信されたんですよね。

 

はい、そうです。

 

何かちょっとフェイスブック上で先生の見解を教えてみたいなんで、話したことがあるんすけど、

 

そうなんですか。

 

はい。アニサキスって何なのかの話からいきます。

 

はい。改めてお願いします番組でもね一度は使いましたけど

 

アニサキスって寄生虫なんすよ。はい。そもそも鯨とかイルカに寄生してるものなんですよね。鯨とかイルカってしおるかっていうかな、なんだっけシャチを除けは、あの海の頂点にいるわけじゃないすか。

 

この鯨とかイルカの寄生虫っていうのと糞が一緒にアニサキスの卵っていうのが海中に出るわけですよ。

 

はい。

 

アニサキスの卵がね

 

はい、

 

鯨とかイルカのフンと一緒にね、うん。それをオキアミが食べる、オキアミをサバとかその他の魚が食べて、さらにそれをイルカとか鯨が食べるっていうふうに循環してるんすよ。

 

はい。回ってるわけですね。はい

 

それの中間宿主でサバとか、イカとかを人間が食べると、アニサキスに感染するよって言って、

 

はい。なんですよ。はい。

 

アニサキスっていうのは前も言ったかもしれないけど、二つにわかれて、アニサキス症ってのとアニサキスアレルギーっていうのにわかれるんですよ。アニサキス症っていうのはその生きたアニサキス自体が、胃とかに噛みついて七転八倒するやつ。

 

はい。

 

めちゃくちゃ痛いって七転八倒ってのはこのアニサキスのためにある言葉って言ってましたね。

 

はい、間違いない。

 

間違いない絶対

 

そうなんですね。

 

でもそれは物理的に噛み付いてるんです。そうそう昔は見ただけどアニサキスっぽいなってのがわかったぐらいの痛がり方みてアニサキスっぽいなみたいな状況聞くとほぼ確定するみたいな。

 

うん。

 

ところがアレルギーっていうのはアニサキス自体にアレルギーを起こしてくるので、生きてるとか関係ないですよ。

 

焼いても冷凍しても死なないというかなくならないと

 

なくなるみたいなのはない。大体これもう典型的なのは飲み会終わって家に帰ってシャワーを浴びるぐらいの12時ぐらいに、アナフィラキシーになってくんですよ。時間差があるんで。これが今高齢者で増えてるって話なんだよね。

 

高齢者の食物アレルギーって実は増えてて。昔ではいなかったようなアレルギーってのもかなり増えてるんすよね。はい。だから昔高齢者って果物とか野菜のアレルギーの人ってほとんどいなかったんすよ。

 

そうなんですか。

 

はい。ところが今ね普通に増えてるし。何が問題かっていうと、高齢者だと、アレルギーの症状ひどいやつ、アナフィラキシー起こしたときに、不整脈を起こしてそのまま死んじゃうことってのは少なくないんすよ。

 

はい。

 

死の危険性があるんですよね

 

そこまでいってしまう。

 

はい。だってねサツマイモ食べて、キッチンで痙攣してたらこれは死ぬかもと思うじゃないすか。

 

そうですね痙攣してたらはい、

 

それが80代の自分の母親だったら、これはまずいなとあかんなと思うわけじゃないすか。そういう感じなんですよ。そういうのが増えてるっていうでしょ。でも何で増えてるかってのはやっぱり、この間ナショナルジオグラフィックの特集でも食物アレルギーが増えてるけど原因がわからないよみたいな特集があったんですけど。わかんないっすよね。

 

スペインは増えてるかもわからない。

 

うん。うん。すごい治療法も今ほとんどないんですけど。アニサキスはその僕らアレルギーの医者であれば、結局治療法はなくて、半年ぐらい、魚介類食べんのやめて、やめると、アニサキスが体に入らないことになるじゃないですか。

 

そうですね

 

入ってこないから、

 

はい、

 

ただ、どの魚にアニサキスがいるかとかってのわかんないから、全部の魚とかイカとかやめるわけですよ。半年ぐらい食べるのやめて。

 

はい。

 

アニサキスの採血の値っていうのが下がってれば、

 

採血、はい、採血ね

 

採血

 

採血をして、アニサキスの値が下がってれば、ちょっとずつ魚食べて食べる量を増やしていけば、結構食べれるようになる。

 

問題なく食べれるようにはなるそうなんです。

 

ただこれ自分でやるのはかなり危ないんで、ちゃんとした医者とかもしないといけないすけどね

 

そうですよね。ちゃんとした知識を持ったお医者さんの指導のもとでやっていくとなってくるってことですね。

 

コロナワクチンより刺身の方が危ないってね、

 

記事から、今回質問していただきましたけど、改めて続木てあれですね。アニサキスに関しても、続木先生がまさにおっしゃったように、自分の状況、食べたときの反応とかそういうものをしっかりと見て観察しておいて、そして対応していくっていうことが大事になってくるわけですね。

 

そうです。昔はちょっと今思い出したんすけど、昔って、採血の辺りとか今もそうですけどアニサキスってそんな精度高くなかったんで、

 

そうなんですか。

 

高くないっすよ詳しい検査できなかったから。まあねちょっと改良されてはきてますけど、昔って、イカとかサンマをまるまんまで売ってるから買ってきて、アニサキスを自分で見つけるんすよ。

 

アニサキスを自分で見つける

 

もう、それを生きている状態のものってことですか

 

。死んでたりはしますよね、水揚げされて

 

それでもわかる。

 

そのアニサキス使って皮膚テストやってたりした。

 

そうなんですか。

 

だからそういう思い出がありますね。アニサキスは、自腹を切り魚をさばいてやっておりました。

 

そうですか、

 

以上です。そんなアニサキスとの思い出を語っていただいてまとめていただきましてありがとうございました。ということで、知れば勇気がわくアレルギー攻略講座、札幌市アルバアレルギークリニック院長続木康伸先生に伺いました。続けてありがとうございました。

 

ありがとうございました。

記事監修医師
続木 康信
                     

続木 康伸

岩手医大卒、蓮桜会理事長。医師・歯科医師のダブルライセンス。新生児から妊婦まで、人生を自由にするアルバアレルギークリニック院長 。日本テレビ「カズレーザーと学ぶ」、東京MX「医史」出演。学研「保湿を変えればアトピーは治せる」著者。

【所属】
・日本花粉学会(評議員)・ヨーロッパアレルギー・臨床免疫学会・アメリカアレルギー・喘息・免疫学会・日本小児アレルギー学会
・抗原研究会・日本美容皮膚科学会・日本痤瘡研究会・日本脱毛学会・再生医療クロスボーダー協会・日本臨床カンナビノイド学会

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