豚肉アレルギー

札幌市南区のアレルギー科・小児科(アレルギー)のアルバアレルギークリニックです。
豚肉アレルギーは、豚肉を食べた際に、アレルギーが起きてきます。
日本人の場合には、豚肉のみで含有製品でアレルギー症状を起こすことはあまりありません。
豚肉アレルギーの正確な発生率は、地域や人口集団によって異なるので不明です。しかしながら、北海道では鶏肉、豚肉、牛肉、そのほかの肉アレルギーの印象です。
肉アレルギーは比較的珍しく、つい最近までは「小児では本当に珍しい」と話していましたが、小児で増えている印象があります。
多くの場合、ブタか牛肉で、鶏肉は高校生から起こしてきます。
小児の場合、牛肉がダメだとラム肉もダメになっている子が多い印象です。
豚肉アレルギーの症状
豚肉アレルギーの症状には、皮膚のかゆみや発疹、目や鼻のかゆみ、くしゃみ、喉の腫れ、呼吸困難、吐き気、嘔吐、下痢などがあります。圧倒的に多いのは、蕁麻疹など皮膚症状の印象があります。
個人的な経験的には、多くの場合、蕁麻疹として出ることが多い気がします。
もちろん重度の場合には、アナフィラキシーショックを引き起こすことがあります。
豚肉アレルギーの診断には、皮膚テストや血液検査、食物負荷試験などがあります。
治療法としては、アトピー性皮膚炎がある場合、除去していると1年程度で食べられるようになることは、小児の場合には比較的多いです。
大人は治ったのをみたことはありませんので、現在のところ、豚肉アレルギーを根本的に治療する方法はないとゆう研究結果は正しいと思います。
検査
採血と皮膚テストを行いますが、一番はどんな状況で、どんな症状がおきたのかが最も大切になります。
検査で反応しない人もいるので、最終的には食べて症状がでるかどうかできまります。
pork-cat syndrome
ネコアレルギーのある人が、そのうち豚肉にアレルギーも起こしてくるアレルギーです。
ネコアレルギーのある人の1~3%程度に起こすと言われていますが、印象的には日本人はかなり珍しいです。
豚肉アレルギーの人は、猫アレルギーになるわけではありません。
症状には、通常の猫アレルギーの症状である、目や鼻のかゆみ、くしゃみ、蕁麻疹、喉の腫れなどがありますが、同時に豚肉を食べた場合の症状も起こります。症状は、猫と豚肉を同時に摂取した場合にのみ現れ、それ以外の場合は猫アレルギーの症状だけが出ることがあります。
ちなみに、イヌアレルギーのある人は、馬の肉にアレルギーを起こしてきます。
うちの奥さんはネコ、ウマでアナフィラキシー歴がありますが、豚肉も馬肉も症状はでません。
診療のながれ
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1 受付
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初診時は受付にお声かけいただき、保険証の提出をお願いいたします。2回目以降の受付は、アプリにて壁にありますQRコードを読み取っていただければ、自動受付になります。受付詳細はこちら
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2 問診
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これまでの経緯をよく聞くので、症状が出てなくても大丈夫。
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3 診察
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話合いで、一人ひとりに合った検査と今後の治療方針が決まります。
このため、症状がないときに受診しても大丈夫です。
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4 採血
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採血結果からみるべきポイントは、年齢や食べ物、症状、合併するアレルギーによって、全く違ってきます。
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5 治療方針決め
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どの薬を、どの部位に、どのくらいの期間で使うのか、あなたの症状にあったさまざまな薬と使い方がポイントです。
アレルギーを総合的に判断することで、症状を無くし、最終的には薬自体を使わなくてもよい状態を目指すために、きめ細かい対応をしています。
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