第3回 保湿剤の種類と選ぶときの注意点!〜植物、植物成分が入ってるものはNG!?〜
札幌市南区のアレルギー科・小児科(アレルギー)のアルバアレルギークリニックです。
当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。
アトピー・かゆみの治療の患者様に多数ご来院いただいています。
本日の要点
アレルギーについての知識を深めるため、この番組を聴く。
自分の使っている保湿剤の成分を確認し、植物や食品由来のものが含まれていないかチェックする。
保湿剤は自分の肌の状態に合わせて、ローション、クリーム、軟膏を使い分ける。
内容
猪飼
知れば勇気が湧くアレルギー攻略講座この番組は、知られざるアレルギーの常識や花粉症、アトピー、ハウスダストといった日常にあふれるアレルギーの悩みにお応えしていく番組です。リスナーの皆さんのアレルギーリテラシーを高めるために、様々な知識と知恵をお伝えします。
猪飼
知れば勇気がわくアレルギー攻略講座ナビゲーターの猪飼雄一です。そして、札幌市アルバアレルギークリニック院長続木康伸先生よろしくお願いします。
続木
よろしくお願いします。
猪飼
さあ、続木先生前回の放送の中で、保湿がとにかく大事であるという話をしていただきましたけれども、この塗る保湿剤というのもいろいろな種類があるんですね、
続木
あります。
猪飼
これ保湿を変えればアトピーを治せるという本の中でも紹介していただいてますけれども、改めてどんなものがあるのか、ご説明いただけますでしょうか?
続木
基本的に体に塗るものって、成分って大きく分けて三つしかないんすよ。俺が水分と油分と水分と油分を混ぜるための界面活性剤っていうのをこの三つでできてるんすよ。
猪飼
はい
続木
これが水分成分が強くなれば、俗にいう美容液とかになってくる化粧水とか、
猪飼
はい、はい
続木
油分が強くなれば、それ軟膏とクリームってふうになってくるんですよ。基本的には大きく、今度こんな感じの分け方なんですよね油分が強いからすぐに水分が強いかなと。化粧品という観点で言うんであれば、各化粧品会社さんがそこに自分たちのオリジナル例のレシピとして、いろんなものを混ぜて配合していくって感じなんすよね。
猪飼
それを症状に合わせて使い分けていくっていうことなんですか。
続木
そうですねただ大きくは、ローションとクリームと軟膏の三つがあればいいんじゃないかなっていう気はしてます。
猪飼
女性はやっぱり美の意識が高いので、何種類も使い分けなられてるじゃないすか。
続木
お風呂上りに4種類ぐらい使ったりするじゃないすか。
猪飼
そうなんですね、ちょっと私はその辺はわかりませんけれども、はい
続木
らしいんですよはい。ベリーとかを見て研究した結果だと
続木
雑誌を見て研究した結果だと、僕らの治療という観点で言うと、治療ですよ。あくまでも美容じゃなくて。治療という観点で言うと、何種類も使う保湿をね、何種類も使っても、結局、味の濃いオレンジジュースを味の薄いオレンジジュースを飲んでるようなもんなんですよあまり意味がないですよね。
続木
治療もちろん治療ですよ。治療という面で、この三つぐらいあればいいんじゃないかなと思ってます。
猪飼
それを症状別に今、ローションクリーム軟膏と言いましたけど、どういう症状のときはこれを選びましょうとかっていう基準みたいなものがあるんですか?
続木
うん。大体なんですけど、はい。重い方から症状が重い、重かった人、もちろんライブで重い人っていうのもいますけど、
猪飼
はい
続木
重ければ重いほど油分が強いものを使います。
猪飼
今三つの中で言うと、何かこういうことになるわけなんですね。
続木
はい。症状が重い方なは軟膏、症状が軽くなってくるにしつつ水分成分が強いローションなっていくって感じ。それ治療の段階でだんだん経過として、症状が軽くなっていくと、最初は軟膏使ってたけど、だんだん次クリームでも大丈夫かなと、クリームでもいいかなとかローションにしたりとかっていうふうになっていくっていうことなんですか。
続木
そうです。これ軟膏は、今油分が多くて症状が重い人は特にこの軟膏を使うのがいいっていう話。
猪飼
症状が重い方はやっぱり油分が多いものを使うというのは、これは改めてなぜなんでしょうか?
続木
肌のバリアが壊れてると、油分の成分を全部飛んでるんすよ。
猪飼
はい。
続木
肌のバリア機能が壊れてて、肌の水分を保持する力もななくなってしまい、油分もなくなってしまってる状態なんで、油分強いのがちっと入れないとベースが整わないんですよ。だから、症状が重い方は軟膏を使って、それでだんだんとクリームにしたりローションにしたりっていうことに、経過として良くなっていけばなっていくということなんです。
猪飼
今ね種類も教えていただきましたけどこれ選ぶときに何を選んだらいいかって結構、難しいのかなって思うんすよ。何か注意点みたいなのってありますか、
続木
あります。注意点はただ一つ、結局研究結果でも出てるんですけど、自分に合った保湿剤ってどれなんですかってことなんですけど、自分に合った保湿剤ってのは自分に合ってると自分が思う保湿剤なんすよ。
猪飼
それは自分の感覚でいいんですか、
続木
自分の感覚でいいって研究結果で言われてます。ただ今度は、はい、量としてはこれってすすめますけどね。
猪飼
はい。はい。
続木
それが一点目と肌が要するに、あの女性化粧品使うときってのはいろいろ試さなきゃわかんないんすよ自分にあったり、一発診断ってできないんです。ただ、治療として使うにはそんなに種類がないので、そこからベストなものを選んでいくって感じになるんですけど、2点目に関しては、これも明確で、食べ物それから植物、これの成分が入ってないやつ。
猪飼
食べ物や植物の成分が入ってると駄目なんですか。
続木
駄目です。すごい高い確率でそのアレルギーを発症してくるので、もちろんアトピー性皮膚炎の人ですよ。
猪飼
はい。
続木
なので、アトピー性皮膚炎の人は食べ物、植物が入っていないものです。
猪飼
何となくそういう植物由来とか、食べ物由来とかわかんないすけどな。何となく良さそうなイメージをね,持ちがちなんですけどそうじゃないんですね。
続木
そうじゃないす、イメージ成分駄目です。
猪飼
イメージ駄目ですか。
続木
イメージ程度駄目です。はい。
猪飼
それは今おっしゃったように入っている植物であったり、食べ物のアレルギーが出るってことなんですね。
続木
そうです。
猪飼
となると、症状が悪化するってことなんすか?
続木
また違う症状みたいになってくると、新しく発症してくるってことです。
猪飼
新しい別の症状として、
続木
はい。
猪飼
それはやっぱ肌に直接ね塗るものじゃないですか。うんなんか取り込みやすいみたいこともあるんすかね。
続木
肌からが一番取り込みやすいんで、
猪飼
やっぱりそうなんですね。
続木
肌の肌にいる細胞が、外からの物質を一番アレルギーとして認識しやすいってことですかね。アレルギーっていうのは体の中に入ってきてそれが体が敵だと認識して、
猪飼
はい。
続木
初めてアレルギーになるアレルギーの症状が起きてくるっていう状況なんですけど、
猪飼
はい。
続木
肌の場合はそれが一番なりやすい。
猪飼
そうなんですか。でもそういうものも当然ありますよね保湿剤の中に、
続木
そっちの方が多いです
猪飼
そっちの方が多いんですか?
続木
はい。
猪飼
それは気をつけないといけないですね。
続木
そうなんです。
猪飼
なんでって言ったらあれですけど、植物由来の成分が入ってたり、食べ物由来の成分が入ってたりするものがそれだけ多い状況なんですか。
続木
流行だから、
猪飼
流行だから、
続木
よさそうな雰囲気があるから、気分が上がるから上がるって気分が上がるってのもすごく大事なんですけどね気分が上がるものじゃないと女性って使い続けることってのができないっていうのも研究結果で出てるんで、
猪飼
そうなんですか。
続木
はい。だから自分に合ったものが一番いい保湿だった間っていうのはそこから来てて、
猪飼
はい。
続木
女性においては自分に合ってると思わなければその個室だって使い続けないんで治療にならないんですよ。なので、ちょっと使わないものをね持っててもしょうがないので、これだったらベストじゃないけどベターの使い続けられる方がいいよねみたいな、そんなイメージです。
猪飼
そうなんですね。ちなみに都築先生のクリニックでは保湿剤当然今言ったのと違うものをすすめてらっしゃるってことですよね出してるってこと。
続木
もちろん食べ物、植物入ってないもの、
猪飼
オリジナルのものがあるんですか。
続木
保湿剤は1個だけある、うちのオリジナルのが
猪飼
そうなんすねそれはもう自分でこれがベストだっていうもの
続木
を、うん、9ヶ月ぐらいかかりました。
猪飼
そんなにかけて
猪飼
種類で言うとさっきのローションクリーム軟膏でいうとどれとかっていう
続木
クリームです。
猪飼
クリームなんですね
続木
それはね成分を配合していく上で、クリームになったって感じなんすよね。
猪飼
そうなんすかさっき、油分と水分のバランスみたいなお話がありました
続木
そうそう、バランスとってたら、結局、クリームになったって感じですね。
猪飼
そうなんですね。何となくね本当に私なんか知識がない素人なんで、植物由来のものとかいいのかなって私が多くの人がもしかしたら思っているかもしれないすけど、そうじゃないという。特にこれアトピー性皮膚炎の方は、自分の感覚に合うもん。
続木
そうですね。アトピー性皮膚炎持ってなければ、何でもいい何でもいいって言い方はあれですけど、自分に合ってると思ってるものが一番いい。
猪飼
いやこれは大変、リスナーの皆さんにも勉強になるという非常に重要な知識なのではないでしょうか?自分にまずは自分の感覚で合うものそしてアトピー性皮膚炎のことは植物由来食べ物由来の成分が入っていないものを選ぶということを今日は教えていただきました知れば勇気がわくアレルギー攻略講座札幌市アルバアレルギークリニック院長続木康伸先生とお伝えしました鈴木先生、ありがとうございました。
続木
ありがとうございました。